2021年04月27日
【天岩戸神社 西本宮】 宮崎県高千穂町
天岩戸神社 西本宮
【高千穂パワースポット】神社・御朱印巡り
天岩戸神社西本宮は創祀の時代を詳かにしないものの、
岩窟(天岩戸)を神体とするのは、
古くからの信仰形態を示すものであるとされる。
社伝によれば、瓊瓊杵尊が天岩戸の故事を偲び、そ
の古跡に鎮祭したのが起源であり、
弘仁3年(812年)に大神惟基によって再興されたが、
戦国時代にたびたび焼失したという。
元禄4年(1691年)にまとめられた寺社明細記録『高千穂旧記』には
「天ノ岩戸」についての記述の中に
「拝殿有、四方見通に建たり、前ニ鳥居有」とあるのみで神社としては
記載されておらず、簡素な遥拝所としての造りであったと考えられる。
その後棟札によると、宝永4年(1707年)に荒廃した社地を整地し、
文政4年(1821年)には延岡藩主の援助で社殿を再建したという。
天保8年(1837年)にこの地を訪れた松浦武四郎が
紀行文(『西海雑志』)に記した「道の傍に二間に四間の遥拝所あり」が
それを指していると考えられる。
天保12年(1841年)にこの地を訪れた豊後の医師賀来飛霞は
その紀行文(『南遊日記』)に、
「殿アリ扁シテ(扁額に)天磐戸ト書ス」と記している。
『日向地誌』でも、
明治4年(1871年)に「天磐戸神社」と改称されるまでの旧称は
「天磐戸」(神社とは書かれていない)としている。
明治6年(1873年)村社に列し、同30年に社殿の造営が行われた。
御祭神
大日霎尊(おおひるめのみこと 天照皇大神)
御利益
諸願成就、開運除厄など
鎮座地
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
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