2019年03月24日
ビンゴ5の勝手な法則
この前、テレビで宝くじ「ビンゴ5」を大量に購入し、どれぐらい回収できるかって番組をやっていました。そこで専門家と称する人物が「足して5の法則」と「足して41の法則」なる物を紹介していまし、番組出演者も感心して聞いていました。
しかしこれ、"当たり前すぎる当たり前"であり、"まったく意味がない"法則です。
とりあえずビンゴ5についてはこちらをご覧ください。
https://www.takarakuji-official.jp/kuji/bingo5/feature.html
ではまず「足して5の法則」とは、例えば上段左の「1〜5」のブロックで出た数字に「+5」した数字が上段中央に現れるというもの。これは当たり前の話であり、これによって何を選んだら良いかのヒントにはなりません。以下、分かりやすいように「上段左」を@、「上段中央」をA、以下中断中央のフリー枠を飛ばして下段右をGとしましょう。
具体的に説明をしましょう。「表1. A−@の値」は"[Aで出た値]−[@で出た値]"を表にしたものですが、ご覧の様に「5」が一番多いのが分かるでしょう。つまりランダムに「1〜5」と「6〜10」の組み合わせを選んだら差が5になるのは当たり前。しかし、だからと言って[@で出た値]が1だからと言って[Aで出た値]が6になる確率は残りの7〜10と全く同じです。
この「足して5の法則」を唱える人が居たとしたら、見方を変えて[@で出た値]が1だった場合に[Aで出た値]が何だったか調べてみれば分かると思います。別に6が突出しているという事はないはず…と、他人任せにしそうでしたが、調べてみたらビンゴ5って(これを書いている時点で)まだ101回しかやってないじゃん。じゃあ、ちょっと調べてみましょう。
[Aで出た値]−[@で出た値]、[Bで出た値]−[Aで出た値]…[Gで出た値]−[Fで出た値]の7通りで、その組み合わせの出現回収が下記「表2.隣のグループとの差の出現回数」です。「5」が多いのは確かですが、「4」も「6」も回数では遜色ない(笑)。
続いて[@で出た値]と[Aで出た値]の関係を表にしたのが以下の「表3.@の値に対するAの値の出現回数」で、格段の右端は[@で出た値]の出現回数の合計。上記の「足して5の法則」が適用されるマスを太文字にしていますが、結果は御覧の通りです。
まぁ、「足して41の法則」ってのも説明は割愛しますが、同じようなものです。
以上、ちょっと調べればわかる話なんですが…自分勝手な法則を見つけて楽しむことにケチを付けているわけではありませんが、それってお金を出して手に入れる情報じゃないし、それを鵜呑みにしてありがたがる人って妙なカルトや詐欺、質の悪い民間療法なんかに引っかかる素質があると思いますよ。
私?これだけ疑り深い人間ですが、それでもこんなのに引っかかる危険性を感じてますよ(笑)。
しかしこれ、"当たり前すぎる当たり前"であり、"まったく意味がない"法則です。
とりあえずビンゴ5についてはこちらをご覧ください。
https://www.takarakuji-official.jp/kuji/bingo5/feature.html
ではまず「足して5の法則」とは、例えば上段左の「1〜5」のブロックで出た数字に「+5」した数字が上段中央に現れるというもの。これは当たり前の話であり、これによって何を選んだら良いかのヒントにはなりません。以下、分かりやすいように「上段左」を@、「上段中央」をA、以下中断中央のフリー枠を飛ばして下段右をGとしましょう。
具体的に説明をしましょう。「表1. A−@の値」は"[Aで出た値]−[@で出た値]"を表にしたものですが、ご覧の様に「5」が一番多いのが分かるでしょう。つまりランダムに「1〜5」と「6〜10」の組み合わせを選んだら差が5になるのは当たり前。しかし、だからと言って[@で出た値]が1だからと言って[Aで出た値]が6になる確率は残りの7〜10と全く同じです。
この「足して5の法則」を唱える人が居たとしたら、見方を変えて[@で出た値]が1だった場合に[Aで出た値]が何だったか調べてみれば分かると思います。別に6が突出しているという事はないはず…と、他人任せにしそうでしたが、調べてみたらビンゴ5って(これを書いている時点で)まだ101回しかやってないじゃん。じゃあ、ちょっと調べてみましょう。
[Aで出た値]−[@で出た値]、[Bで出た値]−[Aで出た値]…[Gで出た値]−[Fで出た値]の7通りで、その組み合わせの出現回収が下記「表2.隣のグループとの差の出現回数」です。「5」が多いのは確かですが、「4」も「6」も回数では遜色ない(笑)。
続いて[@で出た値]と[Aで出た値]の関係を表にしたのが以下の「表3.@の値に対するAの値の出現回数」で、格段の右端は[@で出た値]の出現回数の合計。上記の「足して5の法則」が適用されるマスを太文字にしていますが、結果は御覧の通りです。
まぁ、「足して41の法則」ってのも説明は割愛しますが、同じようなものです。
以上、ちょっと調べればわかる話なんですが…自分勝手な法則を見つけて楽しむことにケチを付けているわけではありませんが、それってお金を出して手に入れる情報じゃないし、それを鵜呑みにしてありがたがる人って妙なカルトや詐欺、質の悪い民間療法なんかに引っかかる素質があると思いますよ。
私?これだけ疑り深い人間ですが、それでもこんなのに引っかかる危険性を感じてますよ(笑)。
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