今、九州ローカルの（この覚書では、ほとんどの場合は否定的に紹介している）「ドォーモ」という番組に江原啓之が出てきてテキトーな事を言い放っています。お察しの通り、このローカル放送もテレビ朝日系列であり、「オーラの泉」の収録後の彼を訪ね、福岡くんだりから東京に乗り込んだ男２人が「ごもっとも！」と言う顔でヤツの話を頷きながら聞いている。傍目から見れば「太鼓持ち」にしか見えんが（笑）。

　まぁ、地方番組のさだめか？タイミングが悪いものの、録画したものは放送しなきゃイカンのでしょうが（笑）。

　「スピリチュアル番組」って言葉、「霊感番組」と言い換えましょう。そしてその「心霊番組」が、ついに「放送倫理・番組向上機構」（BPO）から辛辣な言葉が投げられました。

「人間の尊厳を傷つけかねない」　フジ「江原」番組をBPO「断罪」
http://www.j-cast.com/2008/01/21015791.html

　ついでに今週の週刊文春は買いです。こちらでは「江原啓之「インチキ霊視」檀れい「死んだ父親」が生きていた」と題して、江原が馬脚を表わした様子が書かれています。ついでに、檀れい出演の回を紹介した奇特なブログもありましたので参考までに↓

子育て野郎40BLOG: 江原啓之オーラカルテ：壇れい
http://kiniha.cocolog-nifty.com/weblog/2006/12/post_6ca0.html

　過去にも彼の霊視には人種差別（？）がありましたし･･･

前世は「中世の賢者と貴族」ばかり 江原啓之の「摩訶不思議」
http://www.j-cast.com/2007/01/25005135.html

　とにかく「霊能力と言うものは存在しない！」と言うスタンスからスタートすべきなのに、逆から始まっているこの世の中。「信じたければ、まず疑え！」がモットーの私ですが、「疑う前に信じることから始めよう！」って態度は「クズ」と言い切っちゃいます（笑）。


　最後に江原が意外な事を言ってました。「霊能者撲滅」が目標とか。他人に依存するような世の中は望ましくない、ゆえに霊能者に頼らず自立した人間が増える事で霊能者の必要がない世の中を目指している･･･とか。

　どの口が言ってるの？私の考えとはまったく逆ですねぇ。人はそんなに強くない、依存する事も時には必要だからこそ、妄信とセットでしか成立しない霊能者を排除すべきだと思うんだが。更に言えば、本当に死後の世界と交信ができる人間がいるのなら、私は一回の交信に数百万取っても良いと思う。それほど貴重な能力だから。

　でも、検証に耐えうる霊能者っているんでしょうかねぇ？（笑）


テレビ霊能者を斬る メディアとスピリチュアルの蜜月