松橋神社(まつばせじんじゃ)は、
熊本県宇城市松橋町にある神社です。
松橋熊野宮(まつばせくまのぐう)、
松橋権現社(まつばせごんげんしゃ)とも称する。
旧社格は村社。
由緒
二つの由緒があります。
一つは、1049年(永承4年)、
関白藤原道隆が勅を以て勧請し建立した、というもの。
もう一つは、
社家である下田家の家伝で、
下田家の先祖である下田伊予守惟勝が
「当地に熊野権現を勧請するように」
と夢見による託宣を賜った。
そこで住民にその旨を相談したが、
聞き入れられなかった。
すると、この地は常闇になってしまった。
驚いた住民は、熊野権現を勧請創祀した、
というもの。こちらは年代不詳。
室町時代には、
宇土城主の菊池氏や名和氏などの寄進、保護を受けた。
1599年(慶長4年)、キリシタン大名小西行長により、
社殿の焼き討を受けたので、神体を山中に避難させ、隠し祀った。
その後、加藤清正の時代に当地に復興した。
御祭神
伊邪那美命、事解男命、速玉男命
ご利益
地域・家内安全、厄災除け、夫婦和合など
鎮座地
熊本県宇城市松橋町松橋1218
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