2020年04月10日
数々の偉人に愛された情熱の花!バラの歴史/伊奈町
今日は伊奈町でも有名なバラの歴史についてのお話よ。
バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの「ギルガメッシュ叙事詩」で、古代オリエントの地では4種の野生バラからの交雑によっていくつかの品種が誕生したと言われているの。
ギリシャ時代を経てヨーロッパの文化に定着したバラはエジプトの女王「クレオパトラ」にも愛されたわ。
この頃のバラは主に歓待用や香油に使われていたのだけれど、ある人物によってバラを観賞する文化が広まっていくことになるの。
園芸としてのバラ
その人の名は「ジョセフィーヌ・ド・ボアルネ」。
あのナポレオンの妻よ。
彼女は超がつくほどのバラ愛好家で、夫が戦争をしている間も敵国とバラに関する情報交換をしたり原種の収集をしていたの・・・バラのためなら敵とか味方とか気にしなくなるのかしら・・・・・
世界中からバラを取り寄せてマルメゾン城に植栽していった彼女は植物学者のルドゥーテにバラ図鑑を描かせたり、園芸家のアンドレに人工授粉によるバラの品種改良をさせたりと、バラのためにすべてのエネルギーを注いでいたの。
彼女が無くなったあともバラ園では原種の収集や品種改良が絶えず行われ、19世紀半ばになるとバラの品種は3000を超えていたわ。
これが観葉植物としてのバラの基礎となったことで、彼女は現在でも「バラの母」として語り継がれていくようになったの。
日本におけるバラ
バラは西洋のイメージがあるけど、日本にもバラの原種が存在しているわ。
ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシは日本原産で、古くは「うばら」と呼ばれていたそうよ。
明治以降はバラが接ぎ木で増やせることから、優秀な接ぎ木職人のいる埼玉県川口市の安行や兵庫県宝塚市の山本で栽培がおこなわれるようになったとはいえ、バラの鑑賞はまだ庭を持つ裕福な家庭に限られていたみたいね。
そこで大手の私鉄各社は沿線開発の一環と利用者の増加を図って鉄道の沿線にバラ園の造営を行ったの。
これには庭を持てなかった庶民も喜び、長きにわたって親しまれてきたバラは戦後急速に一般にも普及していったわ。
まとめ
かつては「高嶺の花」だったバラだけれど、今ではすべての人が鑑賞できる「花の女王」として君臨しているわね^^
伊奈町に来たときはぜひバラ園のバラを鑑賞していってね^^
そ、そのバラ園なんですが・・・今年はコロナの影響で中止になっちゃったんですよ・・・・
リリス「なんですって!!!!?あなたコロナをなんとかしなさいよ!!!」
痛い痛い痛い!!!( ゚Д゚)!僕になんとかできるわけないでしょう!!!( ̄ロ ̄;)
残念ですがバラまつりは来年まで気長に待ちましょう・・( ゚Д゚)
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