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2019年04月20日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』00

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』


日本書紀より 食物の神 保食神/ウケモチ

 既にして天照大~、天(あめ)の上に在りて曰く、
「葦原中國(あしはらのなかつくに)に保食~(うけもちのかみ)有りと聞く。
爾(いまし)月夜見尊、就(ゆ)きて候(み)るべし」。
 月夜見尊、勅(みことのり)を受けて降り、已に保食~の許(もと)に到る。
 保食~、乃(すなわ)ち首(こうべ)を廻(めぐら)して國に嚮(むか)わば、
則(すなわ)ち口より飯(いい)出(い)ず。
 又、海に嚮わば、則ち鰭廣(はたのひろもの)・鰭狹(はたのさもの)、亦、口より出ず。
 又、山に嚮わば、則ち毛麁(けのあらもの)・毛柔(けのにこもの)、亦、口より出ず。
 夫(そ)の品物(くさぐさのもの)を悉く備えて、百机(もものつくえ)に貯えて饗(みあえ)す。
 是の時に、月夜見尊、忿然(いかり)て色を作(な)して曰く、
「穢哉(きたなきかな)。鄙矣(いやしきかな)。
寧(いずくに)ぞ口より吐(たぐ)れる物を以ちて、敢(あえ)て我を養うべきか」。
 廼(すなわ)ち劒(つるぎ)を抜きて撃ちて殺しき。
 然(しか)して後に復命(かえりごともう)して、具(つぶさ)に其の事を言いき。
 時に天照大~、甚(はなは)だ怒りて曰く、「汝は是(これ)惡しき~なり。相い見るまじ」。
 乃ち月夜見尊と一日(ひとひ)・一夜(ひとよ)を隔て離れて住みき。
 
是の後に天照大~、復た天熊人(あめのくまひと)を遣(つかわ)して往きて看さしめき。
 是の時に、保食~、實(まこと)に已に死にき。
 唯、其の~の頂(こうべ)に 牛・馬化爲(な)り、
顱(ひたい)の上に粟(あわ)生(お)い、
眉の上に(かいこ)生い、
眼の中に稗(ひえ)生い、
腹の中に稻生い、
陰(ほと)に麥及び大小豆(まめあずき)生いて有り。
 天熊人、悉く取り持ち去りて奉進(たてまつ)る。
 時に、天照大~、喜びて曰く、
「是の物は、則ち顯見蒼生(うつしきあおひとくさ)の食(くら)いて活(い)くべき也」。
 乃ち粟・稗・麥・豆を以ちて陸田種子(はたけつもの)と爲し、
稻を以ちて水田種子(たなつもの)と爲す。
 又、因りて天邑君(あまのむらきみ)を定めき。
 即ち其の稻種(いなだね)を以ちて、始めて天狹田・長田(あめのさた・おさだ)に殖えき。
 其の秋の垂穎(たりほ)、八握(やつか)に莫莫然(しな)いて、甚だ快(こころよ)し。
 又、口の裏に(かいこ)を含みて、便(すなわ)ち絲(いと)抽(ひ)くを得たり。
 此より始め て蠶(こ)を養(か)う道有り。
 『保食~』、此を宇(う)氣(け)母(も)知(ち)能(の)加(か)微(み)と云う



古朝鮮語の人体名 と 保食神/ウケモチから生じた食物が関連する件

頭(mara/マラ) :馬(mar/マル)
額(cha/チャ) :粟(cho/チョ)
眼(nun/ヌン) :稗(nui/ヌイ)
腹(pai/ぺ) :稲(pyo/ピヨ)
女陰(poti/ポティ) :小豆(pat/パト)

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と たのしい演劇の日々

2019年04月18日

俳優の錬金術  二重相続理論/dual inheritance theory/DIT ミーム/meme 00



俳優の錬金術 
二重相続理論/dual inheritance theory/DIT
ミーム/meme 00

二重相続理論dual inheritance theory/DIT  (wiki参照)

人間を生物学的な進化と文化的な進化の間の相互作用の産物として捉える

遺伝→文化への影響:文化の伝播発展は 遺伝特性により影響・束縛を受けるとする
文化→遺伝への影響:文化の状態が遺伝特性 選択に影響を及ぼしていると考える
そしてこの両方の相互作用の結果として人類を捉える

遺伝的な階層とミーム(仮想文化的情報の単位)の間で織り成される 共進化を仮定する

遺伝子は社会学習に関する精神的神経的構造を通して文化進化に影響を与える

文化は人類集団の遺伝子頻度に大きな影響を与える事


ミーム/meme 00

文化を形成するDNAのような情報
人類の文化が形成されるプロセスを説明するため遺伝子との類推から生まれた概念

遺伝子が生物を形成する情報であるように ミームは文化を形成する情報であり 進化する

遺伝子の進化とミームの進化は無関係ではなく 相互に影響しあいながら進化する

ミームは遺伝子同様に 複製 伝達 変異という三つの条件を満す


人類に言語が生まれるより以前
 脳は遺伝子進化の力により DNAを複製させるという目的で進化してきた 

脳の進化は 生存と DNAに共通部分の多い他者と交わり繁殖する方向へと進んでいった 

このため脳は
 基本的な四つの本能衝動(闘争.危険回避.食物獲得.結婚/繁殖)によって働くように進化した


人類が意識を持つ以前に 人類は言語を使えるようになった
言葉を使うことで 生存の可能性は高まり 特定の情報を効率よく伝播する情報交換は進化した

 意識を持つ以前の人類は 基本的ミームにより交感していたと想像する

そして 遺伝子進化により 人間は意識を持つようになり 意識も DNAを複製させるために機能した

この意識という精神機能の上に 人類は思考が可能になった

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と たのしい演劇の日々

2019年04月16日

俳優の錬金術 利己的遺伝子論/The Selfish Gene 00

俳優の錬金術 利己的遺伝子論/The Selfish Gene 00

進化学における比喩表現および理論(Wikiより)

自然選択や生物進化を遺伝子中心の視点で理解する

リチャード・ドーキンスClinton Dawkins,(1941-)動物行動学者
『The Selfish Gene利己的な遺伝子(197)6』)で一般向けに解説したことが広く受け入れた

遺伝子一つ一つは長い時間存在する
進化の営みの中で 数を増やしたり 減らしたりする実質的な単位は遺伝子

そのことを 生物の起源をさかのぼることで理解する
生命の誕生以前の地球には水 二酸化炭素 メタン アンモニアなどの単純な化合物があっただろう
これらの物質を フラスコに入れ
紫外線や電気花火などのエネルギー源を2週間ほど与え続けることでアミノ酸を作る

さらに 実験室での原始の地球を模した実験で プリンやピリミジンといった有機物を作る

これらはDNAの構成物質だ

原始の地球において長い時間をかけ発生した アミノ酸 タンパク質は
海や水溜りの中で凝集し より大きな分子となった

ある時点で自分の複製を作れる特異的な分子が発生した
それが自己複製子/DNAである


このDNAが漂っている周りにはDNAの構成分子も漂う

構成分子は自分と同じものと親和性があり 元のDNAに同じ順序で結合し 複製される 

その後 DNAのある水溜りは生産性 寿命 複製の正確性が優れているDNAによって占められていく

あるDNAは自分の回りをタンパク質で囲むようになり
 このDNAはそのおかげで他のDNAよりも安定し 水溜りの中でより大きな割合を占める

現在の生物の個体とは
 このDNAの周りを囲むタンパク質が長い時間の進化を経て複雑に 高度になったものだ

したがって 進化の単位は個体ではなく 個体の中にある遺伝子に働くものと考えらる


生存機械論
遺伝子は自らのコピーを残し その過程で生物体ができあがる

我々人間を含めた生物個体は
遺伝子が自らのコピーを残すために一時的に作り出した「乗り物」に過ぎない

コピーを残す効率に優れた「乗り物」を作り出せる遺伝子が 結果として今日まで存続してきた

進化で中心的な役割を果たすのは種や個体の存続ではなく 遺伝子そのものの残りやすさだ
 
個体の系統や種の存続はその結果にすぎない 

生存・自己複製の究極的な単位は個体ではなく個別の遺伝子である
 個体内でも遺伝子同士の相克があり得る


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と たのしい演劇の日々

2019年04月15日

演技 英語の台詞 04

演技 英語の台詞04

役を生きている時は
フロウ/流動 であり
ヴェーダ科学で云う 宇宙意識状態/自分を観察する自分 を知っている


役は 物語の世界/パラレルワールド の現実で生きている 
台詞は 所作と同様に 重ねた稽古の末 既に準自然発生/自発運動の域に在る筈

が 英語の台詞は 早々身体(脳でなく)に入っていかない  

俳優は表演フロウ(過去記事06/04/2019 06/02/2018) 精神状態にあって 
宇宙意識/観察する俳優(過去記事03/03/2019) と共存している 

観察する俳優は まるで 脳内スクリーン/カルテジアン劇場(過去記事08/03/2019
を観てでもいるように

そして 演じている俳優に 次の台詞を引き出す手伝いをする

ところが その補佐に対し 身体(台詞誘発)反応が鈍い場合

時にそれは パラレルワールドと現実の狭間に 俳優を引き戻す

この手助けを 引き戻し と感じてしまう時点で

表演フロウは留まり 俳優の純意識(ヴェーダ科学)は現実世界の比重が大きくなっている 

望ましくない表演状態だ

パラレルワールドに存続しながら 観察する俳優の補佐を 活用できないだろうか?

パラレルワールドと現実との狭間を行き来する
  魔訶不思議な瞬間を 表演に加えられないだろうか?
 つまり 二つの違った次元世界を跨ぐ/時空間に在る
 その体験を 演技にくわえられないだろうか?

と 思い巡らす昨今


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と たのしい演劇の日々

2019年04月14日

観劇『ミュージカル  ヴァイオレット』チャリングクロス劇場

観劇『ミュージカル  ヴァイオレット』チャリングクロス劇場






チャリングクロス劇場と梅田芸術劇場との コラボレーション

オフブロードウェイ(1997)初演
原作:ドリス.ペッツ『醜い巡礼者』
 音楽:ジニーン.テソーリ
 脚本.歌詞:ブライアン.クロウリー 
7つのミュージカル賞ノミネート
演劇批評家協会 ルシル.ローテル 最優秀ミュージカル賞受賞  


(以下 チケットぴあ より)

ロンドンにて初演の後 2020年春 日本版公演へ

本企画は チャリングクロス劇場の芸術監督トム・サザーランド総指揮のもと
 日英共同で公演を企画・制作
 演出家と演出コンセプトはそのまま「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を
各国の劇場で上演する 日本演劇史上 稀有といえるプロジェクト

演出:藤田俊太郎1960- 東京藝術大学卒 蜷川幸雄の演出助手を10年務める 
  受賞歴 読売演劇大賞 杉村春子賞2015 読売演劇大賞2017 菊田一夫演劇賞2017 優秀演出家賞

 約6週間の稽古を重ね、チャリングクロス劇場で約3ヶ月の完全プロデュース興行



内容:
子供の頃 巻き割りをする父の斧の刃が飛び 顔面を直撃 損傷
 その為 世間と隔絶した生活を送った娘が 父の死後
 テレビで偶然見た あらゆる傷を癒すという宗教団体教祖を訪ね 1500キロバスの旅に出る


英劇評は芳しくなく 小さな劇場が ガラガラで残念であった

歌唱力を優先させたのだろう 演技は 役を表現していない
 それは脚本にもよるところが多く
劇評も 巡礼の道中に出会う人々の個性が描ききれておらず
 主人公バイオレットとの絡み それによる 彼女の成長へと 繋がっていかない とある

最も強烈に観客を捉えたのは 宗教団体によるパフォーマンスのシーン
 或る劇評にもあった トランプを救世主と崇める熱狂的アメリカ白人と重なる


ベトナム戦争を背景としたアメリカの戯曲を
 英日のコラボで現代に問いかける と演出ノートにあり

 バイオレットは教祖との出会いで ヒステリー状態/神秘体験し(好演だった)
癒され新たな一歩を踏み出す 神/救世主/神秘/カリスマに惑う 人間精神の儚さ
 人間の理性は進化し得るか と問うているのだろうか?  
 




と たのしい演劇の日々

2019年04月12日

演劇が目指すもの  09  一期一会/いちごいちえ

演劇が目指すもの 09 一期一会/いちごいちえ



「一期一会/いちごいちえ」 ウィキペディア/Wikipedia より

茶道に由来する 日本の諺 四文字熟語

茶会に臨む際 その機会は二度と繰り返されることのない
 一生に一度の出会いであるということを心得て 亭主・客とも互いに誠意を尽くせよ
 との心構え

茶会に限らず
 出会いのひと時は 二度と巡っては来ない 一度きりのもの
だから 一瞬を大切に思い 今出来る最高のもてなしを 心得る  更に

二度と会えないかもしれないという覚悟で 人と接せよ 戒めの言葉

一生に一度だけの機会 を指す


「一期」は 仏教語 人が生まれてから死ぬまでの間 一生を指す

元は千利休の言葉とされる

利休の茶の様式「わび茶」は

 茶事の進行に火の強さと湯の煮え具合が相応し 自然な茶事の流れにより 
亭主と客の息遣いの調和が生まれることが重要 と云う




戯曲/物語 俳優 観客 との三位一体
俳優が  戯曲の描く世界を 生きる時 ヴェーダ科学で云う 宇宙意識に至るなら
観客は 俳優を通して 純宇宙意識/エクスタシー を感得する
観客は 得も言われぬその体験によってのみ
 日常の言葉では表現され得ない戯曲に込められたメッセージ/宇宙の意志 を感受する



と たのしい演劇の日々 

 

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2019年04月11日

観劇『マチルダ/Matilda』RSC ケンブリッジ劇場Cambridge Theatre

観劇『マチルダ/Matilda』RSC ケンブリッジ劇場Cambridge Theatre



原作:ロアルド.ダール Roald Dahl(1916– 1990) 『マチルダは小さな大天才(1988)』

作詞作曲:ティム.ミンチンTimothy Minchin(1975-) オーストラリア
     コメディアン 俳優 演出 作詞作曲家

演出:マシュー・ウォーカス Matthew Warchus(1966-)英演劇人
      オールドビック劇場芸術監督Old vic(2015-)

デニス.ケリーDennis Kelly(1970-)英 劇.TV.映画作家



このミュージカルの見せ場である 2幕後半
「Revolting Children」に この劇のテーマは集約される




この言葉 の二重の意味

「実に不愉快な子供たち」児童たちへの蔑称
 トランチブル校長(英パントマイム:家族向けドタバタ喜劇の流儀 女装の男優演じる)
 自身で経営する学校で児童虐待している(原作者ダール自らの英全寮制私立学校での体験をもとに)
 実はハニー先生の叔母
 ハニーの父親を殺し ハニーを引き取り その遺産を横領
 ハニーを幼少より虐待している 

「反抗する子供たち」大人より虐待を受け続けた マチルダと子供たち
 ハニー先生の父親の魂は  娘ハニーを 極悪非道トランチブルより救出する為
 サイキックのマチルダとコンタクトを取る それは
  マチルダが図書館司書に語る自作の物語に描かれている

 虐待に喘ぐ児童たちは マチルダ/ハニーの父親 のマジカルパワーを後ろ盾に 
スペルテストを使い児童に暴行を加えるトランチプルを逆手に取って撃退 追放

 ハニーは救われ そして 児童たちは虐待から解放される


私/僕たちは 反逆する子供だ!
大人はもう 私/僕たちを 無視できない!
と 謳い踊る

 勝利の雄叫び




ニューヨークタイムズはこう書いている
虐待によりすっかり荒んでいた子供たちは 「革命への教訓:言葉は力なり」 を学んだ

ブルース・ボグトロッター 役の子供(中央マイクを持ち歌う)が 歌踊り+存在感あり 秀逸
 劇場は一気に盛り上がる 

観客の子供たちは大興奮 


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感想(16件)








と たのしい演劇の日々

2019年04月06日

演技04 俳優とキャラクター

演技04 俳優とキャラクター

俳優が彼岸と此岸を跨ぎ役を生きている状態

ミハイ・チクセントミハイMihaly Csikszentmihalyi (1934-ハンガリー心理学者 作業療法を考案)

チクセントミハイの流れ/フロウ(過去記事06/02/2018) を手掛かりに
 俳優の体験を分析


流れ/フロウの精神状態 

俳優は 
今あるその瞬間に集中
事態をコントロールできる媒介者/
 役を演じながら 舞台の流れを観察する俳優 が共存
 ヴェーダ科学:宇宙意識/私を観察する私 
現時間の認識は希薄にならない 幕引けを意識している
俳優の目的に叶った体験をしている満足感あり
タスクに対し即時に反応する
進行中の活動に集中 進行中のタスクに関わらない事柄は意識に上がらない

流れ/フロウ を成立させるための条件
タスクに向かう俳優は
 自己の挑戦とシーン全体の流れ/他の役とのバランスを取れる 
タスクと向き合う過程で即座にフィードバックを得ることが出来
 ゴールへ向かう課程に変更が必要な場合 柔軟に対応出来る
課題に向き合う自由な魂/ヴェーダ科学:純意識 である




それは突然に起こる
 気付いた時には すでに 流れ/宇宙意識にある
俳優は 役/その者 を演じている事を解っている
が 役/その者 存在なのだ
他の俳優を 夫々の役 として認識する
舞台は 何も無い空間なのだが シーンが現実である
的確な感情表現 それは自ら沸き上がる 
  それは 「恐怖と怒り」表現なのだが 自ら身体は震え悶え 泣き叫ぶ

それを 観察する俳優 自らは その感情に流されない
シーンを 他の俳優を 観察し 幕引けへ向かう事を念頭に置き
柔軟であり しかも的確に反応する




ゾーン体験: そのときアスリートの内的世界で起きていること






と たのしい演劇の日々

2019年04月02日

俳優修行 多言語劇場 by ヘレン.テニソン02 アクターズセンター於いて

俳優修行 多言語劇場 by ヘレン.テニソン02 アクターズセンター於いて

英語を第2言語とする 俳優10人 が集まった
 英語と母言語を使い 即行表演で コミュニケーションを取り合う 



4. ペアで即行演技
  状況設定は 見守る俳優たちが ペアから受け取れる印象をもとに その場で与える
 
二人の会話は英語 
合間合間に 演出家ヘレンのサインで 
二人は胸の内を 観客に向かって母言語で 暴露する

観客側は 演じている俳優の胸の内が何なのか 言語は頼りにならないから
 俳優の表情/所作 で読み取る

そして 勿論 英語での会話は表/建前の顔なら 母国語は本音/内 の表現となる

演出家ヘレンの '結末へ' の合図で 俳優は機転を利かせ強引に即行劇を終幕へと持ってゆく 




5. 二つのグループに分け インストラクター役の俳優の母言語での指示に従い 即興表演
言葉での説明は ちっとも伝わらないので
 インストラクター役は 母言語で喋りながら 所作を駆使し
 従う俳優たちを思い通りに表演させる





6. 大小二つのグループに分け 即行劇
   状況設定と幕切れ を事前に話し合いで決める

  互いに母言語だけで コミュニケーションを取りながら 劇を進行させる
俳優の情動表現が 劇進行を推し進める  

     そうなると もう言葉は 有っても無くても 同じだ



追記:ミュージカル系の俳優は 母国語での会話部分を 全て歌って表現していた 

音とことばのふしぎな世界−メイド声から英語の達人まで (岩波科学ライブラリー)






と たのしい演劇の日々

2019年04月01日

俳優修行 多言語劇場 by ヘレン.テニソン 01 於 アクターズセンター

俳優修行 多言語劇場 by ヘレン.テニソン 01 アクターズセンター於いて

英語を第2言語とする 俳優10人 が集まった
 英語と母言語を使い 即行表演で コミュニケーションを取り合う 

2. 'You who read me, are You sure of understanding my language?'

日本語:諸君 私の作品を手にとる君たち
  ところで君たちは 本当に 私の言葉を理解しているか?

母言語を身体で味わう

互いに ぶつからない程度の距離を保ちつつ 四方に広がり 眼を閉じ佇む

  音程を高中低と行きつ戻りつし発声 声/喉/身体を温める
   皆プロの俳優だから自分の流儀でやる
  演出は細かい指示をしない 

母国語で ボルヘスの詩を 何度も言ってみる

単語 句 節 による身体の変化を感じ取り
特に気に入った音 を集中して 発声
その音に 変化をつけ 発声してみる

二つのグループに分け 各自 その気に入りの音を 発声しながら
他の俳優たちの音をも受け取り 共鳴しあって遊ぶ 

この手のインプロは 演技訓練で良く使われるから 皆要領を得ている

グループワークでの
 共鳴を 始める 変化 そして 終結 といった一連の流れと タイミングもスムース

誰かがリーダーシップを取ることなく 皆 全体の雰囲気とうねりに集中しているから
個々の音が粒だつ 始まりから 上手に共鳴させ ダイナミックな盛り上りへと移行
 そして 静かに終結 へと導く



3. ペアを組み 小道具を使って

母国語で その小道具(各自 自作の物語を)について 相方に説明

後 相方は英語で 理解した内容を語る

次 母国語で小道具の説明する一方の 音声と 所作を 相方は同時にコピーしながら進行

後 英語で小道具の説明

母国語と英語 での違いを 相方は見逃さないように コピー


次回へ続く

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