2015年10月27日
腱鞘炎の対策でテーピング?効果的に行うにはどうしたらいい?
パソコンでの長時間作業、スポーツ、楽器の演奏などなど、職業や長く続けている趣味によって、腱鞘炎で悩まれている方もいるのでは? 特定の部位を酷使し続けることによって、生じてしまうのが腱鞘炎ですが、これからも仕事、あるいは趣味を楽しく継続するためには、この腱鞘炎とどのように付き合っていけばよいのでしょうか。
腱鞘炎のメカニズム
腱鞘炎とは文字の通り腱の炎症を指し、炎症のために普段の生活を制限するほどの痛みを生じさせてしまうこともあります。腱は筋肉骨格を結びつけるような部位に存在しており、同じ部位の筋肉を酷使し続ける事でその炎症が生じます。
2つの炎症期に併せた治療をしよう
1. 強い痛みを伴い活動性の炎症時期
まずは鎮静化する事が大切になるので、痛みに応じて鎮痛剤を使用し、患部を冷やして熱を取ってあげる事がポイントとなります。この時期に湿布を使用するならば、冷湿布をチョイスしましょう。
<効果的なテーピング>
痛みが出ないようにしっかり固定
2. 痛みが落ち着いてはいるものの、関節をスムースに動かせない時期
炎症期を脱したら、関節をスムースに動かすには、どうすればよいかを念頭に治療を行っていきます。そのためには、関節の血行を良くする事が大切になるので、関節をストレッチし腱を動かす前に伸ばす、湿布は温湿布を使うことが有効になります。
<効果的なテーピング>
伸縮性の高い素材をチョイス(関節の可動域を妨げないようにするのがポイント)
テーピングを使った詳しい固定方法は、直接クリニックで教わるようにしてください。また、テーピングをうまく使いこなせない、という方はかんたんに使用できるサポーターなどもおすすめです。
炎症が治まったからといえ、油断できないのが腱鞘炎。痛みがなくなっても、正しい方法で対処し、しっかり治していきたいですね。