今回は神田川に架かる橋の話です。
<小石川橋>
ただの橋?ではありますが、ここはもともと江戸城の城門が設けられていた地点です。
<説明板>
こちらに詳細が記されていますので、以下に転記させて頂きます。
『江戸城外郭門のひとつ。小石川門は、1636年(寛永13年)岡山藩(現在の岡山県)藩主池田光政によって築造されました。明治維新後、枡形石垣は1872年(明治5年)に取り壊され、その石材を利用して1877年(明治10年)に日本橋川下流の常磐橋の石橋が建造されました。江戸時代の橋は門とともに架けられ、城門撤去とともに木橋が架け直されました。1895年(明治28年)に甲武鉄道飯田町駅が近くにできると、橋も修繕されました。この橋は関東大震災で被災し、1927年(昭和2年)に鋼橋に架け替えられましたが、老朽化のため2012年(平成24年)に改修されました。』
江戸城外郭とは、外壕で囲まれた区域をさします。工事を請け負ったのは岡山藩の初代藩主池田光政。江戸城内濠の名だたる城門と同じく、外濠の場合も構造はいわゆる枡形門で、橋は城門とともに架けられました。
<説明板写真>
こんな外観だったのですね。説明板には『旧江戸城写真帖1871(明治4年)撮影』と記されています。橋は奥の枡形門とセットで見附としての役割を担っていました。
<現在の橋>
現在の橋は2012年に改修されたと記されていましたので、まだ新しいですね。現代の街並みにすっかり溶け込んでいますが、深い歴史を今に継承する橋と言えます。
■訪問:小石川橋
[東京都千代田区飯田橋]3丁目
[東京都文京区後楽]1丁目
■参考及び抜粋
・現地説明板(千代田区)
・Wikipedia:2023/3/26
2023年03月26日
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