zooのラーメンノート

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濃厚豚骨ラーメン 竹三郎

東部浅草駅から少し歩いたところにあり、アクセスも良好。

『満州とろとろ担々汁あり油そば』



グツグツと鉄器で茹だる担々スープは、辣油の辛味や後に残る醬の甘味が牽引し、軽く粘性の付いたスープが太麺をグイと持ち上げる。

麺は短いカッティングに中太平のもので、家系の麺の流用だろうが、やはりこの系統の麺はしっかりと茹だると、ふかよかなコシが生まれて旨い。

辛味と熱気に発汗を促されるまま食べ進めたところで、溶き卵を入れグルリと馴染ませると、柔らかな甘味に中和される。

〆の雑炊も言うまでもなく絶品！


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富士らーめん

場所同じく浅草の名店『よろゐ屋』出身の店主が作る、出身元とは全くベクトルの異なるラーメンが話題だ。

『らーめん』



一言で表現するならば、美味い、これが良く当てはまる。
見た目から期待を高める、気泡立つ濃厚な豚骨スープで、髄から搾り出したかの様な旨味と濃度であり、スープとしての一つの完成形をみる。

タレもしっかりと馴染み、しなやかなコシのある自家製麺がグルリと持ち上げる。

細部までこだわって作り込まれた一杯で、浅草をリードしていくと思われる良店。


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中華そば屋 (店名なし)

木材の質感や重々しい風格のある外観から、およそラーメン屋であるとは誰も思わないであろう。

『中華そば』



炙ることで濃縮された醤油のあじわいと、まろやかな苦味をも抱き込んだ香ばしいスープに驚嘆！
昨今の素材感を活かしたものとは異なり、あくまでも“焦がし”と“醤油”にフォーカスした印象派だ。

麺を啜り上げる度に、表層の焦げと奥に潜む濃密な醤油の味わいが口の中で見事にドッキングし、クッと歯を押す熟成の進んだ麺とも良く合う。

外観といい意外性のあるラーメンといい、完全に店の世界観に引き込まれ、一つのアトラクションを楽しむかのように仕掛けられた意欲作と言える。


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麺屋 江武里

店主は多くの麺屋武蔵系列店での修行経験を持ち、本年4/23に独立。

メニューは醤油、カレー麺、つけ麺の3本立て。

『江戸醤油ら〜麺』



鶏をメインに炊き込んだ白湯に、魚介ダシを加えたWスープ。

しっかりしたダシの旨味を土台に濃口の醤油が乗った濃厚な味わいを、柚子の風味がスッキリと〆る。
飽きの来やすい構成を非常にバランス良くまとている。

カネジン食品製の平打ちの多加水麺も、ぷくっとした舌歯に馴染む。

ローストポークも肉の味を楽しませる逸品だ！


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海老だしの哲 御徒町店

『つけめん TETSU』が手がける別ブランド店で、荏原町の同名店は既に閉店している。

『海老だしのらーめん』



海老薫る濃厚な味噌ラーメンだ。
動物系の旨味に海老薫りをふわりと乗せ、味噌味に仕立てた濃厚な味わい。マイルドな味噌、おろし生姜の風味が日本人の舌によく馴染む。

ムッチリとコシのる極太の平打ち麺も濃厚なスープとがぷり四つを組む。

入り口は濃厚だが、生姜があと口をさっぱりとさせるので、女性でも食べやすい一杯ではないだろうか。


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博多らーめん いのうえ

東武線浅草駅のほど近くにある浅草では人気のある店。

『らーめん』



臭いがカットされた豚骨スープは、旨味とともに湧き立つ醤油の味わいがくっきりとした輪郭を描き出す。

博多系の細麺を啜り上げるとスープとともに油分を纏い、しっかりとコクを味蕾に根を張る本格派だ。


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大黒屋

いつも店の前を通ると豚のニオイが立ち込めている。
麺箱には『横浜家』の文字。

注文したのは『濃厚塩ラーメン』。


まず驚くのが、入荷した豚骨スープに揚げネギが乗るという組み合わせ。

豚の野趣味を残すスープに太麺は、もう少しタレが前に出るくらいでも合いそうだ。
揚げネギの恩恵は受けにくいが、異素材を組み合わせる工夫は面白い！


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