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相当胡散臭い

息子が最近小学校で習ったようで、
「SDGs」という言葉をよく使います。

省エネ、もったいない、エコみたいな
意味合いで使っているようです。

世間でも、よく使われ出していますし、
企業がアピールに使用するケースも
多くなってきました。


SDGsとは国連で定められた
17項目におよぶ国際目標で、
Sustainable Development Goalsの略称。
(詳しくは、外務省HPに記載された
SDGsとは?を御覧ください)

その目指すところは、立派ですし、
大切なことだと思います。

ただ、17の項目の中には、
企業活動とは関係のないものもあり、
あくまでも国全体で目指すものでしょう。

正直、一企業が声高にSDGsを唱えることに
私は大変な胡散臭さを感じてしまいます。

なお、毎回こんなこと書いてますが、
あくまでも私見ですからね。

別の意見もあってしかるべきだと
思いますが、そんな意見もあるか、
くらいに思ってお怒りにならないように
お願いできたら嬉しいです。

話を戻して、何が胡散臭いかというと、
まず全体的にそれぞれの目標に対する
数値目標や達成方法などが明示されておらず、
フワッとした概念でしかないところ。

そして各企業が、我社は○番に
取り組んでいます、と一部でも
堂々と掲げているところです。


どういうことかというと、
ブラック企業は、3、8、10、16番が
達成できていないと思うのですが、
自然保護活動に寄付しているから
15番を標榜して、「我が社はSDGsを
推進しています!」なんて声高に
アピールする、なんてことが
まかり通っていると思うのです。

つまり、企業の都合のいいように
利用できているのではないか、と。

SDGsを掲げるために、
企業がどのような活動をしているのか、
ということをチェックする第三者機関が
あればいいのですが、
そんな話は聞いたことがないですね。

例えば、同じような企業表示に
利用されているISOってのは、
しっかり審査期間があるようですけど。


ちょっと前に、ダイバーシティを
謳っていた吉野家が、
応募学生が日本国籍であるにも関わらず
名前が外国人の名前だったとかで、
選考すら行なわずにお祈りメールを出し、
問題になっていました。

こんな例を挙げるまでもなく、
企業はイメージアップのために
いろいろなアピールをします。

企業だけじゃなく、飲食店などでも
明朗会計っていうボッタクリ店が
あったりします。

標榜したキャッチフレーズが
間違っていたからといって
罰せられるわけではないのですが、
少なくとも企業イメージの低下は
免れません。


というわけでSDGsは、
真面目に取り組んでいる企業が
ないとは言いませんけど、
できていることだけを
アピールできる企業に便利な
標語だと思うので、
全然信用できないんですよね。
タグ:iSO エコ SDGs

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