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魯迅と仙台

2月に仙台を訪問した記事を書きました。

暖かくなったら、家族を連れて観光に、
なんて思っていたのですが、
震災で無期限延期になってしまいました。


それはさておき、先日の遠山正瑛先生の記事と同じく
中国向けのホームページの記事に関する取材でした。

テーマは、中国の文豪・魯迅です。

世界史の教科書には必ず出てくるお名前ですし、
教科書だったか、課題図書だったか『阿Q正伝』を
読んだ記憶もあります。

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しかし、その魯迅が日本に留学していたこと、
しかも医者を目指していたことなど、
今回の取材の下調べで初めて知ったくらいでした。

仙台は、1年7ヶ月という短い期間ですが
魯迅が医学生としてを過ごした地であり、
今でもご当地外国人として市民の皆さんに
親しまれているそうです
(その他のご当地外国人としては、
長崎のトーマス・グラバー、
松江のラフカディオ・ハーンなどがいます)。

今回取材させていただいた皆さんの中には、
日中国交正常化の直後から綿密な
取材や調査を行ってきた方もいまして、
実際の原稿の量では収まりきらないくらいの
非常に濃密な取材となりました。

そんな内容がまとめられており、
資料も豊富な本があるよ、とのことで
ご紹介いただいたのが以下の書籍です。

魯迅と仙台
―東北大学留学百周年

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これさえあれば、仙台時代の魯迅のことは
何でもわかります、位の内容が詰まっております。

読むことも我々の仕事のひとつではありますが、
これほどのネタをいただくと、まとめるのが
大変でした (実力がないだけでしょ、
と言われてしまえば、その通りなのですが)落ち込み



こちらは、仙台市博物館裏にある、魯迅記念碑です。

今年で建立50周年ということですので、
仙台市が秋にイベントを企画していたようですが、
震災の影響でどうなりますことやら。


とにもかくにも、1日でも早い東北地区の復興と、
原発事故の収束を祈っております。
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