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『セクシー田中さん』問題

ここ数日、世を騒がせているニュースの中で
受け手であるこちらの心がざわついているのが、
一連の『セクシー田中さん』関連の報道です。

『セクシー田中さん』に関しては、
コミックスもドラマも見たことがない
部外者ではありますが、
コミックを含めた出版社勤務の経験もあり、
ドラマではなくアニメでしたが
原作者と制作会社のせめぎ合いみたいな
場面を経験してきており、
思うところがたくさんあります。


もちろん、実態は知る由もありませんが、
報道から得られた情報から思う
私としての結論は、
テレビ局、脚本家含めた原作として
『セクシー田中さん』という作品を
取り扱う側の意識の低さが酷い、
のひと言につきます。

小説にせよ、コミックにせよ、
絵本にせよ、論文にせよ、
人の手によって書かれた(描かれた)
作品は、作者の方です。

原作表記でも、原案表記でも
引用・二次創作をする場合、
作者が嫌だと思えば
それは著作権侵害にほかなりません。

作者の方が、アレンジについて
寛容な場合ももちろんあって、
それを楽しんでくださる方も
いらっしゃいます。

ですが今回の芦原先生ケースでは、
そう思っていただけなかった上に、
事前にそうした約束があったと
発言されています。

アメリカだったらすぐ訴訟される
案件だと思いますが、
テレビ局も脚本家もとにかく上から目線。

テレビ局のコメントには
弔意のかけらも感じられませんし、
脚本家に至っては迷惑だった感じが
丸出しになったコメントで
物議を醸しています。
(しかも事件発覚後に全消し)

個人的な印象ですけど、
ドラマ化してやったんだから
文句言うな、的な態度に見えます。


私の編集者としての立ち位置からすると、
原作者さんはゼロから世界観、登場人物、
時系列などを産み出した神様です。

作品の頂点に位置する存在で、
その意向は絶対的なもの。

もちろん編集者と意見がぶつかることも
あって、紆余曲折があったとしても
作品として発表された時点で、
その作家さんの創造物です。

もし編集者の意見が通っていても
あくまでも編集協力であって、
最終責任者は作家さん。

ドラマ化するということは、
その作品をお借りする、
使わせていただく、ということ。

忠実にドラマ化するばかりが
正しいことだとは思いませんが、
世界観だけ使わせていただく、
キャラクター名だけ借りる、
という完全な二次創作の場合でも
やはり作家さんの許諾は必要でしょう。

テレビ局は自社コンテンツの
著作権には厳しく対処しそうですけど、
他者の著作権に対してあまりにも無神経。

その辺りが今回の原因だと
思っています。


私は全然テレビを見ない人間で
現在のテレビ番組がどうなっているのかは
全然知らないのですが、
映画を思っても人気作の続編だったり、
原作付きだったりが多くて
オリジナル作が少ない印象です。

脚本家さんの書き込みを見るに、
オリジナルで作品を産み出す苦労
というものがとても軽視されている。

そのオリジナルを借りている立場なのに。

そういう立ち位置にいたいなら
オリジナル脚本で勝負して
作品を残すべきでしょう。


芦原先生と同じような思いを抱いた
経験を持つ、森川ジョージ先生、
高橋しん先生などがコメントを
されていましたが、
今後同じことが起こらないように
テレビ局、出版社ともに
早急に作品を守るルールづくりを
進めるべき。

これまでもこうした問題点があったのに
放置していたことが一番ダメ。


出版業界と映像業界がケンカする状況は
読者・視聴者の立場としては
歓迎するものではありませんので、
今更ではあるけれども、協力して
一歩でも前に進んでいただきたいです。


遅くなりましたが、芦原先生の
ご冥福をお祈りいたします。

『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』

読んだ本について記事にするのは
1年ぶりくらいみたいですね。

会社の休憩時間はほとんど
読書に充てているので、
本自体はたくさん読んでいると
思うのですが、
たとえ芥川賞受賞作であっても
なかなか記事化しようとまでは
思わなくて、こんなに間が空いていました。


まぁ、前置きはそれくらいにして
今回紹介する本はコチラ。

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) [ 丸山 正樹 ]

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(2024/1/13 13:19時点)
感想(9件)


Kindleがかつて読んだ履歴に応じて
紹介してくれた本です。

なかなかいい仕事をしてくれました。
とはいえ、打率はそれほど高くないですが。


筆者の丸山正樹さんのあとがきによると、
作品発表当時と、あとがき執筆時点でも
多くの直したい部分もあるとのことですが、
その世界の表面は知っているけれど
実情を全く知らない私にとっては
大変勉強になりました。

その世界、とは聴覚障害者の音なき世界。

おそらく大半の健常者には馴染みがなく、
馴染む機会もほとんどないけれど、
確実に周囲に存在しているものです。

手話が2種類あること、
その手話が普段耳にしている日本語とは
体型の異なる言語体系であること、
ろう者と聴者という表現、
コーダという存在。

ミステリーとしてのストーリーが
しっかりした柱にはなっていますが、
それらを肉付けする音なき世界について
説明したこれらの用語、解説が響くのです。

個人的にはミステリー部分よりも、
この音なき世界を日本語で表現した
入門書といった部分に感銘を受けました。

本書あとがきでは、東日本大震災についての
記載がありますが、現在は能登震災のさなかで
同じような状況が起こっていないことを
祈るばかりです。


正直、日常生活ではなかなか
ろう者の方と接触する機会が
ないとは思います。

実は、私の小学校時代の親友のご両親が
聴覚障害者で理容師さんだったので
そうしたことを知る機会があったのに、
本当に表面的なことしか見ていなかったな、
と思い知らされました。

本書でも記載にあった
来客のチャイムが光で知らせることや、
床屋さんが人気の職業だったり
といった内容について一部は
実体験していたんですけどね。

Kindleのリストを見ると、
『デフ・ヴォイス』シリーズとして
何作か刊行されているようですので、
また読んでみたいと思います。

ヒデキの歌が聞こえる

未来屋書店で配布中の「バーモントカレー」
限定ブックカバーが話題に
「欲しい」「2度見しそうw」


土曜日に仕事の現場待機がありまして、
事務所でネットを見ていたときに
見つけたニュースがこちらです。

イオン系列の未来屋書店で実施中の
コラボブックカバー、ひと目見て
欲しくなっちゃいました。

ラッキーなことに自宅最寄りの書店が
近くのイオンモールに入っている
未来屋書店なのです。

さらにラッキーなことに、
仕事終わりに妻に電話したら
ちょうどイオンにいるとのことでしたので
なんでもいいから文庫本買って
カバーを入手してください、
とお願いしちゃいました。

妻は「え〜、何買えばいいの?」
なんて言っていたのですが、
娘が同行していたので
娘に好きな本を選ばせたらいいじゃん、
ということで、家に帰ったら
ブックカバーのついた本が置いてありました。
(ついでにカバーだけで
貰ってきた1組+コラボしおりも)

いや、カワイイですね…
なんで書店とコラボなのかが
ぜんぜん理解できないけれど。

電車なんかで、誰かがこのカバーで
読んでいたら2度見しちゃいそうです。


自分の中では「バーモント」のCMは、
ずっと西城秀樹さんが出演している
イメージがありますので、
頭の中でCMソングがすぐに流れます。

カレーにはリンゴとハチミツが
入っていると美味しくなる、
ってイメージも固定されています。

ヒデキがこの世を去って
随分経ってしまいましたが、
今でもCMしているのかな?

TVを見なくなって久しいので、
全然イメージが湧きません。

『ちびまる子ちゃん』のお姉ちゃんは
(しかも、急逝した水谷優子さん時代)
ヒデキファンという描写が、
最期にTVで観た印象ですね。

ヒデキの命日に近い放送日には、
彼が歌ったエンディング曲
『走れ正直者』が流されたりして、
さくらももこさんにとっても
アイドルだったんだろうな、
と思いますね。

さくらさんも亡くなっていますし、
そういった意味でも感慨深いです。


色々な感情を呼び覚ましてくれる
そんなブックカバーのお話でした。

でも、一番の問題点は、
最近Kindleの電子ブックばかりで
あんまり文庫を持ち歩かず
ブックカバーやしおりを使うことが
全然なくなったことですね。

書籍『結界(上・下)』

自分が読んだのはKindle版ですが、
一気読みした小説です。

結界 上

価格:2,178円
(2023/3/15 15:38時点)
感想(0件)


結界 下

価格:2,178円
(2023/3/15 15:38時点)
感想(0件)


刊行自体は昨年なのですが
実際に書かれたのは2017年だそうです。

それなのに、驚くほど現在の日本に
リンクする部分が多く驚かされました。

ほぼ「予言の書」みたいな感じでしたね。

たいへん大きな国際闘争、政治闘争が
予言めいた現実にリンクする
様々な事件で描かれる展開は圧巻。

悪役的な立ち位置の登場人物たちが
現実の人物を連想させるので、
頭の中で仮想と現実が混ざり合い
リアリティを増してくれます。

内容についての詳細は記載しませんが、
自分の中では和解までが本作の本番で、
残りの大きな話がエピローグだと
感じました。

そのエピローグ部分が駆け足に
感じられて、少々消化不良気味ですが。


本作のように政治家が登場する作品を
読むたびに思うのですが、
本作の登場人物の皆さんのように
気概のある政治家が現実にいないことが
残念でなりません。

こんな話をし始めると長くなりそうなので
サラッと書くに留めますが、
現国会は金儲けに熱心な方や
自己顕示欲にとりつかれた政治ばかりで、
国を運営する政治家さんがいない印象。

せめて本作を読んで、
自らの行為を恥じる気持ちを持ち、
改めて働いてくれることを
切に願ってしまいます。


ミステリーなのかな?
なんともジャンル分けが難しい作品で、
前述したように虚構と現実の境界が
曖昧になっちゃうとは思いますが、
引き込まれちゃうと思います。

荒唐無稽と投げ捨てる方も
いるとは思いますが、
私には楽しめる作品でした。

終わり方は好きじゃないですけどね。

グラビアの変遷

昔、雑誌の編集者をしていました。

グラビアのある雑誌だったので、
企画からモデル選定、撮影ディレクションなど
経験してきました。

そうした華やかな現場を離れて久しいですが、
継続的に趣味や仕事目線をまぜこぜにして
いまだにチェックしてしまいます。


自分が仕事をしていた頃は
グラビアアイドル全盛期。

イエローキャブのモデルさんに代表される
スーパーグラマーな女の子が
グラビアを飾っていました。


その後、AKBグループなどアイドルが
グラビアに登場する機会が増え、
自分からすると幼児体型というか、
かつてのセクシー路線に比べると
メリハリのない感じのモデルも
増えた印象でした。

グループメンバーとしての
知名度や人気がもともとあるせいか、
表情は乏しく(同じ画角が多かったり)、
ポージングも単調なケースが多く、
アイドルに興味のない私からしたら、
グラビアが退屈極まりないページに
なってしまっていました。


そんな時代を経て、
今はコスプレイヤー全盛期。

スリムだけどバストは豊満な
アニメキャラ的なプロポーションの
モデルさんたちが誌面を飾ります。

もともとは素人さんだったとはいえ、
今や主流でプロ化しているようなので、
とてもキレイなグラビアが楽しめます。

変にカラコンなどを入れて
キャラクターになりきったケースは、
キャラクターを知らないこともあって
全然見る楽しさを感じませんが、
コスプレ要素のない水着などは
とても魅力的だと思います。


そんな現在のグラビア界を引っ張る
コスプレイヤーさんたちなのですが、
アイドルタレントではないので
交際についてオープンにしている
ケースも多く見られます。

下世話な話ですが、男子としては
グラビアを見て夢見る部分が
たくさんあると思うのです。

ですが、男がいる事実があると、
イイ身体しているけど、
付き合ってる男に好きに
されてるんでしょ、と思って
想像に歯止めがかかります。

完全に個人的な意見ですけど、
逆にあざとく見えちゃって
グラビアの写真を楽しめません。

タレントではない、というスタンスで
芸能界の常識の外側、という
立ち位置にいるのでしょうが、
メディアに登場する以上は
夢を見る余地を残してくれても
いいのにな、って思います。


写真誌に追いかけ回されて、
日常生活に支障が出るから
公表している、という側面も
理解できる部分ではあるのですが、
男子としては知りたくなかった…
という気持ちもあるんですよね。

スケベ親父の戯言でした。

『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』

図書館で見つけて、懐かしさのあまり
即借りしてした児童文学書です。

中学生だったかな、高校生だったかな、
ドハマリしまして、シリーズを貪るように
読んだ作品なのですが、
実に30数年ぶりに手にしました。

ウサギたちを主人公に据えた
冒険物語なのですが、
ウサギ視点なのが新鮮で
今読んでもやっぱり面白い。

日本で類似作を挙げるとすれば
『ガンバ』かなぁ。


海外の冒険モノ・ファンタジーモノの
児童書って、『ハリー・ポッター』の
大ヒットがわかりやすいけれど、
大人が読んでも面白い作品が多いのは
どうしてなんだろう。

海外は作品の絶対数も多いとは
思うんだけど、日本はライトノベルに
代表される萌え要素が強くなって
万人受けしづらいような気がします。


さて、話はコロッと変わりますが、
この『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』
の登場人物(ウサギ)たちの名前が、
ガンダムシリーズのモビルスーツに
使われています。

確か電撃ホビーマガジンで展開していた
『Zガンダム』のMSV的なストーリーで、
ティターンズが独自開発していた
試作機シリーズの名称です。

作品発表当時は、名前が似ているな、
とは思いましたが、手元に本もなく
気のせいくらいに思っていましたが、
今回読んで確証しました。

完全にパクってるわ、コレ。

機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 上巻 ADVANCE OF Z


我が家に文庫があるんですが、
『ウォーターシップ・ダウン』についての
参考文献とか、スペシャルサンクス表記も
見当たりません。

SDガンダムに、劉備ガンダムとか、
曹操ザクとかいても、歴史上の人物ですし、
ゲームでもメジャーな存在なので
それほど違和感などは感じませんが、
他者が一所懸命考えた登場人物名の
丸パクリはダメだ、失礼だもん。

古い作品だし、海外の作品だしで
著作権が、みたいな話には
さすがにならないと思うけれど、
オリジナリティがなさすぎる…
模型雑誌だけに編集的なルールとかは
二の次になっている可能性もあるけど
(文章を書く専門家のライターじゃなくて、
モデラーさんが兼務で原稿書いてたり
することが多いから)、
ちょっと気になった。

クリエーターとしてのプライドとか
なかったのかなぁ。

『グイン・サーガ』は続く

以前『グイン・サーガ・ワールド』の記事を
アップしたことがあります。

創造主である栗本薫先生ではなく、
その意思を継いだ作家さんが外伝を書かれていた
訳なんですが、知らぬ間に正史として
続きが書かれていたようです。

図書館で見かけたときにはビックリしました。

131巻以降が、以前自分が書いたように
『ペリー・ローダン』シリーズのような
複数作家による連作になっています。


今のところ141巻までが刊行されているようですが、
現在136巻まで読んできています。

風雲のヤガ (グイン・サーガ141巻)

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前に好意的に捉えている旨を
書いていたのですが、
あくまでも外伝だという前提があってのことで
正史となるとちょっとなぁ…

栗本グインはドラクエ的な大河ドラマ的な
RPGに例えられると思うんですが、
新グインは中ボス戦ばかりが続く
ミニゲーム集的な感覚でしょうか。

書き手が替わる1巻ごとに舞台がパロの次は
ケイロニア、そのあとゴーラへ…と転調して
目まぐるしい上に、次々に大きな事件が
起こって気の休まるヒマがありません。

その上、これまでの重要キャラが
強制退場させられたり、
モブキャラだった人に急にスポットライトが
当たってみたり。

もちろん書き手の立場とすれば、
キャラ設定の確立したレギュラーよりも
手垢の付いていない新キャラを登場させたり、
モブキャラを表に出した方が
思い通りに動かしやすいでしょうけどね。


刊行ペースと稿了のタイミングで
仕方ないかもしれませんが、
ある程度の決着がつくまでは
エリアを限定して展開してもらいたいなぁ。

特に新キャラは登場しても、見せ場がないまま
数巻後に登場したりするので、
どこの誰さんなんだか思い出すのに
時間がかかっちゃいます。


とはいえ、やっぱり惹かれてしまうのが
『グイン・サーガ』の魔力。

文句を言いながらになっちゃうと思うけど、
これからも楽しんでいきたいと思います。

英雄は英雄を知る

以前は電車通勤が読書タイムでしたが、
自転車通勤の今はなかなか本を読む時間を取れません。

貧乏につき本を買う習慣もなくなり、
2週間に1度、図書館で3冊借りてきて、
3冊目が読めるか読めないか、
というところです。

というわけで、久々の読書レポート。

ちょうど3000本安打達成のあたりに
借りて読んだのがこちらです。

イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学

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イチローがドラマ『古畑任三郎』に出演した直後の
対談なので、もう10年近く前の本になるのかな。

野球機械イチローから人間イチローへと
マスコミ対応が変化しつつあった頃に
収録されたテレビ番組の様子を
そのまま書籍化したものです。


二人のキャラクターを知っているせいか、
それとも発した言葉そのままだからなのか、
永ちゃんの発言の間とかイチローの表情とか、
とにかく対談の雰囲気、様子が頭の中で
再現できるようなリアリティを感じました。

そのおかげか、内容が薄いわけじゃないんだけど、
ライブ感があってすぐに読めちゃいました。


とりわけ感心させられたのが、
永ちゃんがイチローの涙を予言しているところ。

対談の中では2000本安打とか
ちょっと基準が低いものの、
なにかを達成したときに泣けます、
と永ちゃんが自らの経験を元に語っています。

あの時の涙はこれだったんだろうな、
と腑に落ちました。

英雄は英雄を知る

まさにこの言葉の通り。


あんまりプライベートの見えない二人の
素顔が見えるようなトークは
今読んでもとてもおもしろいので、
未読の方は手にとってみてはいかがですか?

週刊ベースボール 2015年 12/14 号

普段の生活全般的に、情報弱者なんで
ペナントレースの結果とか、
オールスターはいつだったっけとか、
選手の個人成績とか、ほとんど知りません。

でも、野球好きの習性で知っておきたい。

という訳で、毎年まとめてチェックするために
購入している記録集計号です。

週刊ベースボール 2015年 12/14 号 [雑誌]

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この集計号と春先の選手名鑑号だけは、
毎年必ず購入しています。


山田、柳田両選手がトリプルスリー達成くらいは
知ってたんですけど、それが流行語ってどうなのよ?
(FBでも投稿したネタですけど)

まぁ、昨年みたいに知らない言葉が
大賞になってたりするんで、
自分基準は全然あてにならないんですけどね。


ちなみに今回ヨドバシの通販で購入したんですが、
配送が段ボール箱に入れてのゆうパック対応でした。

これまで、コミックスでも雑誌でも
中にエアキャップの仕込まれている
封筒で配達されていたので、
届いていないかと心配してしまいました。

実は、妻のドライヤーも別口で注文しており
それが届いていると思い込んでいたら、
ピンポ〜ンと夜便の配達が。

箱がふたつになったところで、
ようやく箱で配送されたことに
気がついた次第です。

どちらがエコなのかは不明ですが
少なくとも封筒のほうが
配送料が安いんじゃないんでしょうか?


まだ、中身を読んでないので
配送の話になっちゃいました。

『ラストダンス』

なんだかんだいって結局読んじゃう
堂場劇場。

ラストダンス (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)

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今作『ラストダンス』は、
以前紹介した『焔』の続編。

続編と言っても、主人公は同一ではなく
同一チームのベテラン捕手および投手を
主人公に据えた作品です。

『焔』時代から数年後、
40歳を迎えた万年控えの捕手、
華々しい成績を挙げながら
『焔』時代には故障なども味わい
振り幅の激しいプロ生活を
過ごしてきた投手。

この同期生を軸にストーリーは進行します。

よく、「ピッチャーとキャッチャーは
人種が違う」なんてことが言われますが、
このふたりもまさしくそれ。

水と油のように、歯車のかみ合わない
別々の視点のストーリーが
終盤に向けて同じリズムを刻みだし、
クライマックスを迎える展開はお見事。

次のページ、次のページへと、
読むのを止められませんでした。


いつもの堂場作品のように
強靱な意志を持つ主人公ではなく、
強さも弱さも兼ね備える
人間味あふれる人物像が描かれています。

でも、引退を決意した大ベテランなんですけど、
自分よりも若いんですよね…

自分はこんなに大人ではないし、
強くもないんですけど…
年齢によるものではなく
厳しいプロの世界で生きてきた
人間だから、と納得しておくことにします。


しかし、せっかく構築した『堂場リーグ』
ともいうべきこのリーグを
また活かして欲しいなぁ。

今作に『焔』の登場人物もちらちらと
登場したりするのですが、
もしかして過去作も全部繋がってた??

全然意識していませんでしたが、
活用されているのかもしれませんね。

こんな世界を構築しているのは
他に水島新司先生くらいしか
いないと思いますので。


話は変わって、その水島先生。

現在週刊チャンピオンで水島ワールド集大成作品
『ドカベン ドリームトーナメント編』を連載中なのですが、
今投げている藤村甲子園って『大甲子園』では
肩を壊して投げられない設定で甲子園球場の
グラウンドキーパーしてなかったっけ?

『大甲子園』では時間軸も考えられていましたが、
現在の作品では時間軸も無視されている、
もしくは新解釈がされているようですので
なかったことになっているのかもしれません。

連載を全部追いかけているわけじゃないので
詳細不明ですが、『ドカベン ドリームトーナメント編』も
懐かしい選手たちが総出演しているので
オススメですよ〜。

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