川口市立文化財センター分館 郷土資料館で開催されていた「“みち”との出会い〜赤山街道〜」にお邪魔させて頂きました。川口市教育委員会主催のイベントです。
<入口>
新型コロナウィルス対策で手の消毒は勿論、体温検査もしっかり行ってもらいました。
<冊子と地図>
入場料は100円です。たった100円で冊子と地図まで頂きました。ありがたいです。
<イベント会場>
会議室の入口のようですね。なかが充実しています。
<展示室>
係りの人のお話では、文書以外は撮影可ということでしたので、まずは全体を撮影。展示物の全てはご紹介できませんが、関東代官の伊奈忠治が拠点とした赤山陣屋、そしてそこに至る道として整備された赤山道(赤山街道)をテーマとした『教材』が展示されていました。パネルやジオラマで丁寧な説明がなされており、とても勉強になりました。
<ジオラマ>
城でもそうですが、地図で見れば分かるといっても、立体的なジオラマはやはり実感が湧いていいですね。
<鳩ヶ谷宿と本陣>
私は、治水で名を馳せた伊奈忠治と赤山街道を意識して訪問しました。ただ、こういった展示によって日光御成道や宿場にも興味を持ちました。この日の思いが、のちの日光御成道の宿場跡訪問につながっています。
■赤山街道について■
赤山街道とは、徳川幕府から関東の開発を任された伊奈氏が、拠点である陣屋と現場との往来を円滑にするために設けた道のことです。道筋によって大宮道・越谷道・千住道の3つに分類されます。このうち大宮道は、現在の川口市の赤山陣屋からさいたま市西区の永田陣屋までを指します。陣屋跡として赤山陣屋も永田陣屋も訪問したことはありますが、それらをつなぐ『みち』を強く意識するに至りました。
伊奈氏は幕領を管轄する関東郡代を代々継承する一族で、未開発地の多い関東のインフラ整備で徳川幕府を下支え続けました。
<イベントのポスター>
赤山陣屋を中心に三方へ広がる道。とても素晴らしい企画展でした。
川口市教育委員会さん
そしてこのイベントに関わった全ての皆さん
ありがとうございました。
■企画展
“みち”との出会い〜赤山街道〜
2020年10月20日〜12月20日
※終了しています
■訪問:
川口市立文化財センター分館
郷土資料館
[埼玉県川口市鳩ヶ谷本町]
------■参考画像■-------
(当ブログの過去記事より)
<赤山陣屋跡>
[埼玉県川口市赤山]
<永田陣屋跡>
[さいたま市西区土屋]
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タグ:赤山街道