当ブログで時々登場する暗渠
いつもグタグタと思うところを綴っていますが、見て頂くのが一番かと思い、画像を貼らせて頂きます。場所は旧浦和市のとある川。工事が開始されたのを偶然発見し、それ以降できる範囲で定点観測を試みました。
■とある暗渠工事■
<最初の発見>
これより前の画像はありません。この時点では、コンクリと護岸の狭い隙間で、まだ魚が暴れていました。
<気になって再訪>
護岸との隙間は埋められていました。暗渠化工事の方法もいろいろありますが、ここは「ボックスカルバート」による暗渠化です。既成のパーツを繋げていくので、かなりの速度で工事が進んでいきました。
<定点観測>
マンホールはああいう構造なんですね
<定点観測>
高さが調整されました。
<定点観測>
あっという間。それだけに唖然としてしまいました。
<定点観測>
変化なし。雑草が時間の経過を知らせてくれてます。
<定点観測>
この後も時々訪問していますが、どうやらこの地点、しばらくこの状態のようです。
定点観測はここまで。もうちょっとだけ先を見てみましょう。
<下流方面>
観測を続けてきたポイントから下流方面を撮影。柵の向こう側も暗渠化は似たような工程でしたが、舗装は先に終了しているようです。
<完成>
左がもともとの道。まん中の歩道が川。右は川の向こう側の道でした。
歩道が確保されたことで、もともとの道は実質車道のように映ります。やや狭い道でしたので、歩行者には嬉しい暗渠です。
ところで、この暗渠はどこへ繋がるのでしょう。
■水の行き先■
上の画像の位置から、更に下流へ歩くと、地下からゴーゴーという水の音が聞こえてきました。水の姿が見えないだけに、ちょっと奇妙な感じがします。
<暗渠同士の合流地点>
筆を入れさせてもらいました。水は直進してきましたが、ここで右側からの流れと合流して、一気に左へ進路を変えます。かなり急な曲がり方。そして合流地点。水の音の理由が分かった気がしました。
<NEW>
水の行き先ですが、これまた綺麗な小路に整備されています。勿論、下には水が流れています。
<工事中の画像>
ちょっと画像が悪いですが、工事している最中の様子です。このカーブもボックスカルバートによる暗渠化でした。
<行き止まり>
小路は散歩コースのように映りますが、実は通り抜けできません。奥は行き止まり。
<水門のバルブ>
この先は川。この下が暗渠の出口ということになります。
<鴻沼川>こうぬまがわ
水は暗渠を通ってこの川へ出ます。
ということで、今回はこれ以上言わずここまで。当ブログで「道」を指して「川」と呼んでいる意味が伝われば充分です。
万が一ですが、理解を越えて何か感じるものが芽生えてくれれば嬉しいです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
2018年05月10日
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。暗渠も造られた時代や場所によって構造はまちまちです。レンガ造りのものから、ドブに簡単な蓋をしただけのものまで。今回ご紹介したケースは、既成の箱状のパーツを繋げていく方法。暗渠の長い歴史のなかでは、比較的新しい方法だと思います。
Posted by Isuke2020 at 2018年06月26日 21:34
こうやって見ると分かりやすいです。よく暗渠といいますが、地面の下はこんな構造になってるんですね!
Posted by Tomoyuki at 2018年06月26日 07:54
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