こちらは北関東の名族・小山氏の居城として知られる祇園城跡です。現在は城山公園として整備されています。
<思川>おもいがわ
祇園城は思川を望む高台に築かれた山城です。
<観晃橋>
思川に架かる観晃橋
<公園内>
曲輪跡です。舗装された道が妙に綺麗ですね?
これらの画像は、工事が終了した直後に撮影したものです。公園全体のリニューアル工事はまだ続いていましたが、一部が公開されている状態でした。
<リニューアル前>
工事前の祇園城です。城のなごりが漂い、これはこれで魅力的でした。ただ、やや薄暗い雰囲気だったことは否めません。市民からはあまり評判が良くなかったようです。公園施設そのものの老朽化もあり、大規模な修繕工事が施されることになりました。
深い歴史の刻まれた城跡ですが、今はあくまで市民のための公園です。小さな子供も含めて、安心して利用できる方が良いですね。
<堀切跡>
本丸と二の丸の間の堀切跡です。むかしは草木が生い茂り、見通しが悪かったのですが、今では思川の河原がはっきりと見えます。
<結城道>
堀切の底は結城道と呼ばれた古道の一部。河原にはかつて舟付場があったとされています。この堀切は本丸の防衛施設であると同時に、人やモノの移動をスムーズする交通の役割も担っていたことになります。整然とし過ぎて、城好きとしてはちょっとだけ寂しいですが、リニューアル後の方が、この堀切が果たしていた役割が分かりやすいですね。
<曲輪の説明>
上段曲輪かぁ。貴重な城跡ですから、こういう説明は嬉しいですね。
ということで
リニューアル祗園城のご紹介でした。
<土塁跡>
公園の隅の土塁がなんだか愛おしい
■訪問:祇園城
( 城山公園 )
[栃木県小山市城山町]
■当ブログ過去記事■
名族小山氏波乱万丈の城跡
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工事中の夏(祇園城跡)
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