zooのラーメンノート

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かしわ屋

『くすのき亭』の跡。

『かしわ屋らーめん』



鶏が旨味を主体に、豚の匂いがフックになった動物系白湯。

一指禅のような純白に乳化したスープであるが、コチラはしっかりとタレを効かせており、ほのかな素材の甘味とキレが同居している。

コリっと歯触り良い中細麺、メンマに至るまでに自家製にこだわる一杯だ。


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彩

『喜楽』のある通りを駅を背にして更に進んだ先、原町小学校の手前にその店は佇む。

『しなそば』



底を見渡すかのような澄んだ動物系清湯で、柔らかく調えたカエシに無化調というスープ。

じんわりとカラダに染み入る味わいで、かすかに浮かぶ油が一押しの旨味を乗せる。

緩やかに波打つ細麺が、昭和ノスタルジーの匂いもともにストン、と喉を滑り落ちる。


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中華そば 喜楽

駅から少し離れた住宅地にあり、定食メニューもある町の中華食堂のような店だ。

『麻婆ラーメン』



醤油ベースのラーメンに醬や唐辛子が効いた甘辛い麻婆餡を乗せている。
所謂、埼玉トーフラーメンほど餡の存在が立たたせず、鶏ガラ醤油のスープに餡の軽いとろみが細麺に纏い旨味諸共引き上げる。

ふわっとほぐれる豆腐、下味が付き良いアクセントをもらたす挽肉と隙なく作り込まれた良作だ。


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打立て自家製麺 ラーメンK

みずほ台にある『自家製麺 ラーメン慶』の姉妹店。オーダーを受けてから切り出す、鮮度にこだわった自家製麺を提供。

『ラーメン(塩)』



製麺機から切り出されたばかりの麺は、中太の平打ち麺で、ハリと弾力に富む質感。讃岐のうどんにも似た麺が美味い。

鶏の恵みを受けたスープは、やや粘性のある旨味リッチな白湯。塩梅良い塩ダレを効かせ、揚げネギもふわり。

低温調理の豚ロースもしっとりジューシーな逸品だ。


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歩

小手指の住宅地に佇み、夕刻を深く過ぎると辺りは夜闇に包まれ、この店の灯りがぼんやりと目に留まる。

『らーめん』



液体油が旨味や熱を閉じ込め、箸を入れるとブワッと芳醇な和の香味が立ち昇る。

熱の籠るスープを啜ると、ガツンと力強い鰹の味わい。魚介系の和素材を軸に組み立てた構成で、それを支える動物由来のコクとのバランスも良い。

ふくよかな弾力を有する中太の自家製麺も、舌歯に馴染む良作だ。


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カッパハウス

福生の人気店『カッパ64』の2号店で、『完熟』からの店名変更。

『とまとらーめん』



フレッシュなトマトの酸味やほのかな甘味が活きる味わいであるが、しっかりと動物由来のコクが根付く味わいだ。

トマトが溶け込むハイブリックスなスープが、パスタソースのように麺を抱き込み口へと運ぶ。

小麦の息吹を存分に残す自家製麺、低温調理のチャーシューも秀逸！


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麺屋 國

『麺家 うえだ』での勤務経験のある店主が独立。飲屋街の一角にそれはある。

『國ラーメン』



動物由来のコクに野菜を溶かし込んだポタージュ様のスープは、コッテリとしながらも後には優しい甘さを余韻として残す。

古丹製麺のサックリと歯応えのある細麺も、スープを運ぶ導線として良い働きをする。

飲む前にサクッと腹に入れたい、そんなラーメンとして飲屋街では重宝するお店だ。


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一指禅 ふじみ野店

何年ぶりであろうか。
一昔前の県内の豚骨ラーメンといえば、一指禅の名が挙がる。それ程までに地域に根付いた一つの成功例だ。

『一指禅らーめん』



純白に乳化したスープは、穏やかなタレの塩梅もあり、柔らかな甘みが広がる。

多くの若者が『味濃いめ』で注文しているように、薬膳のように体に浸透する味わいだ。

一括りに豚骨ラーメンと表現できるが、老若男女に好まれる味わいが市民権を得ているのだろう。
この日も僅かではあるが、ラーメンを待ちわびる列ができている。

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麺屋 鶏口

『田家ふくふく』の店長が独立し、前店の店を譲り受けての出店となったとか。

『塩鶏そば』



丸鶏やガラなどから採るスープは、半清湯ながらも白湯に引けを取らない旨味と訴求感ある味わいだ。

鶏の旨味をストレートに伝えるよう、そっと添える塩ダレの塩梅もジャスト。

スープを抱き込みするりと引き上げる低加水の細麺もピタリとハマる一杯。


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担々麺専門店 GOMA

松原団地の人気店『栄龍軒』の2号店的な店で、栄龍軒仕込みの担々麺を愉しむことができる。

『担々麺・赤』



芝麻醬のコクと辣油の香り。
ひとくち、ふたくちとスープを啜る度に、両者がせめぎ合う訴求力ある味わいが箸を加速させる。

ジワっと旨味溢れる肉味噌、口へと導くしなやかでパンッと張りのある平打ち麺も美味い。

流石と言うべき完成度であり、埼玉の担々麺として盤石の一杯だろう。


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