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2018年01月07日
「キングスマン:ゴールデン・サークル」見てきました
 今年最初の映画は「キングスマン」待望の続編!前作に比べて今一つとの前評判だったが、なんのなんの。むちゃくちゃ面白かった。今年の最初にしてこの作品に出合うと、この一年はハードルが高くなるなぁ(笑)。

 本当に荒唐無稽で痛快なアクションと適度な裏切りのストーリー。それでいて定番の流れもあり、個人的にはあらゆる意味で「丁度良い」ポイントを少し上回っていたかな?まさかとは思われるでしょうが、泣けるシーンもありました。

 あっ、この映画は前作を見なくても楽しめると思いますが、是非とも前作を未見の方は見てからにしてください。(ストーリーの重要なシーンで前作を知ってる事が前提となる箇所があります)



 表向きはロンドンの高級テーラー、その本当の姿はスパイ組織の「キングスマン」。その若手のエース、エグジーが襲撃を受け、それをきっかけにキングスマンが壊滅の危機を迎える。襲撃した謎の組織「ゴールデン・サークル」に対抗すべく、アメリカに拠点を置くスパイ組織「ステイツマン」と協力することになる。

 そしてそこには…ネタバレになりますが既に予告編やポスターでも出てるんで良いでしょう。前作で殉職したと思われていたハリーが記憶を失った形でかくまわれていた。この危機にハリーは現場復帰ができるのか?

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 前作の感想では「そしてこの作品、続編が作られそうな感じを明確に残していますが、もしパート2が上映されたら見に行きます」ってしっかり書いてました(笑)。改めて前作の感想を読み返すと、今回の映画でもそのまま使えるフレーズばかり。それだけ「ぶれてない」作品って事でしょう。

 そして前作ではそれほどなかったのですが、今作では泣けるシーンが。裏方に徹しながらも現場に出たかったマーリンがエグジー、ハリーを救うべく命を張るシーンは胸が詰まりました。そしてマーリンが歌う「カントリーロード」はラストで収容された人々が家路につくシーンにもつながります。

 あと、ゲスト出演というか「お飾り」と思われたエルトン・ジョンがけっこう活躍しています。これ、ファンには…複雑なシーンかも。


 そして何よりこの映画ではアメリカに蔓延する薬物問題の深刻さを表しています。いわゆる「善良な市民」には薬物に手を出している人間も含まれている認識も一部にはあり、何より作中ではエルトン・ジョンも薬物に手を出している設定になってます。(それを容認したのかなぁ?)

 同時に薬物をやっている人間を躊躇なく切り捨てる考えも「崇高な善」と認めながらも、作中では肯定されていないが、私はこっちの考えだしなぁ。


 ハリーの記憶が戻るまでは頼もしいエグジー、しかし記憶が戻るとハリーに頼るような弱さが見え、それでいてハリーが本調子でないことがわかると再び顔つきが変わる。クライマックスには先代と当代の"ガラハッド"(キングスマンのエースエージェントに与えられるコードネーム)の共演は圧巻。

 見方次第で味わいが変わる、なかなか深みのある映画です。あっ、前作同様ギリギリでコメディ一歩手前ってところです(笑)。

【感想:End】

 年明け、次に見たい映画が「レッドスパロー」ぐらいでめぼしいものがない。KBCシネマで「否定と肯定」って映画が気になるけど、これも現在の職場の場所を考えると見に行くにはハードルが高い。あと「劇場版 マジンガーZ INFINITY」ってのもちょっと違うし、「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」くらいか。

 今年は劇場での鑑賞20本は行きたいんだけどなぁ。




キングスマン:ゴールデン・サークル|映画情報のぴあ映画生活


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