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2020年06月02日

4年に一度しか行われない伝統行事!脚折雨乞/鶴ヶ島市

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今日は鶴ヶ島市で行われる伝統行事「脚折雨乞(すねおりあまごい)」について紹介いたします。

今年は残念ながらコロナの影響で中止となってしまいましたが、どんな行事なのかだけでも知っていってください^^
脚折雨乞

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脚折雨乞は江戸時代から継承されてきた伝統的な雨乞い行事です。

麦わらと孟宗竹、荒縄によって作られた「龍蛇(りゅうだ)」は全長36m、重さ3tにもなり、行事当日の「入魂の儀」によって「龍神」となります。

この巨大な龍神を300人がかりで担いで2kmの距離を練り歩く姿は大迫力ですよ^^
大蛇伝説

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かつて鶴ヶ島市の雷電池(かんだちがいけ)には雷雨を司る大蛇が棲んでおり、ほとりの雷電社に祈れば祈れば雨が降ると言われていました。

しかし新田開発の影響で池が狭くなってしまったことで、棲みにくくなってしまった大蛇は群馬県の板倉町に引っ越してしまったのです・・・

雨乞いの効果がなくなって困った民は群馬県の板倉雷電神社まで行って降雨祈願をし、そこの池の水を持ち帰りました。

するとたちまちのうちに空が曇り、雨が降り出したのです。

以降鶴ヶ島での雨乞い行事は伝統となり、現在でも4年に一度のペースで脚折雨乞が行われているのです^^
龍神の通る順路

5-snake.JPG3-snake.JPG

まずは脚折村の鎮守であった白髭神社で祈祷を行い、善能寺を経由して2kmの道のりを歩きます。

ただでさえ3tもある龍神様・・・・担いで歩くだけでもかなりこたえそうですね・・・

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長い距離を練り歩いた末に行きつく先は雷電池。

龍神様は板倉雷電神社の神水と共に池に導かれ、担ぎ手たちは「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲!」と叫びながら雨乞いを始めるのです。

そして最後に龍神様が宿っていた龍蛇は解体されるのですが、頭部につけられた金色の宝珠を持ち帰ると幸運が訪れるとされているため、若者たちは我先にと必死で宝珠を取ろうとするのです^^
まとめ

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かつて農業で生計を立てていた農民たちによって旱魃(かんばつ)は暮らしを脅かす脅威でした。

その頃に行われていた雨乞いの行事が現在も続いているのは龍神様への感謝の念があるからなのでしょう^^

脚折雨乞は国選択無形民俗文化財や市指定無形文化財にも指定されています。

コロナが終息して再び雨乞いが再開される日が訪れたらぜひご覧になってください^^

アクセス
・若葉駅から徒歩22分。



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