<久留里城>くるりじょう
こちらは本丸跡の模擬天守です。模擬といっても、久留里藩の藩庁となった久留里城に、天守は確かに実在していました。文献などから2層2階と推定されるのみで、詳細は不確かなようです。再建された天守は2層3階ですので、実在のものとはちょっと異なるようです。
<天守台跡>
こちらは天守の遺構です。実際の天守はこの天守台の上に築かれていました。
<天守台跡と模擬天守>
かつての天守台と再建された模擬天守が並んでいる構図となっています。ちょっと不思議な光景ですね。
ところで
天守台や天守の手前にロープが張ってあります。これは令和5年5月11日に発生した大きな地震の影響です(君津市は震度5弱を観測)。私の訪問はその直後であったため、破損個所の修理作業や余震による被害防止を目的に、一部が立入禁止となっていました。見学には何ら問題はありませんでしたが、屋根のブルーシートがちょっと痛々しかったですね。
<久留里城のシンボル>
実在したものと多少異なるものの、久留里にかつて立派な城があったことの象徴です。再建は1979年(昭和54年)とのこと。この時、浜松城の模擬天守をモデルとしたそうです。
<比較用>
左が久留里城、右が浜松城です。そういえば雰囲気が似ていますね。
■訪問:久留里城天守
(久留里城本丸跡)
[千葉県君津市久留里]字内山
■参考及び出典
・現地説明板
・Wikipedia:2023/5/22
お城巡りランキング
タグ:千葉