2021年11月08日
猿田彦神社【終庚申祭】福岡県福岡市
由緒
古文献によると、八世紀後半の平安初期の頃、
我が国に中国より伝わった庚申信仰(こうしんしんこう)が
宮廷貴族の間に拡まり、鎌倉、南北朝、室町時代をへて、
徳川時代には世の落着きとともに庶民の間にも庚申信仰の隆盛をみ、
庚申待行事が盛んに行われる様になりましたが、
幕府の崩壊と共に自然に行われなくなり今日に至っています。
猿田彦神社の勧請年月は詳かではありませんが、
参道入り口の両側に遺された鳥居の石柱に
正徳三年(1713年)正月二十一日再建の刻印が見られましたが
現在は風化して歳正月二十一日の刻印のみが見られます。
御祭神:猿田彦大神
御利益
交通安全、厄除開運、商売繁盛、出世開運
学業成就、合格成就、恋愛成就、縁結びなど
庚申祭は庚申(かのえさる)の日に行われます。
これは中国から伝わった六十干支(ろくじっかんし)という暦による
十干と十二支を組み合わせた干支で60日周期となっており、
年に6回か7回の庚申祭を執り行われます。
この日は、年の最後の終(しまい)庚申の日でした。
鎮座地
福岡県福岡市早良区藤崎1丁目1-41
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