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2017年12月17日

街の中で痕跡に気付く

仕事や私生活の圏内でも、アンテナを立てていれば、ちょっとした感動と出会えたりします。気付きに近い小さな感動。こう思えとか、こう思うべきというのはありません。そんなものが決まっているなら、つまらないですね。

<江戸城外堀の痕跡>
sirononagori168sotobori.jpg
一部とはいえ立派な石組。説明書きによれば「江戸城外堀跡 溜池櫓台」。櫓は堀が直角に折れる角に設けられていたようです。ビルとビルの間、目立たない場所に江戸城の痕跡を見つけました。[港区]

<三田用水の痕跡>
Kawanonagori 168shirokane.jpg
水路の断面が分かるように残してもらったのですね。どなたかのブログで見たことがありますが、実物を見るのは初めてです。 [港区]

廃城となった城跡で、ひっそりと残っている土塁に気付く。姿を消した川跡で、取り残された橋の欄干に気付く。情緒的に重なるものがあり、当ブログでも何度かご紹介させてもらいました。

今回ご紹介の二つ。似た感情を持つ一方、ちょっとだけ違うのは「誰かが意図的に残してくれた」痕跡だということ。

伝えようとする思い。私には有り難いですね。消えてなお残るものに愛おしさを感じる。自分だけではないような気がして、何となく、じんわりと嬉しいです。

こんな感覚を持ち合わせていると、普段の生活圏内でも、ちょっとした感動と出会えたりします。いや、既に出会っているものが、違うモノに映ったりします。

流行りとかに右往左往するの、疲れませんかね。まぁたまにはボケっとくだらなく、人の同意も期待せず、何でもなさそうなモノを見つめてみては如何でしょうか。私の場合は城とか水路ですが、なんだっていいです。心の琴線に触れるモノがあったら、その感覚と向き合ってみる。大切なのは、あまり理屈で考えないことですかね。せっかく出会ったものを、だいなしにしないように。


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posted by Isuke at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 川跡・暗渠
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