2019年02月17日
演劇が目指すもの 49 演劇と意識 Theatre and Consciousness 18
演劇が目指すもの 49演劇と意識 Theatre and Consciousness 18
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
:綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
『目に見えないもの』が『見える』ために
聖なる劇場 が成り立つための特定条件が 満たされなければならない
とブルックは強調する
この条件とは 精神状態または会得だ
『見えないもの』と『見えるもの』とは 知覚の対象として 或いは
感覚的経験を超えて到達する自然の洞察として
(普通でない感覚的側面はその経験の一部かもしれないが)
無形で 言語表現が難しい
ブルックがかつて試みた詩的な言葉/文学で 理解することはできる
聖なる劇場は ヴェーダ化学が示す 純粋な宇宙意識の経験を指す
それは純粋な知覚を特徴とする「特定の精神状態」であり
通常の覚醒状態では感受できない 創造の領域 において 知覚体験が成される
通常の知性にとって 創造の領域 での経験は 日常的知性理解の範囲をはるかに超える
純意識の一定不変な経験を欠く日常レベルの知性は その知性レベルをベースとし
(心 欲望 感覚)精神的経験は理解するが
純化された宇宙意識/創造領域での 一時的な知覚経験を
経験が消え 意識が通常の覚醒状態に戻った時 困惑に陥る
より高次の意識状態を生きる人間存在 の完全な理解(知的機能として)には
高次意識を経験保持した状態の知性でのみ可能
ブルックが 聖なる劇場 が行われるための ある特定の精神状態 と言うとき
それは高次の意識/創造領域 を指す
純化されら純意識 は 『見えないもの』が『見える』 そして
それを理解するのも 高次レベルの意識による
聖なる劇場は舞台に『見えないもの』を『見せる』 つまり
俳優をより高次の意識状態/創造領域へ誘う それにより
観客は『目に見えないも』を認識し そして『見える』知覚体験をする
総劇場は聖なる劇場よりも更に 意識は進化しており その効果も強烈で
しかしそれ故 成功は稀である
ブルックによると 総劇場とは 聖なる劇場の分裂を統一し そしてそこに
歓喜 カタルシス/エクスタシー 祝祭 探求
俳優と観客が 演劇を共有 統合し 成り立つ
それは まさに ヴェーダ科学で云う 統合の意識/高位レベル
Nāṭya Śāstraナティヤ.サストラ 演劇の求めるものである
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
『演劇と意識:説明と将来の可能性/
Theatre and Consciousness: Explanatory Scope and Future Potential(2005)』
Daniel Meyer-dinkgrafeダニエル・マイヤー・ディンクグラフ
演劇と変性意識状態/altered state of consciousness (ASC)
気になる箇所 意訳の試みです
:綜合 そして聖なる劇場:ピーターブルック
『目に見えないもの』が『見える』ために
聖なる劇場 が成り立つための特定条件が 満たされなければならない
とブルックは強調する
この条件とは 精神状態または会得だ
『見えないもの』と『見えるもの』とは 知覚の対象として 或いは
感覚的経験を超えて到達する自然の洞察として
(普通でない感覚的側面はその経験の一部かもしれないが)
無形で 言語表現が難しい
ブルックがかつて試みた詩的な言葉/文学で 理解することはできる
聖なる劇場は ヴェーダ化学が示す 純粋な宇宙意識の経験を指す
それは純粋な知覚を特徴とする「特定の精神状態」であり
通常の覚醒状態では感受できない 創造の領域 において 知覚体験が成される
通常の知性にとって 創造の領域 での経験は 日常的知性理解の範囲をはるかに超える
純意識の一定不変な経験を欠く日常レベルの知性は その知性レベルをベースとし
(心 欲望 感覚)精神的経験は理解するが
純化された宇宙意識/創造領域での 一時的な知覚経験を
経験が消え 意識が通常の覚醒状態に戻った時 困惑に陥る
より高次の意識状態を生きる人間存在 の完全な理解(知的機能として)には
高次意識を経験保持した状態の知性でのみ可能
ブルックが 聖なる劇場 が行われるための ある特定の精神状態 と言うとき
それは高次の意識/創造領域 を指す
純化されら純意識 は 『見えないもの』が『見える』 そして
それを理解するのも 高次レベルの意識による
聖なる劇場は舞台に『見えないもの』を『見せる』 つまり
俳優をより高次の意識状態/創造領域へ誘う それにより
観客は『目に見えないも』を認識し そして『見える』知覚体験をする
総劇場は聖なる劇場よりも更に 意識は進化しており その効果も強烈で
しかしそれ故 成功は稀である
ブルックによると 総劇場とは 聖なる劇場の分裂を統一し そしてそこに
歓喜 カタルシス/エクスタシー 祝祭 探求
俳優と観客が 演劇を共有 統合し 成り立つ
それは まさに ヴェーダ科学で云う 統合の意識/高位レベル
Nāṭya Śāstraナティヤ.サストラ 演劇の求めるものである
次回へ続く
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