2021年04月29日
高千穂八十八社の総社 【高千穂神社】 宮崎県西臼杵郡高千穂町
高千穂神社(たかちほじんじゃ)の創建は不詳ですが、
神武天皇の兄、三毛入野命が東征の途次、
高千穂に帰られて日向三代をお祀りされたのが初めとされています。
以降、その子孫と称する三田井氏が長く奉仕され、
後には三毛入野命夫婦と八柱の御子とを合祀し、
垂仁天皇の時代に社殿が建立されたとされています。
飛鳥時代から平安時代前期にかけて編纂された
六国史に「高智保皇神」の神名で記載され、
仁明・清和両朝(833~876)に日向国最高の御神階が授けられた
国史見在社です。
天孫降臨、神武天皇ゆかりの高千穂宮として、
今日では国運の隆昌と、縁結び、交通安全、厄除けの神さまとして
広く信仰されています。
古くより高千穂八十八社の総社として崇められてきたことから、
社名は古来「十社大明神」や「十社宮」など称されてきました。
明治4年(1895)に三田井神社と改称、
明治28年(1895)に現在の高千穂神社に改称されました。
旧社格は村社。現在は神社本庁の別表神社となっている。
御祭神
高千穂皇神(たかちほすめがみ)は、
日向三代と称される皇祖神とその配偶神である。
天津彦火瓊瓊杵尊と木花開耶姫命、
彦火火出見尊と豊玉姫命、
彦波瀲武鸕草葺不合尊と玉依姫命
の総称です。
十社大明神(じっしゃだいみょうじん)は
神武天皇の兄、三毛入野命とその妻子神九柱、
三毛入野命、鵜目姫命、御子太郎命、二郎命、三郎命
畝見命、照野命、大戸命、霊社命、浅良部命の総称です。
御利益
縁結び・夫婦円満・諸願成就・農産業・厄祓等
鎮座地
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
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