小田原北条氏家臣の館跡と伝わる場所を訪ねました。
<目的地>
こちらが今回の目的地と定めた稲荷神社です。JR大井町駅から寄り道をしなければ徒歩10程度ですかね。
■梶原氏館■
梶原氏は小田原北条氏の家臣で、現在の品川区付近を領有したとされています。今回の訪問は品川区の梶原稲荷神社。この周辺が一族の拠点であったと考えられています。
<案内板>
やや道に迷いかけた時、この案内板に救われました。この付近は寺院が多いすね。右側に嶺雲寺・来福寺・大福生寺・西光寺が紹介されています。そして左下に梶原稲荷神社を見つけました。更には、この付近が梶原氏ゆかりの地であることも紹介されています。ちょっと気分が盛り上がります。
<稲荷神社入口付近>
目的地に到着です。
<細道>
小さな神社ですが、住宅地のパワースポットのような空気が漂います。
<梶原稲荷神社>
源頼朝の命により梶原景時が創建したと伝わり、境内には梶原塚と呼ばれる塚が残されています。この画像だと、鳥居の左手です。
梶原景時といえば鎌倉幕府の御家人。源頼朝に重用された幕府の中心人物ですね(頼朝の死後に失脚)。小田原の北条氏が台頭するのは、ずっとずっと後の話になります。北条家臣とされる梶原氏とは、景時の末裔と考えて良いのでしょうか?ちょっと調べましたが分からず(私には)。
館跡はこの神社そのものというより、この付近にあったとされています。ということで、周辺を散策することに。遺構は無いと聞いているので、いつも通り地形を味わうことにします。
<犬坂>
梶原稲荷神社近くの坂です。犬坂?
<標識>
説明書きを読みましたが、坂の名の由来ははっきりしないそうですね。俗称は"へびだんだん"。かわいい呼び名です。
<地形>
犬坂付近で撮影しました。高低差、伝わりますでしょうか。館跡とされる場所はこの高台に位置しています。今は建物が多く実感が湧きませんが、低地に面した見晴らしの良い丘だったのでしょう。
ということで
遺構は無いものの、起伏に富んだ地形を充分に味わえたので、それなりに満足な散策となりました。
<大福生寺>
いい雰囲気のお寺とも出会いえました。変わった形の鳥居がありますが、お寺さんです。
-------■梶原氏館■-------
築城年:不明
築城者:梶原氏?
城 主:梶原氏
[東京都品川区東大井]3丁目
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