2018年04月08日
「ダンガル きっと、つよくなる」見てきました
映画のシンクロニシティって感じの話はありますが、これってタイミングが…(笑)。インドの大スター、アーミル・カーンが主演と言うだけで見に行くことを決めましたが、はっきり言ってサブタイトルがセンスがなさすぎ。前回の「去年の冬、君と別れ」のキャッチコピー同様、作品の内容にも悪影響があるような気がします(笑)。
オリンピックへの道を断念したレスリングの選手、マハヴィルは自分の夢を息子に託すことにしたが、生まれてきたのは4人全て女の子。再び夢をあきらめようとしたとき、長女と次女の類まれなる格闘センスに気付いたマハヴィルは二人にスパルタ教育でレスリングの選手として育て、オリンピックを目指す。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
いちおう感動作って触れ込みでしたが「ダンガル きっと、つよくなる」
映画のシンクロニシティって感じの話はありますが、これってタイミングが…(笑)。インドの大スター、アーミル・カーンが主演と言うだけで見に行くことを決めましたが、はっきり言ってサブタイトルがセンスがなさすぎ。前回の「去年の冬、君と別れ」のキャッチコピー同様、作品の内容にも悪影響があるような気がします(笑)。
オリンピックへの道を断念したレスリングの選手、マハヴィルは自分の夢を息子に託すことにしたが、生まれてきたのは4人全て女の子。再び夢をあきらめようとしたとき、長女と次女の類まれなる格闘センスに気付いたマハヴィルは二人にスパルタ教育でレスリングの選手として育て、オリンピックを目指す。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
いちおう感動作との触れ込みでしたが、序盤は結構不快な内容です。ってか、娘たちにレスリングを強要するマハヴィルは5ちゃん(旧2ちゃん)の生活まとめサイトに出てくる「毒親」の典型。他の先進国の目から見たらそちらの方が間違っているんでしょうが、インドにおける"あるべき少女の姿"から外れた彼女たちはそれだけで阻害されます。
そんな状況もお構いなしにトレーニングを続ける父親には全く共感できませんし、見ていて痛々しい感じもします。まぁ、映画なんでストーリーは上手く流れていくんで彼女らも納得してレスリングに取り組むのはお愛嬌。これにケチをつけてたら先に進みませんが…描かれていないが、現実的に見れば彼女たちが受けたイジメや阻害は激しかったんだろうなぁ。
さて、アクションシーンと言うかレスリングのシーンは迫力がありました。長女の幼少期のレストランのシーンなんかも目を見張るものがありましたし、これは一見の価値があります。
そして何より驚いたのは主演のアーミル・カーン。現役時代の体型はもちろん筋骨隆々、「チェイス!」で見た体型と変わりなかったのですが、終盤の年老いた役の時はお尻もでっぷりして歩く姿も膝が悪いのかおじいちゃんの走りっぷり。もちろん演技力を伴った特殊メイクだろうと思っていましたが、それでもお腹が出た状態での娘とのスパーリングなんかはどうしてたんだろう…と思ってたら「デニーロ・アプローチ」だったよ(笑)。
ストーリーに関して話が戻りますが、長女が全国大会で優勝して国立スポーツアカデミーに入学。父の元を離れて新たにコーチからの教えを受けるくだりが現在進行形のあの事件を彷彿とさせるのですが、仮にも実在する人物をヒントにした映画。レスリング協会のマハヴィルへの妨害工作なんか、気を悪くしないかねぇ。
まぁ、その妨害からのクライマックスシーンはなかなか面白い演出でしたが…前評判とアーミル・カーン主演でちょっと期待しすぎたところもありますんで私の評価はちょっと低め。ただし、十分オススメできる映画だと思います。
【感想:End】
最後に。冒頭に書いたシンクロニシティですが、以前に「タイタニック 3D」を見たときはタイタニック号が沈んでちょうど100年目の日だったり、「御手洗薫の愛と死」が福岡で上映された時期にはちょうど佐村河内さんのゴーストライター事件の真っただ中だったり。
今回は女子レスリングで親元を離れて指導方針が違うコーチの指導で考えが変わる娘。そこから父との対立や結果を出せない事から父に再度教えを請い、結果コーチと反目するなど、ホントにタイムリーな話題でしたが、この先、女子レスリングのインド代表の中にこの映画に出てきた二人の女の子の名前を探しそう。
あと、日本版のダンガルとして今回の事件をベースに…
オリンピックへの道を断念したレスリングの選手、マハヴィルは自分の夢を息子に託すことにしたが、生まれてきたのは4人全て女の子。再び夢をあきらめようとしたとき、長女と次女の類まれなる格闘センスに気付いたマハヴィルは二人にスパルタ教育でレスリングの選手として育て、オリンピックを目指す。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
いちおう感動作って触れ込みでしたが「ダンガル きっと、つよくなる」
映画のシンクロニシティって感じの話はありますが、これってタイミングが…(笑)。インドの大スター、アーミル・カーンが主演と言うだけで見に行くことを決めましたが、はっきり言ってサブタイトルがセンスがなさすぎ。前回の「去年の冬、君と別れ」のキャッチコピー同様、作品の内容にも悪影響があるような気がします(笑)。
オリンピックへの道を断念したレスリングの選手、マハヴィルは自分の夢を息子に託すことにしたが、生まれてきたのは4人全て女の子。再び夢をあきらめようとしたとき、長女と次女の類まれなる格闘センスに気付いたマハヴィルは二人にスパルタ教育でレスリングの選手として育て、オリンピックを目指す。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
いちおう感動作との触れ込みでしたが、序盤は結構不快な内容です。ってか、娘たちにレスリングを強要するマハヴィルは5ちゃん(旧2ちゃん)の生活まとめサイトに出てくる「毒親」の典型。他の先進国の目から見たらそちらの方が間違っているんでしょうが、インドにおける"あるべき少女の姿"から外れた彼女たちはそれだけで阻害されます。
そんな状況もお構いなしにトレーニングを続ける父親には全く共感できませんし、見ていて痛々しい感じもします。まぁ、映画なんでストーリーは上手く流れていくんで彼女らも納得してレスリングに取り組むのはお愛嬌。これにケチをつけてたら先に進みませんが…描かれていないが、現実的に見れば彼女たちが受けたイジメや阻害は激しかったんだろうなぁ。
さて、アクションシーンと言うかレスリングのシーンは迫力がありました。長女の幼少期のレストランのシーンなんかも目を見張るものがありましたし、これは一見の価値があります。
そして何より驚いたのは主演のアーミル・カーン。現役時代の体型はもちろん筋骨隆々、「チェイス!」で見た体型と変わりなかったのですが、終盤の年老いた役の時はお尻もでっぷりして歩く姿も膝が悪いのかおじいちゃんの走りっぷり。もちろん演技力を伴った特殊メイクだろうと思っていましたが、それでもお腹が出た状態での娘とのスパーリングなんかはどうしてたんだろう…と思ってたら「デニーロ・アプローチ」だったよ(笑)。
ストーリーに関して話が戻りますが、長女が全国大会で優勝して国立スポーツアカデミーに入学。父の元を離れて新たにコーチからの教えを受けるくだりが現在進行形のあの事件を彷彿とさせるのですが、仮にも実在する人物をヒントにした映画。レスリング協会のマハヴィルへの妨害工作なんか、気を悪くしないかねぇ。
まぁ、その妨害からのクライマックスシーンはなかなか面白い演出でしたが…前評判とアーミル・カーン主演でちょっと期待しすぎたところもありますんで私の評価はちょっと低め。ただし、十分オススメできる映画だと思います。
【感想:End】
最後に。冒頭に書いたシンクロニシティですが、以前に「タイタニック 3D」を見たときはタイタニック号が沈んでちょうど100年目の日だったり、「御手洗薫の愛と死」が福岡で上映された時期にはちょうど佐村河内さんのゴーストライター事件の真っただ中だったり。
今回は女子レスリングで親元を離れて指導方針が違うコーチの指導で考えが変わる娘。そこから父との対立や結果を出せない事から父に再度教えを請い、結果コーチと反目するなど、ホントにタイムリーな話題でしたが、この先、女子レスリングのインド代表の中にこの映画に出てきた二人の女の子の名前を探しそう。
あと、日本版のダンガルとして今回の事件をベースに…