2020年06月04日
西武ライオンズの選手が頻繁に訪れる神社!箭弓稲荷神社/東松山市
今日は東松山市にある箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)の紹介だ。
「箭弓」とは矢弓、すなわち弓矢をあらわす言葉だが、「やきゅう」という読みかたのため、毎年多くの野球関係者が必勝祈願のために参拝にやってくるんだ。
そもそもなぜ箭弓稲荷神社と呼ばれるようになったのか・・・
まずは神社に伝わる伝承から説明していこう。
箭弓稲荷神社の歴史
当初、この神社は野久稲荷神社という名前であった。
1028年、「平 忠常(たいらのただつね)」が謀反を企てて武蔵国(現在の埼玉県、東京都一帯)に侵攻した際、甲斐国(現在の山梨県一帯)守を務める源 頼信(みなもとのよりのぶ)は忠常追討のために野久ヶ原に本陣を張ったのだ。
敵方の人数に頭を悩ませていた頼信はある時自身の本陣近くに古い祠があることに気付いたのだ。
聞くとこの祠には野久ヶ原に鎮まる「野久稲荷大明神」がいるという。
地名の野久はすなわち箭弓(矢弓)で武門の守護神だと確信した頼信は大いに奮い立ち、刀と馬を奉納して夜通し戦勝祈願をした。
するとその夜に矢のような形をした雲が敵陣の方へ行くではないか。
今こそ勝機と感じた頼信は直ちに敵陣へ攻め込み、見事勝利を果たしたという。
その後頼信はこの恩に報いるため、社殿を建てて野久稲荷神社を箭弓稲荷神社と呼ぶように里の者に命じたんだ。
この神社の祭神は「保食神(うけもちのかみ)」だ。
白いキツネに乗り、弓矢を携えているぞ。
バット絵馬
箭弓と野球をかけて境内にはバットの絵馬が掛けられている。
将来野球選手を目指すものがこのバットに書くことは一つであろうな。
まとめ
ちなみに境内には牡丹園もあって、5月の見頃には色とりどり花を咲かせてくれるぞ。
牡丹を見に行くのもオススメだが、やはり将来プロ野球選手を夢見ている若者は一度祈願しに来ると良いだろう。
アクセス
・東松山駅から徒歩約9分。
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