2019年10月29日
【霧島神宮古宮址】 鹿児島県霧島市の神社
ここは古事記に書かれている
「天孫降臨の地」と云われている場所です。
霧島神宮は当初天孫降臨の地である
高千穂峰山頂に鎮座したと伝えられており、
『延喜式』神名帳には日向国諸県郡霧嶋神社の名が
記載される式内社です。
高千穂峰をご神体とする霧島神宮は、
古くは高千穂峰と御鉢の間の
背門丘(せとを)と呼ばれる場所にありました。
欽明天皇の命により僧・慶胤が
「瀬多尾権現宮」として社殿を造営しましが、
活火山の火口である御鉢のすぐ脇にあったことから
噴火により度々焼失したため、
平安時代・天暦年間に性空上人が
高千穂峰西麓の旧名・瀬多尾越の地に
霧島神宮を遷宮し再興しました。
この時の遷宮先が霧島神宮古宮址です。
ところが、この地でも噴火の影響で度々炎上し、
文暦元年(1234)の噴火で全焼した後は
250年間行在所に仮鎮座していました。
その後、戦国時代の文明16年(1484)に、
島津第11代当主の島津忠昌の命により僧・兼慶が、
霧島神宮を現在の地に遷宮・再興しました。
主祭神:瓊瓊杵尊
毎年11月10日には、「天孫降臨御神火祭」という
火祭りが高千穂峰と霧島神宮古宮址で行なわれます。
鎮座地
鹿児島県霧島市霧島田口2583-12
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