2021年06月23日
国龍大明神・罔象女命【白川吉見神社・白川水源】熊本県阿蘇郡南阿蘇村
白川吉見神社は阿蘇神社の末社として、
古代より水源の守護神として尊崇され、
境内の中央から涌水する大泉流は、
これより西方南郷谷及び菊池南部熊本飽託の肥後平野を潅流して
幾千ヘクタールの水田を養い湧水池は肥後名勝の一つに数えられた。
元禄14年(1701)6月、
第5代肥後藩主・細川綱利公が山狩の際参拝され
「当社は余が領地養田の源神で水恩広大である。速やかに社殿を修造せよ。」
と郡代に命じ造営されたと言う。
嘉永年間(1848〜1853)細川韶邦公(後に初代熊本藩知事)
又明治初年第14代護久公護美公が参拝され九曜紋章付きの社幕を
奉納された。
現在の社殿は明治41年火災により炎上したため
翌42年12月新たに造営竣工されたものである。
又当神社内の社木も昭和21年の台風により
樹齢数千年の老木数本が倒れ現在数となる。
明治初期熊本県が「白川県」と呼ばれたのも
又地名の「白川」村名の「白水村」もこの境内の湧泉より
名付けられたと言われています。
御祭神:国龍大明神、罔象女命
御利益
健康長寿、病魔退散、病気平癒など
白川水源(しらかわすいげん)
白川水源は、阿蘇カルデラ内の火山群(中央火口群)の
南の裾野である南阿蘇の代名詞とも言える水源で、
環境庁の名水百選に選ばれています。
常温14℃の水が毎分60トンも地底の砂と共に勢いよく湧き上がり、
熊本市内の中央を流れる一級河川白川しらかわの源となっています。
この湧水は「不老長寿」「所病退散」の御神水として
昔より語りつがれ尊ばれています。
鎮座地
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字白川2040
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