今日は羽生市にある鬼平江戸処(おにへいえどどころ)の紹介だ。
鬼平江戸処は東北自動車道の上り線羽生パーキングエリアに「鬼平犯科帳」が歩いた江戸の世界を取り入れた施設だ。
鬼平犯科帳は江戸時代に重罪を取り締まる火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)の長官として活躍した、現在でいうと警官のような存在。
ではなぜ羽生市に江戸で活躍した鬼平犯科帳に関わる施設ができたのか、まずはそこから説明していこう。
鬼平江戸処
羽生市の隣町「栗橋」にはかつて江戸の入口として武器の通行や、人質として差し出された諸大名の妻子が国元へ逃亡するのを防ぐために厳しい監視がされていた「栗橋関所」があったんだ。
そして現在の東北自動車道は江戸時代の日光街道〜奥州街道に当たるということもあり、羽生パーキングエリアを江戸への入口と見立て、江戸の「人情」を代表する人物「鬼平犯科帳」にちなんだ施設を建てたというわだ。
館内にはお土産屋や食事処があり、内装も江戸の雰囲気が忠実に再現されている。
外には団子屋やたい焼き屋もあるから江戸の街並みを見ながら食べ歩きするのもオススメだ。
あくまでパーキングエリアの広さなので川越みたいな街並みが続くわけではないが、長時間運転の休憩に寄るには申し分ないクオリティだな。
食事処・五鉄
これは鬼平江戸処名物の「一本うどん」だ。
日本橋・人形町にある老舗料理店「玉ひで」が監修した、文字通り一本だけのうどんだ。
コシが強くて中々食べ応えがあるぞ。
まとめ
この施設のコンセプトは「温故知新」。
温故知新とは昔のことをたずね求め、そこから新しい知識や見解を導くことだ。
江戸を生きた人々の人情や助け合い・・・現代ではそれが失われつつあるのかもしれないな。
館内の中央には浮世絵で人々の暮らしを読み解く「かわら版」というスペースがある。
「江戸びと」の暮らしを垣間見ることができるのでぜひ見てみてくれ。
アクセス
・羽生パーキングエリア上り線