アフィリエイト広告を利用しています

2022年06月30日

深廣寺の六角名号塔(日光街道)栗橋宿の名刹

今回は旧日光街道栗橋宿を訪ねた時に知った深廣寺の話です。

<深廣寺>じんこうじ
Kurihashi-Jinkoji-Hall.JPG
重厚な佇まいです。栗橋宿の開拓に尽力した並木五良平光盛が開基し、無涯閑栄(むがいかんえい)上人が開山しました。

<無涯山>
Jinkoji-Hengaku.JPG
無涯山単信院深廣寺と号する栗橋を代表する寺院です。

さて
歴史ある寺院をこんな拙ブログで解説することはできませんが、誰が見ても驚くであろう石塔に話を絞ってご紹介させて頂きます。

<六角名号塔>
Cultural-property-Jinkoji.JPG
こちらが久喜市の文化財に指定されている六角名号塔

<南無阿弥陀仏>
Cultural-property-Jinkoji-Rokkaku.JPG
南無阿弥陀仏の文字が刻まれています

深廣寺二代目住職の単信(たんしん)上人により建立されました。生ける者が迷いの世界から解放されることを願い、近隣の村々の豊作と繁栄を祈り、数年掛かりで建立した千人供養塔です。高さが約3.6mあるそうです。

言い伝えによれば、単信上人は幕府の許可を得て、実際に石材の産地として知られる伊豆に渡ったそうです。伊豆から内陸地の栗橋までは相当な距離ですが、巨大な石は舟で運ばれ、海を経由して利根川をさかのぼり、栗橋まで運ばれたそうです。これは1654年から1657年頃の話。むかしの日本人は凄いことをしますね。

ということで
栗橋を代表する深廣寺の石塔のご紹介でした。下記に記します久喜市さんのホームページを記しておきますので、ご興味のある方はそちらを参考にして下さい。

Kurihashi-Jinkoji.JPG

■訪問:深廣寺
(六角名号塔)
[埼玉県久喜市栗橋東]3丁目

■参考及び出典
久喜氏ホームページ
>美術広報連載久喜歴史だより>単信上人の祈りが込められた六角名号塔

https://www.city.kuki.lg.jp/miryoku/rekishi_bunkazai/rekishi_dayori/rekishi33.html
posted by Isuke at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 街道・古道
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11481843
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 真田の城 上州沼田城
  3. 3. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  4. 4. 高遠城のなごり
  5. 5. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  6. 6. 矢之門から帯曲輪へ(白河市)小峰城
  7. 7. 小峯御鐘ノ台大堀切のなごり(小田原城)
  8. 8. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  9. 9. 金沢城のなごり
  10. 10. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  11. 11. 暗渠と城跡34 渋取川と蓮上院土塁(小田原市)
  12. 12. 高天神城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)