金沢市の観光地として有名な長町武家屋敷跡を訪ねる途中で、風情のある水路に足が止まりました。
<大野庄用水>
いい感じだなぁ
城下町金沢には多くの水路がありますが、こちらの大野庄用水はそのなかでも最古のものだそうです。
始まりは金沢城築城と深く関係しています。城の建築材の運搬のために造られたそうで、戦国時代末期には開通していたようです。ということは、400年以上の歴史があるわけですね。伝承では、前田利家の家臣・富永佐太郎が開削したとされています。
<適度に蛇行する水路>
大野庄用水の総延長は10km強。水の流れは、天然の河川を経由し、現在の金石港(旧宮腰)まで続きます。港で陸揚げされた木材などが、この用水を経由して運ばれ、金沢城の一部となったわけですね。
その後の大野庄用水は、農業用水など、多目的な用水として役割を担いました。金沢という大きな町の防火にも役立ちますし、雪国ならではの貢献もあったことでしょう。
用水の機能に着目してご紹介させて頂きましたが、付近の武家屋敷跡とともに、美しい景観となって訪れる人の目を楽しませてくれています。
<長町武家屋敷跡>
土塀の街並み
<武家屋敷跡付近の大野庄用水>
深い歴史の用水路
ということで
用水の町といっても過言ではない金沢で、城の建築材運搬から始まった最も古い大野庄用水のご紹介でした。
■撮影:大野庄用水
(長町武家屋敷跡付近)
[石川県金沢市長町]
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■参考及び出典
・Wikipedia:2023/10/8
・金沢市HP
「歴史都市金沢のまちづくり」
>用水・惣構> 大野庄用水
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/soshikikarasagasu/rekishitoshisuishinka/gyomuannai/1/1/18455.html
2023年10月08日
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