2020年09月23日
【久山年神社】長崎県諫早市の神社
久山年神社(くやまとしじんじゃ)は、
長崎県諫早市久山町に鎮座する神社です。
久山年神社は文禄元年(西暦1592年)霜月14日、
第107代 後陽成天皇の御代に、
久山村字宮の元に創建されたと記録にあります。
ある年イナゴが大発生し稲の被害が続いたため、
村人は駆除に努めたが その効果もなく、
困り果てた村人は もはや神にすがるしかないとして、
当時の四面宮(現在の諫早神社)の神官の馬場氏を斎主に、
御祭神の御神霊を勧請し祈願を行ったところ、
たちまちに被害が治まった事から
霊験あらたかとして祠を建て祀ったのが
始まりとされている。
その後、正保年間の始めに塩田が開墾されたが
しばしば堤防が決壊したため
御神体を船に遷し海(現在の大村湾)に浮かべ
祈願したところ、これもまた治まり、
村人たちは神の御神威だと大いに喜んで、
神社を宮の元から字山の上(現在地の裏手・城山の海側の中腹)に
遷し祀り、さらに篤い信仰を集めたと云われています。
これが元になり農業に霊験あらたかな神にも関わらず、
久山年神社の御神体は船形の御神座に乗せてお祀りされており、
大変珍しい様式となっているそうです。
御祭神
大年神(おおとしのかみ)
御年神(みとしのかみ)
御利益
五穀豊穣・商売繁昌・諸願成就・災難厄除・安産の神
久山稲荷神社
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
御利益:商売繁盛・衣食住を司る神
鎮座地
長崎県諫早市久山町2275−2
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