2021年8月
久しぶりに栃木県小山市の祇園城跡を訪ねました。
<祇園城>ぎおんじょう
あらら、何やら工事中のようです
<城山公園>
ここは4百年以上続いた名族・小山氏の居城跡。小山氏滅亡後、戦国末期には小田原北条氏配下となり、江戸初期には近代世城郭に改修されています。それらのなごりを留める場所ということですね。現在は城山公園として地元民に親しまれています。
<工事中>
かなり全面的に…大丈夫か?
何やら不安に思い、現地からTwitterでこの様子をツイートすると、城巡りの先駆者の方から公園として再整備していることを教えて頂きました。帰宅して調べると、なるほど、施設の老朽化や桜の古木化に伴って訪れる人が減少しいるうえに、近隣の住民からは倒木を心配する声が市に寄せられていることから、公園再生に向けて整備を開始したとのこと。公園の南側(本丸・二の丸エリア)について2022年度中の整備完了を目指しているようです(参考:小山市ホームページ)。
<城跡の斜面>
城跡のすぐそばまで住宅地が迫っています
<保護工事>
斜面の崩落を防ぐ保護工事が施されていました
ということで
当面は城の南側は工事の対象。別な言い方をすれば、真ん中から北はいつも通りということです。
<祇園橋>
城山公園のシンボル的な橋
<曲輪>くるわ
祇園橋の先の曲輪は工事対象ではないようです。この付近の見どころは橋を渡った先より、むしろ橋の下になります。
<堀切り>ほりきり
曲輪と曲輪を隔てる堀切り跡です。まぁおおきな意味で『堀』ですね。このまま奥へ進むと河原へ出ます。
<思川>おもいがわ
祇園城は思川に面した丘に築かれた城
<説明板>
川に沿って曲輪が配置された連郭式の縄張りです。小山氏から始まる古い古い城は、最終的には東西約300m、南北約700mに及ぶ城郭となりました。
<土の城>
城跡の北側
この付近は当面このままのようです。城好き、というより『廃城好き』としては嬉しいエリアということになりますかね。あくまでいま暮らしている地元の皆さんの安全や便宜が優先ではありますが、放っておかれたような空間が、少しでも多く残されることを願っております。
<つわものどもが夢の跡>
-------■ 祇園城 ■-------
別 名:小山城
築城年:1148年
築城者:小山政光
支 配:小山氏・北条氏・本田氏
廃 城 :1619年
現 況:城山公園
[栃木県小山市城山町]
■当ブログ過去記事■
祇園城 名族小山氏波乱万丈の城跡
『→記事へすすむ』
■参考及び抜粋
・Wikipedia:2021/8/29
・小山市ホームページ:
2021/8/29
『城山(祇園城)公園再整備事業』
お城巡りランキング
------ 追 記 ------
2022年8月
気になって再訪しましたが、まだ工事中でした。画像だけ貼っておきます。
<城山公園入口>
<堀切り>
<祇園橋>
2021年08月29日
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