2015年10月07日
老化速度は人によってこんなに違った!
同窓会に行くと、すっかりオバサンになってる子がいたり、まだ10代に見える子がいたりしますよね。同じ年齢のはずなのに、どうしてでしょうか? 実際、老化の速度は人によって大きく違うようです。
それについての研究論文が、海外の科学系情報サイト「ライブ・サイエンス」に取り上げられています。米国科学アカデミーを通して発表されたその研究によると、同じ年齢の人の間でも最大33歳もの生物学的な年齢差が見られたとのことです。
今回、研究対象となったのは38歳の1,000名。認知能力、血圧、腎臓、肝臓、肺、免疫系の働きや状態から個々人の老化具合を調べました。すると、生物学的な年齢は28歳〜61歳という広範囲に!
老化というと高齢者が注目されがちですが、この研究論文の筆頭著者であるデューク大学ダン・ベルスキー助教授は、年齢とともに出てくる疾患予防のためにはこうして比較的に若い世代の老化を研究する必要があると述べています。
それにしても、30代のはずが「身体はもう還暦を超えている」なんて知らされたらショックですよね! 少しでも健康的に若さを保つためには、身体の内外に影響する生活習慣を改める必要がありそうです。
参考:
Why Your Birth Date May Not Match Your Body's Age
http://www.livescience.com/51506-aging-in-young-people.html