2019年12月10日
三所明神【高志神社 (高志宮)】佐賀県神埼市の神社
創建年代不詳。景行天皇十二年筑紫御巡狩の際、
この地に鳳輦(ほうれん)を駐めさせ、主神を鎮祭されたと伝える。
永仁6年(1298)の文書にすでに記載のある古社で、
「櫛田宮略記」には
「平安時代。今の神埼市から三養基郡みやき町あたりまでは
皇室領の三千町歩もある荘園で「神埼御荘」と尊称されていた。
その荘園の総鎮守が櫛田宮であり、
南北各一里の地に鎮座する高志神社・白角折神社とは
三所一体の神社で「三宮一徳、三所明神」と称した。」とあります。
御祭神は、素盞鳴尊。
後に稲田姫命・日本武尊の二柱を相殿として配祀した。
明治四年郷社に列せられる。菅原道真を合祀により追加。
高志神社遺跡
平成9・10年度に調査が行われ、弥生時代の集落、墓地、貝塚、
弥生時代前期末〜中期中頃の甕棺墓38基などが確認され、
甕棺墓の内の1基から完全な形の細形銅剣と人骨に刺さった状態の
銅剣の切先、石剣や石鏃、サメの歯で作ったやじりなどが出土した。
高志狂言
神社がある高志地区には、全国でも唯一、
鷺流の狂言の「半銭」伝える
佐賀県重要無形文化財「高志狂言」が伝承されており、
毎年10月12日の、高志神社秋祭りに奉納されています。
鎮座地
佐賀県神埼市千代田町下板1229
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