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2021年12月01日

幣立神宮【前編】熊本県上益城郡山都町



由緒
社伝によれば、
神武天皇の孫である健磐龍命が、阿蘇に下向した際この地で休憩し、
眺めがとても良い場所であると、幣帛を立て天神地祇を祀ったという。

その後、延喜年間(901年 - 923年)、
阿蘇大宮司友成が神殿を造営し伊勢両宮を祀り幣立社と号した。
天養元年(1144年)には、
阿蘇大宮司友孝が阿蘇十二神を合祀し大野郷の総鎮守とした。

【熊本縣神社誌】には、
神代に民族の宗廟として創建せられた云われる。
延喜元年阿蘇友成は本社を造替して健磐龍命を配祀奉り、
天養元年には阿蘇友隆が本社を造営して阿蘇両宮を配祀した。

その後文安二年、天文十四年、天正十年阿蘇氏の造営があり、
今日の社殿は享保十四年細川宣紀の改修したものである。
御祭神:天照大神外二神

【神社内で配布されていた資料 「幣立神宮の由緒」】によれば
高天原神話の発祥の神宮である。
悠久の太古、地球上で人類が生物の王者に着いたとき、
この人類が仲良くならないと宇宙にヒビが入る。

これを天の神様が心配になって、幣立神宮へ火の玉に移ってご降臨になり、
その所に芽生えた万世一系のヒノキ(日の木霊の木)に神霊がお留まりになった。

これがカムロギ・カムロミの命という神様で、
この二柱を祀ったのが日の宮 幣立神宮である。

旧社格は郷社

御祭神
神漏岐命(かむろぎのみこと)
神漏美命(かむろみのみこと)
大宇宙大和神(おおとのちおおかみ)
天御中主神
天照大神
阿蘇十二神

【熊本縣神社誌】には、
御祭神:天照大神 外二神

【五色神祭】
太古の神々(人類の大先祖)は、大自然の生命と調和する聖地としてここに集い、
天地・万物の和合をなす生命の源として、祈りの基を定められた。
この歴史を物語る伝統が「五色神祭」である。

この祭りは、
地球全人類の各々祖神(大先祖)(赤、白、黄、黒、青(緑)人)がここに集い、
御霊の和合をはかる儀式を行ったという伝承に基づく、魂の目覚めの聖なる儀式である。

これは、五大人種が互いに認め合い助け合う和合の世界、
世界平和のユートピア建設の宇宙的宿願の啓司である。

幣立神宮の古代的真実、宇宙的理想の実現こそ、今日の全地球的願望である。
この願いを実現する古代的真実の復元が、こらからの人類文明への厳粛なるメッセージである。
五色神祭は、八月二十三日・五年毎に大祭、その間四年は、小祭が行われる。

鎮座地
熊本県上益城郡山都町大野712


posted by kohchan at 13:39 | TrackBack(0) | 熊本県の神社

2021年11月30日

【大善寺玉垂宮】福岡県久留米市の神社




大善寺玉垂宮の創建については謎が多く明らかではないが、
景行天皇の皇子国乳別(くにちわけ)皇子を始祖とする
水沼君が当地を治められたとき、その祖神を祀ったのが
玉垂宮の前身と考えられています。

御祭神は、
玉垂命(藤大臣(とうのおとど)・高良大明神とも称す)、
八幡大神、住吉大神が祀られています。

藤大臣は神功皇后の三韓出兵に大功があり、
玉垂宮と神功皇后との関係が深い。

『吉山旧記』によれば、
藤大臣は仁徳天皇五五年に賊徒退治の勅命を受け、
この地に下り筑紫を平定し、仁徳天皇五七年、
高村(大善寺の古名)に御宮を造営し筑紫の政事を行ったが、
仁徳天皇七八年にこの地に没し祀られ、
高良玉垂命と諡(おくりな)されたと伝えられます。

天武天皇の白鳳元年(六七三年)に三池長者師直が、
玉垂宮の古跡に法相宗の僧安泰をして祭神を祀らせ、
そばに一宇の精舎を開基して御廟院高法寺と号しました。

後に、高法寺は延暦年間天台宗となり、
弘仁五年(八一四年)に嵯峨天皇の勅命により、
殿堂、楼門、回廊などを新たに建立し、
善美を尽くしたので大善寺と改められました。

明治二年(一八六九年)廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により、
神宮寺だった大善寺は廃され、玉垂宮のみ残って現在に至ります。
旧社格:縣社

御祭神
玉垂命、八幡大神、住吉大神

『福岡県神社誌』では
竹内宿禰、八幡大神、住吉大神

筑後国神名帳には「玉垂媛神」との記載があるそうです。
「玉垂命は、玉垂姫命と共に大善寺玉垂宮に住んでいたが、
玉垂姫を大善寺玉垂宮に残して高良大社に移り、
「高良玉垂命」と名乗った」という伝承があるそうです。
地元でも『女の神様を祀っている』といわれているそうです。

御利益:交通安全、厄除けなど

鎮座地
福岡県久留米市大善寺町宮本1463−1


posted by kohchan at 13:34 | TrackBack(0) | 福岡県の神社

2021年11月15日

【仁比山神社】 佐賀県神埼市



仁比山神社(にいやまじんじゃ)は、
天平元年(729)僧の行基が、聖武天皇の勅願を賜り、
神殿を建立して京都松尾明神を勧請し、
国家安泰、五穀豊穣を御祈願されたのが創始です。

承和11年(844)慈覚大師が唐より帰朝の際、
国家安泰の祈願の為に御神水を得る時、
土中より「日吉宮」の石額を発見したことを朝廷に奏上します。

比叡山の神威を感じた時の仁明天皇は勅命を以て、
比叡山の日吉山王宮(日吉大社)の分霊を合祀し、
朝廷の祈願所と定めました。

その時、仁明天皇の「仁」と比叡山「比山」を併あわせて
「仁比山」と名付けられました。

御祭神
大山咋命・鴨玉依姫神・日本武尊・合祀社祭神二十余神

御利益
子宝・安産守護・豊作豊漁・殖産興業・商売繁盛
開運・方位除け・悪病・災難除けなど

鎮座地
佐賀県神埼市神埼町的1692



posted by kohchan at 16:49 | TrackBack(0) | 佐賀県の神社
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