新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2019年03月08日
演劇が目指すもの 57演劇と意識 Theatre and Consciousness 26
演劇が目指すもの 57演劇と意識 Theatre and Consciousness 26
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
カルテジアン劇場Cartesian Theater
米.哲学者・認知科学者ダニエル・デネット(1942- )
の著作『解明される意識Consciousness Explained(1991)』 のなかで詳細 に説明.
反駁される デカルト的二元論による意識の概念
人間の脳の中には小人(ホムンクルス/
/ 脳の情報処理における中央本部/ひとつの統合的な脳の部位/意識する私)
が住んでいる劇場があり そのスクリーン上に経験された感覚的データが上映されるという発想
で 例えば特定のニューロンに それは発見できるであろう
との思い込み に過ぎない
画像はWEBより拝借致しました
ヴェーダ科学による 第5意識レベル 『宇宙意識/私を観察する私』
ピーター.ブルックの 『見えないもの と 見えるもの』 そして
カルテジアン劇場
俳優は 物語の中で 生きている
物語のシーンに実在するであろう 物体を観ている 知覚している
実際舞台上には 何もないのであるが
そして その 見えないものを観 物語を生きる俳優を 観ている私/俳優 が同時に存在する
更に この カルテジアン劇場 現象では
観客も 俳優を通して 見えないものを観る シーンを知覚する
スクリーン上の物語を 観るのだ
その時 観客は
ヴェーダ科学による 第6レベルである『純宇宙意識』状態に在る
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
カルテジアン劇場Cartesian Theater
米.哲学者・認知科学者ダニエル・デネット(1942- )
の著作『解明される意識Consciousness Explained(1991)』 のなかで詳細 に説明.
反駁される デカルト的二元論による意識の概念
人間の脳の中には小人(ホムンクルス/
/ 脳の情報処理における中央本部/ひとつの統合的な脳の部位/意識する私)
が住んでいる劇場があり そのスクリーン上に経験された感覚的データが上映されるという発想
で 例えば特定のニューロンに それは発見できるであろう
との思い込み に過ぎない
画像はWEBより拝借致しました
ヴェーダ科学による 第5意識レベル 『宇宙意識/私を観察する私』
ピーター.ブルックの 『見えないもの と 見えるもの』 そして
カルテジアン劇場
俳優は 物語の中で 生きている
物語のシーンに実在するであろう 物体を観ている 知覚している
実際舞台上には 何もないのであるが
そして その 見えないものを観 物語を生きる俳優を 観ている私/俳優 が同時に存在する
更に この カルテジアン劇場 現象では
観客も 俳優を通して 見えないものを観る シーンを知覚する
スクリーン上の物語を 観るのだ
その時 観客は
ヴェーダ科学による 第6レベルである『純宇宙意識』状態に在る
次回へ続く
俳優・香川照之のプロの演技論 スピリチュアル・インタビュー (OR books) 新品価格 |
と たのしい演劇の日々
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
2019年03月05日
演劇が目指すもの 56 演劇と意識 Theatre and Consciousness 25
演劇が目指すもの 56演劇と意識 Theatre and Consciousness 25
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
“人間意識啓発による最高の様態は?” ヴェーダ科学に観る
第7 最高のレベル 統一意識 意識開発の最終段階
純意識は 創造力を網羅していると理解し 故に 創造力は純意識にまで高められている
人生の相対的側面と絶対的側面とのギャップは完全に排除されている
体験者は自己と 自己が関わる全環境を 自己の観点から知覚し
そして純意識そのものを体験する
バガヴァッド.ギタは統一意識について云う
‘”万能無限の意識と同一性を保ち
すべての存在の中に在る自己 また自己の中に在る全存在を保ち
それらの統一を理解する”
インド哲学 ウパニシャッドでは
ブラフマン/宇宙の根源原理 アートマン/自己の根源 とは等価
マハリシ.マヘシュ.ヨギ Maharishi Mahesh Yogi 曰く
ヨガにより自己は確立された
自己を 万物に観
そして 万物に 自己は在り と
ヴァールミーキ(紀元前500-100 叙事詩『ラーマーヤナ』編者と云われる) によれば
見えまた見えない世界の至宝を手に入れた
この宇宙に存在するのは自己
.時間と空間を隔てずそれは在る
永遠なる自己
私 己 たった一人
ギュスターヴ・フロベール/Gustave Flaubert(1821-1880) は『聖アントワーヌの誘惑』に記す
“ 私は自分より偉大なるものが 私の存在と融合しているとしばしば感じた
或る時 小川の流れを何とはなしに眺めていた折
私は 魂が何処にあるのかわからなくなり ところが
それは 果てしなく広がり 果ては全宇宙へと 永遠へと拡張し
そして 終いには警戒心さえ消え失せた
それは魂を取り込む 計り知れない調和と時めきの一瞬で
更に 不可解な宇宙全般は 個々の違いは 全体へと融合され
それは無限へと 緩やかな流れが通り過ぎるのを追いつつ
私の命の源は漲ってい行く
そして自然と私の隔たりも消え失せ 永遠へと
私は全て 全ては私だ
私は物体であり 思考である
私は一切を理解した そして 穏やかさに満ち溢れた"
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
“人間意識啓発による最高の様態は?” ヴェーダ科学に観る
第7 最高のレベル 統一意識 意識開発の最終段階
純意識は 創造力を網羅していると理解し 故に 創造力は純意識にまで高められている
人生の相対的側面と絶対的側面とのギャップは完全に排除されている
体験者は自己と 自己が関わる全環境を 自己の観点から知覚し
そして純意識そのものを体験する
バガヴァッド.ギタは統一意識について云う
‘”万能無限の意識と同一性を保ち
すべての存在の中に在る自己 また自己の中に在る全存在を保ち
それらの統一を理解する”
インド哲学 ウパニシャッドでは
ブラフマン/宇宙の根源原理 アートマン/自己の根源 とは等価
マハリシ.マヘシュ.ヨギ Maharishi Mahesh Yogi 曰く
ヨガにより自己は確立された
自己を 万物に観
そして 万物に 自己は在り と
ヴァールミーキ(紀元前500-100 叙事詩『ラーマーヤナ』編者と云われる) によれば
見えまた見えない世界の至宝を手に入れた
この宇宙に存在するのは自己
.時間と空間を隔てずそれは在る
永遠なる自己
私 己 たった一人
ギュスターヴ・フロベール/Gustave Flaubert(1821-1880) は『聖アントワーヌの誘惑』に記す
“ 私は自分より偉大なるものが 私の存在と融合しているとしばしば感じた
或る時 小川の流れを何とはなしに眺めていた折
私は 魂が何処にあるのかわからなくなり ところが
それは 果てしなく広がり 果ては全宇宙へと 永遠へと拡張し
そして 終いには警戒心さえ消え失せた
それは魂を取り込む 計り知れない調和と時めきの一瞬で
更に 不可解な宇宙全般は 個々の違いは 全体へと融合され
それは無限へと 緩やかな流れが通り過ぎるのを追いつつ
私の命の源は漲ってい行く
そして自然と私の隔たりも消え失せ 永遠へと
私は全て 全ては私だ
私は物体であり 思考である
私は一切を理解した そして 穏やかさに満ち溢れた"
次回へ続く
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年03月04日
演劇が目指すもの 55 演劇と意識 Theatre and Consciousness 24
演劇が目指すもの 55演劇と意識 Theatre and Consciousness 24
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
“「人間意識啓発による最高の様態は?” ヴェーダ科学に観る
第6レベルの意識状態 純宇宙意識
宇宙意識において 純意識は 目覚め/夢見/眠りと共に恒久的に経験される
この機能は 純宇宙意識の段階にあり 環境認識の最大値と組み合う
知覚と情緒が最も崇高なレベルに到達する
キャスリーン.レインKathleen Raine(1908-2003.英詩人) ヒヤシンスを見た折の体験記に
純宇宙意識を示唆する
“私は細胞内の生命の流れを感じる取る為の 細心の注意に心奪われ
息をすることはさえ憚られた
私は花を観察しているのではない 共に生きていた
私は 植物の命が 遅い流れ 循環 あるいは
最大純度の軽い液体の核心流なのだと気づいていた
私は 単純で本質を成す形式の構造と 力学構造を理解した
この力学構造は霊的なもの 精密な物質 あるいはそれ自体 霊として知覚される
この体験について情感は何も現れず 反対に
複雑で組織化された全体を数学的に理解することに心奪われた
それは全体を成すもの この全体は命であり
穢れなき神聖さにより引き起こされた
命あるもの とは 動物と植物を 植物と鉱物を区別する事ではなく
全てが 個別の度合いで有する 質 を意味する
フィヒテFichte(1762-1814.ドイツ観念論) の体験記
そして私の目の前に宇宙は最高の高貴さで姿を現した
.空間を埋め尽くすだけの亡き不活性質量は消滅し その代わりに
強大な波の音楽 無限の生命の流れ 力と行動
それらは全生命の本源から生じており 宇宙に漲っている
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
“「人間意識啓発による最高の様態は?” ヴェーダ科学に観る
第6レベルの意識状態 純宇宙意識
宇宙意識において 純意識は 目覚め/夢見/眠りと共に恒久的に経験される
この機能は 純宇宙意識の段階にあり 環境認識の最大値と組み合う
知覚と情緒が最も崇高なレベルに到達する
キャスリーン.レインKathleen Raine(1908-2003.英詩人) ヒヤシンスを見た折の体験記に
純宇宙意識を示唆する
“私は細胞内の生命の流れを感じる取る為の 細心の注意に心奪われ
息をすることはさえ憚られた
私は花を観察しているのではない 共に生きていた
私は 植物の命が 遅い流れ 循環 あるいは
最大純度の軽い液体の核心流なのだと気づいていた
私は 単純で本質を成す形式の構造と 力学構造を理解した
この力学構造は霊的なもの 精密な物質 あるいはそれ自体 霊として知覚される
この体験について情感は何も現れず 反対に
複雑で組織化された全体を数学的に理解することに心奪われた
それは全体を成すもの この全体は命であり
穢れなき神聖さにより引き起こされた
命あるもの とは 動物と植物を 植物と鉱物を区別する事ではなく
全てが 個別の度合いで有する 質 を意味する
フィヒテFichte(1762-1814.ドイツ観念論) の体験記
そして私の目の前に宇宙は最高の高貴さで姿を現した
.空間を埋め尽くすだけの亡き不活性質量は消滅し その代わりに
強大な波の音楽 無限の生命の流れ 力と行動
それらは全生命の本源から生じており 宇宙に漲っている
次回へ続く
潜象のサイエンスで解く 縄文・カタカムナ・レイキ 量子世界のもっと奥【内なる根源アマナ】へのアプローチ 新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年03月03日
演劇が目指すもの 54 演劇と意識 Theatre and Consciousness 23
演劇が目指すもの 54演劇と意識 Theatre and Consciousness 23
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
「人間意識啓発の最高の様態は何か? ヴェーダ科学に観る
第5の意識状態 宇宙意識/ 私を観察する私
“夢を見ている間 とても平和で至福の状態にあり それを味わう目覚めた私が在る
この至福の状態で 夢と 思い が全く別れて在りながら 行き来するのを観ている
身体は深い眠りにある そして 私は 私を 自覚している”
この二重の私経験 純意識は 目覚め 夢/睡眠 行動を 出来事として目の当たりにする
“私は自身を人間であると知ってる そして私は他の人のように
自分から離れて立つことができる ある二重性を自覚する
私は 己の存在と 同時に批判する己を知覚する
まるで観察者の様に 自分の行動の中心にはおらず 観察している
それはあなたではない まぎれもなく私だ
芝居が終われば観察者は退席する
私の知る限り それは想像力の成せる技なのであろう.”
アスリートは 宇宙意識 の経験について 同様に目撃する己存在を語り
しかもそれは瞬間の出来事には限らないと指摘する 更に
自発的な正しい行動選択と万全感に価値を見出す と言う
“.私はそれが来るのを感じる
.全てが在るべき状態にある時 それは起こる
それはまるで コートでの混乱を超え 平安で静寂の地に移送されるかのようだ
完璧なショットは完璧な試合へと導く
対戦相手は抽象的存在としてあり それを私は別室から観察している
激烈でしかも完璧な行動 しかしなんと静寂な事か
それは全く純粋で 完全な情動体験だ”
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
「人間意識啓発の最高の様態は何か? ヴェーダ科学に観る
第5の意識状態 宇宙意識/ 私を観察する私
“夢を見ている間 とても平和で至福の状態にあり それを味わう目覚めた私が在る
この至福の状態で 夢と 思い が全く別れて在りながら 行き来するのを観ている
身体は深い眠りにある そして 私は 私を 自覚している”
この二重の私経験 純意識は 目覚め 夢/睡眠 行動を 出来事として目の当たりにする
“私は自身を人間であると知ってる そして私は他の人のように
自分から離れて立つことができる ある二重性を自覚する
私は 己の存在と 同時に批判する己を知覚する
まるで観察者の様に 自分の行動の中心にはおらず 観察している
それはあなたではない まぎれもなく私だ
芝居が終われば観察者は退席する
私の知る限り それは想像力の成せる技なのであろう.”
アスリートは 宇宙意識 の経験について 同様に目撃する己存在を語り
しかもそれは瞬間の出来事には限らないと指摘する 更に
自発的な正しい行動選択と万全感に価値を見出す と言う
“.私はそれが来るのを感じる
.全てが在るべき状態にある時 それは起こる
それはまるで コートでの混乱を超え 平安で静寂の地に移送されるかのようだ
完璧なショットは完璧な試合へと導く
対戦相手は抽象的存在としてあり それを私は別室から観察している
激烈でしかも完璧な行動 しかしなんと静寂な事か
それは全く純粋で 完全な情動体験だ”
次回へ続く
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年02月25日
演劇が目指すもの 53 演劇と意識 Theatre and Consciousness 22
演劇が目指すもの 53演劇と意識 Theatre and Consciousness 22
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
概念図式の変換 文章規範からパフォーマンス規範へ
ベルリン自由大学による演技性/行為遂行の文化研究より
テキスト規範の演劇 青文字
パフォーマンス規範の演劇 赤文字
人為的結果としての作品
演技性の高いキャラクター優勢
芸術作品
イベント
正規な解釈
体験
一連の幾何学的構成
一連の力動的実践
構造主義 文化の固定的な見方
交換 交渉 変革を意図
文化構造の縮図を見る
文化構造の過程を見る
文化的イベント 社会的帰属性を代理表現
文化的イベントで 社会的帰属性を構築
オブジェ 記念碑 芸術作品により定義された文化
これらのオブジェを検証 生成 決定する動的関係と過程により定義された文化
劇作家/演出家/俳優中心
劇作/演出/俳優と観客との関係性が中心
受け手としての観客
文化的創造行為への積極的な参加者としての観客
学術的見地
帰属性形成 表現 身体 自己形成 空間と時間の概念 文化的規範と価値観に関する
見直しの必要性を絶えず問い続ける
検証可能性 再現性 恒常性に基づく体系的分析
文化的批評の目的と方法の修正を必要とし模索
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
概念図式の変換 文章規範からパフォーマンス規範へ
ベルリン自由大学による演技性/行為遂行の文化研究より
テキスト規範の演劇 青文字
パフォーマンス規範の演劇 赤文字
人為的結果としての作品
演技性の高いキャラクター優勢
芸術作品
イベント
正規な解釈
体験
一連の幾何学的構成
一連の力動的実践
構造主義 文化の固定的な見方
交換 交渉 変革を意図
文化構造の縮図を見る
文化構造の過程を見る
文化的イベント 社会的帰属性を代理表現
文化的イベントで 社会的帰属性を構築
オブジェ 記念碑 芸術作品により定義された文化
これらのオブジェを検証 生成 決定する動的関係と過程により定義された文化
劇作家/演出家/俳優中心
劇作/演出/俳優と観客との関係性が中心
受け手としての観客
文化的創造行為への積極的な参加者としての観客
学術的見地
帰属性形成 表現 身体 自己形成 空間と時間の概念 文化的規範と価値観に関する
見直しの必要性を絶えず問い続ける
検証可能性 再現性 恒常性に基づく体系的分析
文化的批評の目的と方法の修正を必要とし模索
次回へ続く
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年02月24日
演劇が目指すもの 52 演劇と意識 Theatre and Consciousness 22
演劇が目指すもの 52演劇と意識 Theatre and Consciousness 22
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
創作衝動の例
デヴィッド・マメットDavid Mamet (1947 - )
戯曲創作時に起こる奇妙な現象
創造は非常に早い時期から それ自らの命を引き受ける
その理由は不明だ 只紙の上に 言葉が現れるのだ
それは 木彫刻に似ており
木材を選び 刻み始めるや その木材にまるで命が宿ったように 木材により創作は成され行く
木彫りの叡智は 木材/素材がどこへ行きたいのかを彫手に語り掛ける時 実現する
もしアヒルを彫るつもりでいるなら 明らかにそれはアヒルになるだろう
しかしそれが どんなアヒルに彫りあがるのかは 木材/素材によって決定されるのだ
作劇にも同様の現象が起こる
先ずアイデアがあり それは他の何かになり
そして叡智は素材そのものの語りを聞くことで学ばれる
つまり素材 潜在意識だよ
デビッド.ポウナルDavid Pownall(1938 - )
1948年に共産党がモスクワで開催した会議の議事録を読んだ瞬間に
議事録を握る手が凍り付くのを感じながら 同時に笑いが止まらないのだ
それは恐怖と嘲笑の 一種混ざりあった感覚/感情
結果は「マスター.クラスMaster Class(1982)」
スターリン ショスタクヴィッチ プロコフィエフが クレムリンにて会合を持つ話だ
この脚本を書かせた力は 議事録を読んでいる間に経験したのと同じ感情/感覚を
観客に伝えたい と云う思いだった
トーマス.ケンピンスキーTom Kempinski(1938 -)
「Duet for one(1986)ジャクリーヌ・デュ・プレをモデルに創作 」に取り組んでいた時
広場恐怖症の最初の段階に苦しんだ
それはまるで 劇中人物 精神科医 その自殺願望のある患者
との生死を掛けた治療駆け引きに追い込まれる役柄そのものだった
上記の例でも観られる ある種の強い衝動 が創造的な行為へのパワーとして発生し しかしそれは非常に個人的な体験であること そして それは仲間の芸術家/観客の為に 発動すること
この衝動により 多くの劇作家は 芸術の本質と 芸術家であることの意味 について熟考し ある意識/認識進化の段階 にあることを確認している
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
創作衝動の例
デヴィッド・マメットDavid Mamet (1947 - )
戯曲創作時に起こる奇妙な現象
創造は非常に早い時期から それ自らの命を引き受ける
その理由は不明だ 只紙の上に 言葉が現れるのだ
それは 木彫刻に似ており
木材を選び 刻み始めるや その木材にまるで命が宿ったように 木材により創作は成され行く
木彫りの叡智は 木材/素材がどこへ行きたいのかを彫手に語り掛ける時 実現する
もしアヒルを彫るつもりでいるなら 明らかにそれはアヒルになるだろう
しかしそれが どんなアヒルに彫りあがるのかは 木材/素材によって決定されるのだ
作劇にも同様の現象が起こる
先ずアイデアがあり それは他の何かになり
そして叡智は素材そのものの語りを聞くことで学ばれる
つまり素材 潜在意識だよ
デビッド.ポウナルDavid Pownall(1938 - )
1948年に共産党がモスクワで開催した会議の議事録を読んだ瞬間に
議事録を握る手が凍り付くのを感じながら 同時に笑いが止まらないのだ
それは恐怖と嘲笑の 一種混ざりあった感覚/感情
結果は「マスター.クラスMaster Class(1982)」
スターリン ショスタクヴィッチ プロコフィエフが クレムリンにて会合を持つ話だ
この脚本を書かせた力は 議事録を読んでいる間に経験したのと同じ感情/感覚を
観客に伝えたい と云う思いだった
トーマス.ケンピンスキーTom Kempinski(1938 -)
「Duet for one(1986)ジャクリーヌ・デュ・プレをモデルに創作 」に取り組んでいた時
広場恐怖症の最初の段階に苦しんだ
それはまるで 劇中人物 精神科医 その自殺願望のある患者
との生死を掛けた治療駆け引きに追い込まれる役柄そのものだった
上記の例でも観られる ある種の強い衝動 が創造的な行為へのパワーとして発生し しかしそれは非常に個人的な体験であること そして それは仲間の芸術家/観客の為に 発動すること
この衝動により 多くの劇作家は 芸術の本質と 芸術家であることの意味 について熟考し ある意識/認識進化の段階 にあることを確認している
次回へ続く
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年02月23日
演劇が目指すもの 51 演劇と意識 Theatre and Consciousness 20
演劇が目指すもの 51 演劇と意識 Theatre and Consciousness 20
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
ポストモダニズム
『聖なる劇場 儀式とアバンギャルド/Holy Theatre: Ritual and the Avant Garde
(1981)』著クリストファー.イネスChristopher Innes (1941 – 2017. カナダ.英芸術の歴史)
演劇家たちは「神話 儀式 そして人間自然の霊的側面と呼ばれる -
潜在意識 本能 かつ非合理」について論じる
それは また「ポストモダンシアターの主要な特徴」である
『曖昧さ ポストモダンパフォーマンス理論に向けて
On Ambiguity: Towards a Post-Modern Performance Theory』/ケンブリッジ大学
著デビット.ジョージ David George
観客/俳優は 常に現実世界 舞台上に提示された架空世界 この二つの世界の間で折衝する
そのような交渉は疑いを引き起こす
演劇以外の文脈では そのような疑いは「実存的苦悩」につながる
幸いな事に 劇場では 疑問は「可能な範囲に限定されている」ので
楽しまれ 好まれる
あいまいな現象であるこの歓喜は 西洋文化の中で精神分析の観点から分析されて
「阻害のクライマックスの形式として概念化され すべてのあいまいな現象と同様に
異常の領域に帰される」とした
ポストモダンは矛盾を恐れない なぜなら「矛盾」を実存的基礎として認識するから
パフォーマンスの曖昧さは ポストモダンパフォーマンス理論の本質的な特徴として在る
ポストモダン そして デリダJacques Derrida1930 – 2004.仏.哲学)
の脱構築論による演劇の優位性は メディア(意味論 仮定 典型 モデル)にしかないから
存在論もあり得ず 経験のみ(そして自己も無い
俳優のように 私たちが作り上げ また書き直す を除く)の時代だから
根本的で 時間は無限の世界 そのような時代にとって
パフォーマンスは理想的な媒体であり その曖昧さは人生そのものだ
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
ポストモダニズム
『聖なる劇場 儀式とアバンギャルド/Holy Theatre: Ritual and the Avant Garde
(1981)』著クリストファー.イネスChristopher Innes (1941 – 2017. カナダ.英芸術の歴史)
演劇家たちは「神話 儀式 そして人間自然の霊的側面と呼ばれる -
潜在意識 本能 かつ非合理」について論じる
それは また「ポストモダンシアターの主要な特徴」である
『曖昧さ ポストモダンパフォーマンス理論に向けて
On Ambiguity: Towards a Post-Modern Performance Theory』/ケンブリッジ大学
著デビット.ジョージ David George
観客/俳優は 常に現実世界 舞台上に提示された架空世界 この二つの世界の間で折衝する
そのような交渉は疑いを引き起こす
演劇以外の文脈では そのような疑いは「実存的苦悩」につながる
幸いな事に 劇場では 疑問は「可能な範囲に限定されている」ので
楽しまれ 好まれる
あいまいな現象であるこの歓喜は 西洋文化の中で精神分析の観点から分析されて
「阻害のクライマックスの形式として概念化され すべてのあいまいな現象と同様に
異常の領域に帰される」とした
ポストモダンは矛盾を恐れない なぜなら「矛盾」を実存的基礎として認識するから
パフォーマンスの曖昧さは ポストモダンパフォーマンス理論の本質的な特徴として在る
ポストモダン そして デリダJacques Derrida1930 – 2004.仏.哲学)
の脱構築論による演劇の優位性は メディア(意味論 仮定 典型 モデル)にしかないから
存在論もあり得ず 経験のみ(そして自己も無い
俳優のように 私たちが作り上げ また書き直す を除く)の時代だから
根本的で 時間は無限の世界 そのような時代にとって
パフォーマンスは理想的な媒体であり その曖昧さは人生そのものだ
次回へ続く
新品価格 |
新品価格 |
と たのしい演劇の日々
2019年02月22日
俳優の錬金術 英語の台詞『I will be me』00
俳優の錬金術 英語の台詞『I will be me』00
オックスフォード学習者向け辞書には 発音
そして各語の由来概略が付いており
それは『言葉』に 時間と場を加味した 音色 を想起させ
そして 発声すれば 俳優の身体に眠る 古の記憶 を呼び覚まします
名詞
I/ʌɪ/ ドイツ由来の古英語
オランダ語 ik ドイツ語 ich 印欧祖語からラテン語ego ギリシャ語egō に関連
ローマ数字:1
哲学:the I(形而上学) the ego自己意識の主題/対象 自我
代名詞
me/miː/ ドイツ語由来の古英語 オランダ語mij ドイツ語mirに関連し
印欧祖語よりラテン語mi ギリシャ語(e)me サンスクリット語mā を共有
you/juː/ 東ドイツ由来の古英語 オランダ語 u ドイツ語euch に関連
14世紀まで ye, thou, thee; 17世紀までには確立
this/ðɪs/ 東ドイツ由来の古英語thesの中性 that .theに関連
it/ɪt/ ドイツ由来古英語 heの中性 オランダ語hetに関連
動詞
be/biː/ 古英語 bēon 印欧祖語よりam/isはラテン語sum/est関連
be/been 印欧祖語のラテン語fui/fio ギリシャ語phueinと関連
have/hav/ ドイツ語由来の古英語habban オランダ語 hebben ドイツ語haben/heaveと関連
get/ɡɛt 中期英語 旧北欧語geta由来 古英語のgietan
インド−ヨーロッパ語源 ラテン語由来の praehendere ギリシャ語khandanein と関連
make/meɪk/ 東ドイツ由来の古英語macian
feel/fiːl/ 東ドイツ由来の古英語fēlan, オランダ語voelen ドイツ語fühlen と関連
助動詞
will/wɪl/ ドイツ語由来古英語wyllan オランダ語 willen, German ドイツ語wollen
印欧祖語のラテン語由来velle
副詞/接続詞
now/naʊ/ ドイツ由来古英語 nū, オランダ語 nuドイツ語nun
印欧祖語のラテン語nunc ギリシャ語 nun.
still/stɪl/ 東ドイツ由来の古英語stille (形容詞/副詞) stillan (動詞)
also/ˈɔːlsəʊ/ 古英語alswā
so/səʊ/ ドイツ語由来の古英語swā オランダ語zo ドイツ語soと関連
really/ˈrɪəli/ 中期英語
not/nɒt/ 中期英語 副詞 noughtの短縮形
how/haʊ/ 東ドイツ由来の古英語hū オランダ語hoeと関連
but/bʌt/ 古英語 be-ūtan, būtan, būta より
間投詞
well/wɛl/ ドイツ語由来の古英語wel(l) オランダ語wel ドイツ語wohlと関連
前置詞
about/əˈbaʊt 古英語onbūtan より
と たのしい演劇の日々
オックスフォード学習者向け辞書には 発音
そして各語の由来概略が付いており
それは『言葉』に 時間と場を加味した 音色 を想起させ
そして 発声すれば 俳優の身体に眠る 古の記憶 を呼び覚まします
名詞
I/ʌɪ/ ドイツ由来の古英語
オランダ語 ik ドイツ語 ich 印欧祖語からラテン語ego ギリシャ語egō に関連
ローマ数字:1
哲学:the I(形而上学) the ego自己意識の主題/対象 自我
代名詞
me/miː/ ドイツ語由来の古英語 オランダ語mij ドイツ語mirに関連し
印欧祖語よりラテン語mi ギリシャ語(e)me サンスクリット語mā を共有
you/juː/ 東ドイツ由来の古英語 オランダ語 u ドイツ語euch に関連
14世紀まで ye, thou, thee; 17世紀までには確立
this/ðɪs/ 東ドイツ由来の古英語thesの中性 that .theに関連
it/ɪt/ ドイツ由来古英語 heの中性 オランダ語hetに関連
動詞
be/biː/ 古英語 bēon 印欧祖語よりam/isはラテン語sum/est関連
be/been 印欧祖語のラテン語fui/fio ギリシャ語phueinと関連
have/hav/ ドイツ語由来の古英語habban オランダ語 hebben ドイツ語haben/heaveと関連
get/ɡɛt 中期英語 旧北欧語geta由来 古英語のgietan
インド−ヨーロッパ語源 ラテン語由来の praehendere ギリシャ語khandanein と関連
make/meɪk/ 東ドイツ由来の古英語macian
feel/fiːl/ 東ドイツ由来の古英語fēlan, オランダ語voelen ドイツ語fühlen と関連
助動詞
will/wɪl/ ドイツ語由来古英語wyllan オランダ語 willen, German ドイツ語wollen
印欧祖語のラテン語由来velle
副詞/接続詞
now/naʊ/ ドイツ由来古英語 nū, オランダ語 nuドイツ語nun
印欧祖語のラテン語nunc ギリシャ語 nun.
still/stɪl/ 東ドイツ由来の古英語stille (形容詞/副詞) stillan (動詞)
also/ˈɔːlsəʊ/ 古英語alswā
so/səʊ/ ドイツ語由来の古英語swā オランダ語zo ドイツ語soと関連
really/ˈrɪəli/ 中期英語
not/nɒt/ 中期英語 副詞 noughtの短縮形
how/haʊ/ 東ドイツ由来の古英語hū オランダ語hoeと関連
but/bʌt/ 古英語 be-ūtan, būtan, būta より
間投詞
well/wɛl/ ドイツ語由来の古英語wel(l) オランダ語wel ドイツ語wohlと関連
前置詞
about/əˈbaʊt 古英語onbūtan より
と たのしい演劇の日々
新品価格 |
新品価格 |
2019年02月18日
演劇が目指すもの 50 演劇と意識 Theatre and Consciousness 19
演劇が目指すもの 50 演劇と意識 Theatre and Consciousness 19
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
total and holy theatre :綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
オルガスト/Orghast :
台本は発明された言語 と 古代ギリシャ語 そしてアヴェスタで書かれた
アヴェスタAvestaとは 2000年前の儀式用言語 その文字には
音がどう聞こえるべきか その意図が示されている
これらの言語を使用する目的は
合理的会話を超越することを意図した純粋な音のみにより
観客とコミュニケーションを図ることだ
この世にはどこにいても誰とでもやり取りできる音と所作があり
オリガストは媒体として
日常の合理性から離れた伝達可能なリズムと 真実の所作 そしてその感情に関与する
演劇の本質は錬金術である」と信じる
オルガストにより「自らを超え 或いは自ら以下で」観客は意識の変化を体験する
このプロジェクトは
人間の経験の最も深い様相は 人体が創り出す発声と所作により表現され それは
文化的人種的背景を問わず あらゆる聴衆の琴線に届く という事実に基づいている
つまり この身体は連綿と古代の息吹を現在に
そして次の命へと引き継ぐように出来ており
魂を宿すこの身体は 錬金術における素材/宝そのものなのだ
リチャード・シェフナーRichard Schechner 曰く
俳優は「此の世」から「物語の世界」へ ある時間/空間から別の領域へ
ある人格から他の人格へと移行する
.俳優がキャラクターを演じているとき 日常的な精神状態ではない
芝居が終わるや 俳優の魂と身体は日常に戻る
マハリシ.マヘシュ.ヨギ Maharishi Mahesh YogiMaharishi Mahesh Yogi曰く
「俳優とは超越的存在になるべく行為者
Gyana kandaギャナカンダ:
純意識に達することを可能にするテクニック
ナティアシャストラ/Natyashastra: 俳優は高次の意識を体験し
観衆は俳優を通して その意識へと導かれる
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
total and holy theatre :綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
オルガスト/Orghast :
台本は発明された言語 と 古代ギリシャ語 そしてアヴェスタで書かれた
アヴェスタAvestaとは 2000年前の儀式用言語 その文字には
音がどう聞こえるべきか その意図が示されている
これらの言語を使用する目的は
合理的会話を超越することを意図した純粋な音のみにより
観客とコミュニケーションを図ることだ
この世にはどこにいても誰とでもやり取りできる音と所作があり
オリガストは媒体として
日常の合理性から離れた伝達可能なリズムと 真実の所作 そしてその感情に関与する
演劇の本質は錬金術である」と信じる
オルガストにより「自らを超え 或いは自ら以下で」観客は意識の変化を体験する
このプロジェクトは
人間の経験の最も深い様相は 人体が創り出す発声と所作により表現され それは
文化的人種的背景を問わず あらゆる聴衆の琴線に届く という事実に基づいている
つまり この身体は連綿と古代の息吹を現在に
そして次の命へと引き継ぐように出来ており
魂を宿すこの身体は 錬金術における素材/宝そのものなのだ
リチャード・シェフナーRichard Schechner 曰く
俳優は「此の世」から「物語の世界」へ ある時間/空間から別の領域へ
ある人格から他の人格へと移行する
.俳優がキャラクターを演じているとき 日常的な精神状態ではない
芝居が終わるや 俳優の魂と身体は日常に戻る
マハリシ.マヘシュ.ヨギ Maharishi Mahesh YogiMaharishi Mahesh Yogi曰く
「俳優とは超越的存在になるべく行為者
Gyana kandaギャナカンダ:
純意識に達することを可能にするテクニック
ナティアシャストラ/Natyashastra: 俳優は高次の意識を体験し
観衆は俳優を通して その意識へと導かれる
次回へ続く
中古価格
¥561から
(2019/2/18 05:19時点)
と たのしい演劇の日々
2019年02月17日
演劇が目指すもの 49 演劇と意識 Theatre and Consciousness 18
演劇が目指すもの 49演劇と意識 Theatre and Consciousness 18
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
:綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
『目に見えないもの』が『見える』ために
聖なる劇場 が成り立つための特定条件が 満たされなければならない
とブルックは強調する
この条件とは 精神状態または会得だ
『見えないもの』と『見えるもの』とは 知覚の対象として 或いは
感覚的経験を超えて到達する自然の洞察として
(普通でない感覚的側面はその経験の一部かもしれないが)
無形で 言語表現が難しい
ブルックがかつて試みた詩的な言葉/文学で 理解することはできる
聖なる劇場は ヴェーダ化学が示す 純粋な宇宙意識の経験を指す
それは純粋な知覚を特徴とする「特定の精神状態」であり
通常の覚醒状態では感受できない 創造の領域 において 知覚体験が成される
通常の知性にとって 創造の領域 での経験は 日常的知性理解の範囲をはるかに超える
純意識の一定不変な経験を欠く日常レベルの知性は その知性レベルをベースとし
(心 欲望 感覚)精神的経験は理解するが
純化された宇宙意識/創造領域での 一時的な知覚経験を
経験が消え 意識が通常の覚醒状態に戻った時 困惑に陥る
より高次の意識状態を生きる人間存在 の完全な理解(知的機能として)には
高次意識を経験保持した状態の知性でのみ可能
ブルックが 聖なる劇場 が行われるための ある特定の精神状態 と言うとき
それは高次の意識/創造領域 を指す
純化されら純意識 は 『見えないもの』が『見える』 そして
それを理解するのも 高次レベルの意識による
聖なる劇場は舞台に『見えないもの』を『見せる』 つまり
俳優をより高次の意識状態/創造領域へ誘う それにより
観客は『目に見えないも』を認識し そして『見える』知覚体験をする
総劇場は聖なる劇場よりも更に 意識は進化しており その効果も強烈で
しかしそれ故 成功は稀である
ブルックによると 総劇場とは 聖なる劇場の分裂を統一し そしてそこに
歓喜 カタルシス/エクスタシー 祝祭 探求
俳優と観客が 演劇を共有 統合し 成り立つ
それは まさに ヴェーダ科学で云う 統合の意識/高位レベル
Nāṭya Śāstraナティヤ.サストラ 演劇の求めるものである
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
:綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
『目に見えないもの』が『見える』ために
聖なる劇場 が成り立つための特定条件が 満たされなければならない
とブルックは強調する
この条件とは 精神状態または会得だ
『見えないもの』と『見えるもの』とは 知覚の対象として 或いは
感覚的経験を超えて到達する自然の洞察として
(普通でない感覚的側面はその経験の一部かもしれないが)
無形で 言語表現が難しい
ブルックがかつて試みた詩的な言葉/文学で 理解することはできる
聖なる劇場は ヴェーダ化学が示す 純粋な宇宙意識の経験を指す
それは純粋な知覚を特徴とする「特定の精神状態」であり
通常の覚醒状態では感受できない 創造の領域 において 知覚体験が成される
通常の知性にとって 創造の領域 での経験は 日常的知性理解の範囲をはるかに超える
純意識の一定不変な経験を欠く日常レベルの知性は その知性レベルをベースとし
(心 欲望 感覚)精神的経験は理解するが
純化された宇宙意識/創造領域での 一時的な知覚経験を
経験が消え 意識が通常の覚醒状態に戻った時 困惑に陥る
より高次の意識状態を生きる人間存在 の完全な理解(知的機能として)には
高次意識を経験保持した状態の知性でのみ可能
ブルックが 聖なる劇場 が行われるための ある特定の精神状態 と言うとき
それは高次の意識/創造領域 を指す
純化されら純意識 は 『見えないもの』が『見える』 そして
それを理解するのも 高次レベルの意識による
聖なる劇場は舞台に『見えないもの』を『見せる』 つまり
俳優をより高次の意識状態/創造領域へ誘う それにより
観客は『目に見えないも』を認識し そして『見える』知覚体験をする
総劇場は聖なる劇場よりも更に 意識は進化しており その効果も強烈で
しかしそれ故 成功は稀である
ブルックによると 総劇場とは 聖なる劇場の分裂を統一し そしてそこに
歓喜 カタルシス/エクスタシー 祝祭 探求
俳優と観客が 演劇を共有 統合し 成り立つ
それは まさに ヴェーダ科学で云う 統合の意識/高位レベル
Nāṭya Śāstraナティヤ.サストラ 演劇の求めるものである
次回へ続く
新品価格 |
新品価格 |
と たのしい演劇の日々