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続・マイナンバーカード

先日「マイナンバーカード」という
記事をアップしていましたが、
その後、保険証の一体化を閣議決定し
所持を義務付ける的な発表があったようです。

ネット上では賛否両論の意見が入り乱れ、
未だに落ち着く気配がありません。


個人的には、なぜこれほど導入を
無理強いするのか理解できません。

前回も書いたように、マイナンバー自体は
すでに国民に振られています。

それなら既存の保険証、免許証に
マイナンバーを記載すれば良くない?

マイナポイントとかって
税金バラマキしたけれど、
うまく普及しないから強行しました、
ってことなんでしょうか?


よくネット上にある、反対派の意見で
一体化したカードを無くしたらどうなるの?
という意見があります。

再発行を例に取ると、マイナンバーカードは
現状役所に行って(つまり、基本的に平日限定)
再発行申請して、1ヶ月後に発行のようです。

現行の保険証は、役所なり、会社(健保)なりに
申請して、1週間程度。

免許証に関しては、免許センターに行けば
即日交付となります。

ここは、マイナンバーカードの負け。


賛成派の意見としてよくあるのが、
保険証のなりすまし利用、使い回し利用
などの詐欺行為が防げる、というもの。

こちらはマイナンバーカードが
優れていることはわかります。


この両者、それぞれの発生率は
どれくらいなんでしょう?

少なくとも、自分は紛失経験がありませんし、
周囲でなりすましの話も聞きません。

ですが、再発行にかかる期間は
致命的ではないでしょうか?

もちろん、全額負担すれば
診察を受けることは可能ですが、
正直家計にそんな余裕はないですよ。
(恥ずかしながら、我が家は
収入が少なく住民税非課税世帯です)

そもそも、都市圏と違って
公共交通機関も不便で、
支所など出先機関がない
ケースも多い地方の集落などでは、
1ヶ月以上車に乗れない、
医者にかかれない、ことは
死活問題になると思います。


あと気になっているのは機器の
導入に関する問題。

今回、免許ではなく、保険証を
先行的に義務化した裏には、
比較的裕福であると思われる
医療機関ならば負担を強いても
なんとかなると思ったからでしょうか?

機器がいくらだか知りませんが、
町医者ならば1台で済む機器が
大病院ならば複数台必要でしょう。

さらに、マイナンバーの認証には
特別なネット回線が必要なようで、
一説によると月10万円ほどかかる、
という書き込みも見かけました。

年間120万円の回線経費に関しては、
複数台所持の大病院のほうが
有利にはなりますが、やはり負担は大きい。

さらに調剤薬局などでも
必要になるんでしょうか?

こうした機器をどんなメーカーが
作っていて、どれくらいの価格なのか、
さらに回線についてもいくらなのか?
こうした見積もり、概算が
我々には知りようがありませんが
政府は明らかにしているのでしょうか?

補助をするという話だったようですが、
概算に対して、どれほどの補助をするのか?
税金を投入するのにハッキリしない。

まずは、こうした不透明感を
なくさないと話になりません。

丁寧な説明をするというならば、
しっかりした資料を持って
理解を求めるべきだと思います。

ここを有耶無耶にするから、
また御用達企業の利益誘導のために
やってるんじゃないかと言われるんです。

まぁ、急に発表したあたり、
御用達企業の円安による売上ダウンで
政府に対して突き上げがあったんだろう、
と思っていますけどね。


利用者の立場としては、
診察券が磁気券で読み取る病院や
クリニックも多いのに、
さらに保険証にも読み取りがあるのか!
という面倒臭さ。

これは、磁気券導入側の医療機関にも
面倒な話だとは思いますけど。

いっそのこと、各種診察券も
一体化してくれたら楽なんですけど、
結局診察券と保険証は別なので
所持するカード枚数としては
それほど減らないですよね。

ただでさえ複数カードで
混乱するお年寄りに、
読み取りは敷居が高そう。

まぁ、結局受付のお姉さんが
手渡されて読み取る情景が
用意に目に浮かびますが。


それ以外にも、5年に一度
再発行処理が必要になるとか
(もちろん役所時間での対応)、
身分証がこれだけになったら
紛失時にどう証明するのかとか、
寝たきりのお年寄りに対して
どのように発行処理するのか
(役所に行けません)、など問題が山積み。

行政側の手間が減って
経費節減になると言いますが、
国会議員減らすとか
議員報酬や歳費減らすとか、
国の経費を簡単に減らせるところは
手を付けないのは疑問が残ります。

2年後に実施という話らしいですが、
本当に性急すぎると思います。

もっと重要なことは決まらないのに
国民の負荷を増すことは直ぐに実行、
こうしたところが信頼できないのですよ。

実施自体に表立って反対はしませんが、
どこかに負荷がかかって破綻しそう。

それを誤魔化したり、ケアするために
さらに税金投入、みたいな図式が
容易に想像できるんですが。

逆にうまくいってみんな幸せ、
といったビジョンが全然見えない。

自分としては、引き続き
横目で見ていようと思っています。
   
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