2021年11月08日
【姪浜住吉神社】福岡県福岡市
姪浜住吉神社(めいのはますみよしじんじゃ)
住吉神社の起源は、
奈良時代の天平十五年(743年)九月二十九日の夜半、
住吉明神のご出現があり、
翌年四月十三日にも異国 船来襲の調伏祈願の折にご出現され、
このため一宇の小社を建立し住吉三神をお祭りしたことによります。
室町時代の応永二十三年(西暦一四一六年)
正月十四日夜の 御神託により、
翌年八月二十九日に牛頭社地(現、住吉神社)で
新社建 立・ご遷座の儀式を終え、
ここに住吉三神は牛頭社(現、須賀神社)と相並んで、
当地の産土神として尊崇されるようになりました。
住吉三神は、『日本書紀』神代巻には、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が
筑紫の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の
檍原(あわぎはら)で、 御身の濁穢(けがれ)を禊祓われた時に
出生された神と記されています。
内書巻九や『古事記』によると、
神功皇后が応神天皇を胎内に宿したまま新羅に遠征された折り、
住吉三神は
「和魂は王身の命を守り、荒魂は先鋒として軍船を導くであろう」
と申され、その霊験あらたか新羅軍を破り、無事帰国されました。
その時、神功皇后は当地の小戸付近の浜に上陸し
濡れた袙(あこめ)の御衣を乾かされたので
袙ヶ浜(後、転じて姪浜)といい、
宇美において応神天皇を出産されたと伝えられています。
また伊弉諾尊が禊祓をされるとき河童が現われ、
道案内のお手伝いをしたことにより除災招福の神の使いに
なったという伝承があります。
御祭神
住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)
神功皇后
志賀三神(底津綿津見神、仲津綿津見神、表津綿津見神)
武内宿禰
御利益
家内安全・海上安全・交通安全・開運
厄除け・災難除け・安産・商売繁盛など
鎮座地
福岡県福岡市西区姪の浜3-5-5
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