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2024年05月14日
干潟阿蘇神社 福岡県小郡市の神社
由緒
祭神素盞嗚尊は字町口に無格社素盞嗚神社として,
菅原神は字下鶴に無格社天滿神社として祭祀ありしを
明治四十四年一月二十五日合併許可。
多切理姫命,多紀都姫命,市杵島姫命は
字黒士に無格社宮地嶽神社として
祭祀有りしを大正十一年三月二日,
祭神天照御魂神は字サノコに
無格社左野子神社として祭祀ありしを
大正十一年三月三十日許可を得て合祀す。
當社の由緒に就き社説の梗槪に曰く,
肥後國宮地町に奉祀の
官幣大社阿蘇神社は健磐龍命を祀り,
往古より大社にして大宮司は
代々神裔にして廣大なる社領あり,
肥後の外薩摩,筑後の内にも社領多く,
當干潟村も寛平の頃より社領たり。
降つて吉野朝時代戦亂の後
菊池の豪族菊池氏の嗣子絶ゆるや姻戚関係により
阿蘇神社の大宮司惟職を子に譲りて
肥後國隈府の太守となるや,
其の祖神たる健磐龍命卽阿蘇神社を
隈府干潟郷に勧請祭祀せり。
而して當村阿蘇神社は
第百十六代桃園天皇の御宇寶暦八戊虎年十一月,
肥後阿蘇神社の社領たること,
又隈府干潟鎮座の産土神が阿蘇神社にして
地名當村と同名なるに因りて茲に神殿を改築し,
阿蘇神社の祭神を勧請祭祀して今日に及びたるものなり。
御祭神
健磐龍命,素盞嗚尊,菅原神,
多切理姫命,多紀都姫命,市杵島姫命,天照御魂神
鎮座地
福岡県小郡市干潟595−1
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2023年01月15日
由緒が繋がっている 二つのひめこそ神社 【媛社神社(七夕神社)・姫古曽神社】 ニギハヤヒと市杵島姫
●媛社神社(七夕神社)
奈良時代の天平年間の成立とされる
『肥前国風土記』基肄郡姫社の郷に、
小郡の大崎の土地に七夕の神が祀られるようになった経緯が載っている。
この郷の中に川がある。名を山道川という。
その源は郡の北の山から出て、南に流れて御井の大川と出会っている。
昔、この川の西に荒ぶる神がいて、路行く人の多くが殺害され、
死ぬ者が半分、死を免れる者が半分という具合であった。
そこでこの神がどうして祟るのかそのわけを占って尋ねると、
そのト占では、「筑前の国宗像の郡の人、珂是古にわが社を祭らせよ。
もしこの願いがかなえられれば祟らない」と出た。
宗像の珂是古が幡を捧げて
「私に祀ってほしいならこの幡よ順風に飛んで祈る神の辺りに落ちよ」
と祈祷し、幡を飛ばして占ってみると御原の郡の姫社の杜(七夕神社)
に落ち、また還り飛んで山道川の辺りに落ちました(姫古曽神社)。
その夜に、夢に機織り道具が回りながら出てきて珂是古を押さえ、
そこで祟る神様が女神様で有ることがわかり神社を建てて祀った
とあります。
御祭神
媛社神:饒速日尊
織女神:萬幡豊秋津師比売命(栲幡千千姫命)
鎮座地
福岡県小郡市大崎1番地
●姫古曽神社
原初祭神は、織女神(たなばた姫)であった。
このいわれは「肥前国風土記」姫神郷の段に詳しい。
時移りて弘仁2年(811)時の村長某が豊前国宇佐八幡宮の分霊を
ここ姫方の地に勧請、先ず徳丸というところに行宮を建てて祀り、
のち現霊地に社殿を建立して奉還、
住吉大神、高良大神を合祀して八幡宮と称し姫方村の氏神とした。
この八幡宮勧請以後、
本来の主神である織女神は疎外されていたが、
明治の御一新に当たり村人は相はかって近くの「たなばた屋敷」
におわした織女神を市杵島姫命の神名をもって主神の座に復し奉り、
社名を姫古曽神社と改めた。
御祭神:市杵島姫命(織女神)
八幡大神、住吉大神、高良大神、管原道真
鎮座地
佐賀県鳥栖市姫方町189
2022年12月10日
熊本県玉名市の神社二社 【川床少彦名神社・迫間八幡宮】
●川床少彦名神社(かわとこすくなひこなじんじゃ)
川床少彦名神社は、
長寛二年(1164年)平重盛によって勧請され建立
その後、延宝三年(1675年)に再建された。
また、阿蘇末社ともいわれている
旧社格:村社
御祭神
少彦名命(すくなひこなのみこと)
御利益
医薬・病気平癒・酒造繁栄・五穀豊穣・国土平安
諸産業興産・航海守護・漁業守護・縁結びなど
鎮座地
熊本県玉名市三ツ川1236
●迫間八幡宮(はさまはちまんぐう)
迫間八幡宮は、南北朝時代(1358年)、
菊池四郎宗政により建立されました。
旧社格:村社
御祭神
応神天皇・神功皇后・仲哀天皇
御利益
武勇長久・勝利祈願・出世開運・子孫繁栄
子育て・出世・安産・縁結び・良縁など
鎮座地
熊本県玉名市両迫間1144