2020年06月21日
1400年前の横穴墓群!吉見百穴/吉見町
今日は吉見町の名所「吉見百穴(よしみひゃくあな)」の紹介です^^
吉見百穴とは吉見町にある横穴墓群のことで、今から約1400年前の古墳時代末期に作られたものです^^
百穴といっても実際穴は219個もあるんですけどね^^
穴の数が多い遺跡としては日本一の規模を持つそうで、遺跡に興味を持つ考古学者もよく訪れています。
吉見百穴
多くの古墳は土を盛った小山に穴が1つだけあるタイプですが、吉見百穴は岩山の表面から小穴を多数掘って造られた非常に珍しい集合墳墓なんです。
穴の入口こそ直径1mと小さいものの内部は広がっており、棺桶を安置したとされる台座のような段差があります。
穴の中の空間は「玄室(げんしつ)」といい、死者を埋葬するために作られた墓室となっています。
なかの台座が墓によって複数存在していることから家族単位で葬られたものと考えられています。
地下軍需工場跡
現在は点検と調査のため立ち入ることはできませんが、岩山の地下には戦時中に飛行機の地下軍需工場を建設するために造られた大きなトンネルがあります。
夏は涼風が吹くので地元民の避暑地としても親しまれていたんです^^
ヒカリゴケ自生地
吉見百穴にはヒカリゴケも自生しています^^
一般的にヒカリゴケは中部以北の山地に見られるんですが、関東平野での生育は極めて貴重なのだとか。
ちなみにヒカリゴケは光っているわけではなく、厳密にはわずかな光を反射して光っているように見えているコケです。
国の天然記念物にも指定されているヒカリゴケが関東で見れることはとても珍しいですが、自生地は金網で保護されているので写真を撮る場合は望遠カメラがないと厳しいです( ゚Д゚)
まとめ
吉見百穴構内にある埋蔵文化財センターでは勾玉ストラップやハニワ作りが体験できます^^
天然石で古代人のアクセサリーを作るのも楽しそうですね^^
吉見町へ来た際はぜひ吉見百穴も見に来てください^^
アクセス
・東松山駅から車で約9分。
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