2021年04月20日
古事記・日本書紀・万葉集などに記された鎮懐石を祀る【鎮懐石八幡宮】福岡県糸島市
鎮懐石八幡宮(ちんかいせきはちまんぐう)は、
古事記・日本書紀・万葉集などに記された
鎮懐石(ちんかいせき)をお祀りする神社です。
鎮懐石とは、神功皇后が安産を祈り身に付けられた石。
出産と御心を鎮懐(しずめ)られたことから鎮懐石と
呼ばれるようになりました。
旧社格:村社
【鎮懐石の伝承】
仲哀天皇9年、
神功皇后(息長足日女命)は応神天皇を懐妊しながら
この地を通って戦地に兵を出された時に、
卵型の美しい二個の石を肌身に抱き、
出産の延期を祈って御心を鎮懐(しずめ)られた。
願いは叶って帰国後、宇美の里で応神帝をご安産された。
帰路、神功皇后が経尺の璧石を、
子負ヶ原の丘上にお手ずから拝納されてより、
世の人は鎮懐石と称してその奇魂(くしみたま)を崇拝するようになった。
鎮懐石は皇子産石(みこうぶいし)や子産石(こうぶいし)と呼ばれ、
長い歴史の中で子宝・安産の信仰が受け継がれてきました。
御祭神
神功皇后、応神天皇、武内宿祢
御利益
子宝、安産、勝運、出世、開運、長寿、など
1859年(安政6年)に建てられた九州最古の万葉歌碑
筑前国守であった山上憶良がこの地を訪れて詠んだ歌が
『万葉集』に収められている。
「口にするのも恐れ多いが、帯比売(神功皇后)が
韓国を平定なされてお心を鎮めようと取って祭られた
美しい玉のような二つの石を世の人に示され、
末永く後世に語り伝えるようにと深江の海に面した子負の原に
みずから置かれた神々しい御魂は、
今に明らかな事実として尊いことだ」
というような歌である。
境内にはこの歌を記した九州最古の万葉歌碑が建てられている。
鎮座地
福岡県糸島市二丈深江2143-1
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