わしの名前は「草加 千兵衛(くさか せんべえ)」。
草加市でせんべい屋を営んでおる。
今日は倉埼に頼まれて草加市の紹介をすることになった。よろしくな。
草加市(そうかし)ってどんなまち?
草加市は言わずと知れた「せんべいのまち」だ。
「草加せんべい」と言えば誰もが聞いたことがあるだろう。
市内には現在でも約60軒の製造所や販売所があり、それぞれの店が美味しいせんべいを作るために日々試行錯誤している。
だがあまりにも店が多すぎて初めてせんべいを買いに来る客は迷ってしまうだろう。
そこでだ。わしがオススメするせんべい店をいくつか紹介しようと思う。
草加に来たときはこれらの店を参考にしてみてくれ。
まるそう一福
まずは「まるそう一福」の草加せんべい。
こちらのせんべいの特徴は「風味」だ。
噛んだ瞬間にお米の香ばしい味と甘みが広がり、値段もお手頃なんだ。
割れせんべいの詰め合わせも300〜400円ほどで売っているから形を気にしないのであればこちらがお得だぞ。
源兵衛せんべい
「源兵衛せんべい」の特徴はパリっとした歯ごたえのある「食感」がウリのせんべいだ。
食感を楽しみたいならここがオススメだな。
堀井商店
店の前に立つ巨大なせんべいが目印の「堀井商店」のせいべいの特徴は「香り」だ。
昔なつかしい醤油の焦げたような香りは年配の人から支持されるであろう。
店頭の巨大せんべいの効果で子供たちもよくやってくるがな。
まとめ
草加せんべいの起源には諸説あるが、草加宿一帯の農家は昔、蒸した米をつぶして丸め干し、塩をまぶして焼いたものを日ごろから間食として食べていたそうだ。
その後、利根川沿岸(現在の千葉県野田市)で生産された醤油で味をつけるようになり、それが広く伝わったことで草加せんべいは幅広い人たちに親しまれる人気の米菓子として成長したという。
風味や食感の好みは人によって違うが、自分好みの草加せんべいを見つけたいのであれば市内のせんべい屋さんを片っ端から制覇してみるといい。
そうすれば必ず自分好みのせんべいに出会えるだろう。
アクセス
・草加駅から徒歩約10分。