<高遠城址公園>たかとお
長野県の高遠城跡です。旧上伊那郡高遠町、現在は伊那市です。
高遠の桜の見頃は普通なら4月。関東の感覚よりやや遅めです。そのことを意識して事前に訪問日を決めました。
ところが…
<本丸跡>
今年(2024年)の春は寒気の影響を受け、関東でも桜の開花が足踏み状態でした。よって高遠の「天下第一の桜」も、私が訪問した4月上旬は開花したばかり。人は大勢いましたが……
満開からはほど遠い状態でした
ちなみに
<パネル>
こちらは公園内に設置されている巨大パネル。記念撮影用です。満開の日に晴れていれば、こんな感じなのでしょう。
まぁもともと城好きですので、高遠城の実物を見れただけで充分です。
<案内板>
高遠城は地形の険しさを利用した城です。縄張りそのものは比較的シンプルで、ここまで登ってきてしまえば、城内は楽に散策することができます。
<遺構>
穏やかな公園ですが、曲輪と曲輪を分断する堀切はいかにも城らしく、築城・改修に膨大な人力がつぎ込まれたことが想像できます。
この城は諏訪氏一門である高遠氏の拠点から始まり、戦国時代には甲斐武田の支配下となりました。その武田が織田軍と激突した場所でもあり、江戸時代になってからも存続しました。廃城は明治になってからです。つまり、長い長い歴史が刻まれた城跡なのです。
そんな城跡の桜です。高遠城の桜は、城跡の荒廃を憂いた旧藩士たちが、城下の馬場から桜を移植したことに始まります。
高遠の桜はタカトオコヒガンザクラという固有種だそうです
ほころび始めた蕾をまざまざと見つめる機会なんて滅多にない。この赤くなった蕾が先から割れて桜の花となるわけですね。開花のきっかけは春の暖かさですが、冬の寒さに晒されなければ桜は咲きません。当たり前のことが、何だかとても新鮮でした。
日本百名城の桜です
ということで
開花したばかりの高遠桜のご紹介となりました。拙ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。
つわものどもが夢の跡
■訪問:高遠城址公園
[長野県伊那市高遠町東高遠]
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■参考
・Wikipedia:2024/4/7
・伊那市HP
(高遠城址公園)
https://www.inacity.jp/shisetsu/koenshisetsu/takatojoshikoen.html
タグ:長野