風邪をひいていませんか?
病院に行くまでもない軽い症状だったり、病院に行く時間がない場合には、薬局で買える薬はとても便利です。
しかし、早く治したいと思って服用した薬が、飲み合わせによってかえって危険な副作用を招いてしまうこともあります。
今回は、風邪薬の飲み合わせで気をつけるポイントをご紹介します。
■栄養ドリンク剤
総合感冒薬は風邪をひいた時によく使われる薬です。誰もが一度は買ったことがあると思います。この薬にはたくさんの種類の成分が含まれています。一錠で鼻水、咳、痰、炎症止め、痛み、熱などの症状を抑えてくれます。
ここで注意したいのはドリンク剤です。
風邪を早く治したいと思い一緒に栄養ドリンクを飲むことはありませんか?
風邪薬とドリンク剤の併用は良くありません。栄養ドリンクの成分のアルコールやカフェインは風邪薬の副作用を出しやすくします。どうしても栄養ドリンクを飲みたい時にはアルコールとカフェインの入っていない物を選ぶようにしましょう。
■乗り物酔いの薬
乗り物酔いの薬の中には風邪薬と似たような成分を含む物があります。眠けが強く出たりふらついたりと危険です。決められた以上の薬の量を取ってしまうことになるので一緒には飲まないように注意しましょう。
■解熱鎮痛剤
この薬も必ずと言っていいほど風邪薬には含まれていますから、解熱鎮痛剤も服用してしまうと容量を越えることになり、胃腸障害がきつく出ることもあります。
■緑内障の薬を使っている場合
風邪薬の中には眼圧を上げてしまう薬を含んでいます。緑内障にもよりますが風邪薬を飲んではいけない場合がありますので、必ず主治医に風邪薬を飲んでも大丈夫なタイプの緑内障か確認しておきましょう。
■前立腺の薬を飲んでいる場合
この薬を飲んでいる場合は本当に危険です。風邪薬を一緒に飲むことで尿が全く出なくなる場合があります。すぐにでも病院に行かないと、とても危険な状態になるので決して安易に飲まないようにしましょう。
風邪薬は手軽に手に入り便利ですが、飲み合わせによっては危険なこともあります。一緒に飲んでも大丈夫なものか、必ず薬剤師に相談してから飲むようにしましょう。