zooのラーメンノート

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歩

小手指の住宅地に佇み、夕刻を深く過ぎると辺りは夜闇に包まれ、この店の灯りがぼんやりと目に留まる。

『らーめん』



液体油が旨味や熱を閉じ込め、箸を入れるとブワッと芳醇な和の香味が立ち昇る。

熱の籠るスープを啜ると、ガツンと力強い鰹の味わい。魚介系の和素材を軸に組み立てた構成で、それを支える動物由来のコクとのバランスも良い。

ふくよかな弾力を有する中太の自家製麺も、舌歯に馴染む良作だ。


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カッパハウス

福生の人気店『カッパ64』の2号店で、『完熟』からの店名変更。

『とまとらーめん』



フレッシュなトマトの酸味やほのかな甘味が活きる味わいであるが、しっかりと動物由来のコクが根付く味わいだ。

トマトが溶け込むハイブリックスなスープが、パスタソースのように麺を抱き込み口へと運ぶ。

小麦の息吹を存分に残す自家製麺、低温調理のチャーシューも秀逸！


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麺屋 こいけ

『むつみや』の跡。濃厚な鶏ダシのラーメンを提供する。

『濃厚鶏白湯そば』



軽く濁る鶏ダシのスープは、旨味を蓄えながらも軽やかな口当たりで、飲んだ後や女性にも好まれるチューニングだ。

軟骨入りの鶏つくね、鶏チャーシューと適度に乗る塩味がアクセントをもたらす、まさに鶏尽くしの一杯。


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博多 加藤商店

ラーメントスクエアの『北海道 恵比寿』の店主が手掛ける博多豚骨の店。

『博多豚骨』



軽く濁らせた豚骨スープはさらりとした喉越しであるが、液体油を巧く使いしっかりとコクを味蕾深く根付かせる。

タレがやや前に出るシャープさも後に嫌気を残さず、さっくりと食べさせる。

その他、博多豚骨の枠に囚われないメニューも展開する意欲店だ。


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濃厚豚骨ラーメン 竹三郎

東部浅草駅から少し歩いたところにあり、アクセスも良好。

『満州とろとろ担々汁あり油そば』



グツグツと鉄器で茹だる担々スープは、辣油の辛味や後に残る醬の甘味が牽引し、軽く粘性の付いたスープが太麺をグイと持ち上げる。

麺は短いカッティングに中太平のもので、家系の麺の流用だろうが、やはりこの系統の麺はしっかりと茹だると、ふかよかなコシが生まれて旨い。

辛味と熱気に発汗を促されるまま食べ進めたところで、溶き卵を入れグルリと馴染ませると、柔らかな甘味に中和される。

〆の雑炊も言うまでもなく絶品！


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