岡崎公園内の本多忠勝像です。通称は平八郎。徳川四天王のひとりです。鹿角兜と甲冑を身にまとい、長い槍を携えています。
本多平八郎忠勝はここ岡崎の生まれ。幼い頃から家康に仕え、幾多の戦場で巧を立て、家康にとってなくてはならない存在となりました。
<蜻蛉切>どんぼぎり
忠勝が所持するこの槍は蜻蛉切と呼ばれています。穂先に止まったトンボが真っ二つになったという逸話がその名の由来。これを振り回す本多忠勝は、初陣から大小57回の戦に出向きながら、生涯無傷であったそうです。家康の戦いは決して楽なものばかりではありません。大敗もありました。それでいながら無傷!このあたりが『戦国最強の武将』と呼ばれる所以かもしれません。
豊臣秀吉は
日本第一、古今独歩の勇士
織田信長は
花も実も兼ね備えた武将
と褒めたたえました
<岡崎城>
ここ岡崎城は家康生誕の地であり、当時の三河の最重要拠点です。この地に銅像が建つのですから、家康からの信頼厚い忠勝が城を任されたこともあったのでしょう?と現地では思いましたが、ちょっと違っていました。
明治維新を迎えた時、岡崎藩は本多家(本多平八郎家)が治めていました。最後の藩主となった本多忠直の死後、家督を継いだ忠敬(ただあつ)により旧岡崎城は岡崎市へ寄付され、市民憩いの場として生まれ変わりました。
<岡崎公園>
本多平八郎忠勝の銅像は、本多家の先祖を称える意味でこの地に設置されたわけですね
敵味方から賞賛された猛将です
■訪問:本多平八郎忠勝公像
岡崎公園(岡崎城跡)
[愛知県岡崎市康生町]
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