蕨城址公園の帰りに、お隣の和樂備神社にも立ち寄りました。
<社殿>
立派です
<本殿>
蕨の鎮守として崇敬される神社です
<手水舎>
説明板によれば寛永寺旧在ともいわれる貴重な水盤とのこと
境内の全ては紹介できないので案内図を貼っておきます
<案内図>
充実の境内
城とは関係ないのか?
大いに関係あります
<由緒>
一部を以下に転記させて頂きます。
『当社の創建は明らかではないが、社伝によれば、室町時代に蕨を所領とした足利将軍の一族、渋川氏が蕨城を築き、その守り神として八幡大神を奉斎したのがはじまりであるという。』
八幡神は古くは武家の守護神として信仰され、特に足利将軍家は八幡信仰を押し進めました。そういう意味では、八幡宮を前身とするここ和樂備神社が、足利将軍家の一族・渋川氏が築いた城跡のお隣というのは感慨深いですね。城の正確な位置はわかりませんが、神社の境内も城の一部だったと思われます(個人意見)。
<境内>
池を挟んだ向こう側は城址公園です
ということで
蕨城址公園のお隣の神社は、蕨城の成り立ちと密接な関係だったというお話でした。
<鎮守>
由緒によれば『江戸時代には「上の宮」⁽八幡社⁾と呼ばれ、「中の宮」⁽氷川社⁾、「下の宮」⁽氷川社⁾と共に蕨宿三鎮守として、重きをなした。』とあります。城なきあともこの地に定着していたわけですね。八幡社が和樂備神社と名づけられたのは明治になってから。今でも地元民に親しまれている神社です。
■訪問:和樂備神社
[埼玉県蕨市中央]4丁目
■参考:現地説明板
・和樂備神社由緒
・蕨市教育委員会
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