<発掘調査の写真>
[出典:岩槻城址公園説明板]
ここは岩槻城跡。発掘調査の結果、曲輪と曲輪の間の堀で、掘底に堀障子が確認されたようです。
<発掘調査の場所>
こちらで見つかったのですね。発掘調査が終わると埋め直してしまうので、残念ながら実物を見ることはできません。
<説明板>
この説明だと、堀障子は畝(うね)ともいうようですね。いずれにせよ、堀の内側の障害物を指して堀障子と呼びます。堀の内側に入った敵の動きを制限する。これが目的ですね。攻め手の動きを鈍くすることは守る側に有利。飛び道具の命中率も高くなります。
説明文に小田原城と並んで山中城も紹介されていますので、画像だけ貼っておきます。
<山中城跡>
[静岡県三島市山中]
山中城跡の障子堀です。区画の仕切りの部分を堀障子といいます。調査後に埋めてしまわず、この状態で維持されている例は稀です。
ということで
堀障子のご紹介でした。実際には堀障子と障子堀は混合されて使われています。用語の説明をしておいてなんですが、あまり厳密に言い分けるより、この堀が果たす役割とか機能を感じとってもらう方が嬉しいです。
障子堀については、別途投稿していますので、良かったら覗いてみて下さい
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<岩槻城址公園>
説明板を引用させて頂きました城址公園です。お世話になりました。
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