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今日は武甲山(ぶこうさん)についての紹介だ。
武甲山は横瀬町と秩父市の境に位置する山で、日本二百名山の一つにも数えられているまちのシンボルだ。
特に町内にある寺坂棚田から見る武甲山の景色は埼玉でも屈指の絶景だぞ。
今回はそんな武甲山の四季の写真を乗せるとともに、それぞれの季節の見どころについて話していこう。
武甲山(春)
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春の武甲山は、気候がちょうど良いので登山にやってくる観光客も多いぞ。
4月下旬になるとこの山でしか自生していないチチブイワザクラが見頃となるが、残念ながら自生地は立ち入り禁止区域にあるのだ。
武甲山は日本屈指の良質な石灰岩がとれる場所でもあり、頻繁に採掘工事が行われているから滝入り禁止区域もけっこう多い。
わし個人の意見だが、いくら良質な石灰岩がとれるからといって山の姿が大幅に変貌するほど採掘するのはどうかと思うぞ・・
古くから住んでいる地元の住民は山を見るたび心を痛めているだろう。
現に採掘の影響で天然記念物である高山植物群生地の大半が失われているではないか。
武甲山(夏)
夏の武甲山の見どころはなんといっても水田と山の景観だ。
これぞ日本の原風景といった感じだな。
埼玉でこのような景色を見られる場所はほんのわずかしか残っておらん。
毎年7月には寺坂棚田に約600個のかがり火を設置した祭り「ホタルかかり火まつり」が開催されている。
日が暮れると棚田にかがり火が反射してとても美しいのだ。
武甲山(秋)
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秋の武甲山はヒガンバナと黄金色の稲のコントラストが美しいぞ。
田んぼの近くにヒガンバナが植えているのはなぜだと思う?
ヒガンバナの根には毒がある。
つまり田んぼのそばにヒガンバナを植えておくことで稲を荒らすモグラなどの害獣を撃退することができるんだ。
武甲山(冬)
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冬の武甲山は山も近隣の棚田も雪で覆われ、白銀の世界に包まれる。
空気が澄んでいるから山並みもはっきり見えるな。
武甲山は甲(かぶと)のように見えるからその名が付いたのではなく、ヤマトタケルが自らの甲を山の岩室に奉納したことからつけられた名前だそうだ。
まとめ
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四季によって姿を変える武甲山は魅力的だが、さらにこの山を魅力的にしているのは麓の木々や棚田があるからだ。
山の採掘に続いて周辺が住宅地ばかりになってしまったらこの絶景は過去のものとなってしまうだろう。
この景色が数十年後も維持できるように、必要以上の自然破壊は控えていただきたいものだ。
アクセス
・横瀬駅から車で約11分。